ALARMS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ALARMS | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | Instrument | |
2 | ロンリーボーイ | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
3 | パイロットガール | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
4 | 処女と黄金の旅 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
5 | Jonathan | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | 7thシングルC/W |
6 | 潮の扉 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
7 | サークルゲーム | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | 7thシングル 最高18位 売上2.6万枚 |
8 | フラニーの沼で | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
9 | 愛を | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
10 | 死んだように | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
11 | Oh,Oh! | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
12 | コバルトブルー | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC | |
13 | Birthday | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei,POP ETC | Galileo Galilei,POP ETC |
リリースデータ
2013年10月9日 | 初登場15位 | 売上0.6万枚 | Produced by POP ETC Galileo Galilei | SME Records |
メンバー
Vocal,Guitar,Synthesizer&Programming | 尾崎雄貴 |
Bass,Guitar,Synthesizer&Programming | 佐孝仁司 |
Drums,Guitar,Percussion,Rhythm Machine,Synthesizer&Programming | 尾崎和樹 |
Galileo Galilei3rdアルバム。『Baby,It's Cold Outside』から1年ぶり、フルアルバムとしては『PORTAL』以来2年9ヶ月ぶり。『PORTAL』以降しばらくシングルリリースが無く、8月にリリースされた「サークルゲーム」はシングルとしては1年8ヶ月ぶりだった。「サークルゲーム」とC/W2曲のうち「Jonathan」を収録。初回盤は「サークルゲーム」MV収録DVD付、スリーブケース仕様。今作ではアメリカの3人組グループPOP ETCが共同作編曲プロデュースとなっている。表記上はグループ名義になっていてPOP ETCメンバーの個人名は掲載されていないが、実際にはPOP ETCの3人のメンバーのうち中心人物であるクリストファー・チュウを招いたと各媒体で紹介されていて対談インタビューでもクリストファー・チュウのみの参加になっている(インタビュー内容からもPOP ETCとして3人でプロデュースしている様子は伺えず、クリストファー・チュウが1人でプロデュースしている様子)。シングルはアニメタイアップもあって初登場18位ながらも初動は1万枚を越え、さらに少々のロングヒットを見せて2.6万枚まで売上を伸ばしたが、今作は累計でも1万を大きく割り込み、ミニアルバム『Baby,It's Cold Outside』をわずかに上回る程度に留まった。
今作ではバンドサウンドがだいぶ戻ってきて、前2作で展開していたシンセサウンドとの融合が試みられている。レコーディングもトップクレジットは引き続き地元のわんわんスタジオだが東京のスタジオでもレコーディングが行われているようだ。また作り方自体もとにかくシンセ機材をメンバーが好き勝手いじって楽しんでいたような前2作から基本はバンドセッションでアレンジを組み立ててから適宜シンセ要素を足していったような感じ。ある程度はテンポのいい曲が増えてふわふわしたようなつかみどころの無さは軽減されたとはいえ、演奏もメロディーもかなり淡々としていてクール。ぐっと盛り上がる感じは一切無く、静かに身を委ねて聞いて徐々に良さが見えてくるといった感じの作風。統一感のあるまとまったアルバムではあるし、13曲45分とコンパクトにまとまっているので聞きやすさはある(『PORTAL』は14曲で63分あった)。
ただここまで来るともうなかなか1曲1曲で残ってくるところが無く、インディーロックだとかシューゲイザーだとかそういう単語にピンと来るような詳しい音楽ファンじゃないと厳しいというか単純にJ-POP売れ線要素は皆無。相変わらずシングル「サークルゲーム」のタイアップがソニー的で劇場版アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』主題歌が回ってきている(「青い栞」に続いての起用)だけにここだけはある程度J-POPのシングルヒットチューン的な方向に寄せていて実際アルバムの4倍以上のヒットを記録したが、なんかもうメンバーが目指したい方向性とソニーが取ってくる相変わらずのソニー的なタイアップ戦略が合ってなくて綻びが生じている感はある。
印象度★★★☆☆
2020.10.19更新