BLUE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考、原曲 |
1 | 管制塔(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | インディーズミニアルバム『雨のちガリレオ』収録曲 |
2 | 僕から君へ(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 2/5先行配信 3rdシングル |
3 | ハマナスの花(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 1stミニアルバム『ハマナスの花』収録曲 |
4 | Electroland(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 7thシングル『サークルゲーム』C/W |
5 | 四ツ葉探しの旅人(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 2ndシングル |
6 | くそったれども(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 5thシングル『さよならフロンティア』C/W |
7 | 恋の寿命(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 2/19先行配信 8thシングル |
8 | Imaginary Friends(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 2ndアルバム『PORTAL』収録曲 |
9 | クライマー(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 10thシングル |
10 | Good Shoes(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 2ndアルバム『PORTAL』収録曲 |
11 | ハローグッバイ(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | インディーズミニアルバム『雨のちガリレオ』収録曲 |
12 | 稚内(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 1stアルバム『パレード』収録曲 |
13 | Birthday(BLUE ver.) | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 3rdアルバム『ALARMS』収録曲 |
14 | あおにもどる | 尾崎雄貴 | 尾崎雄貴 | Galileo Galilei | 新曲 |
リリースデータ
2025年3月5日(一般発売配信限定) 2025年3月15日(ライブ会場限定CD) |
初登場20位 | 売上0.02万DL | Produced by Galileo Galilei | Ouchi Daisuki Club Records |
メンバー
Vocal,Guitar | 尾崎雄貴 |
Guitar,Keyboards | 岩井郁人 |
Drums | 尾崎和樹 |
Bass | 岡崎真輝 |
Galileo Galilei再録音アルバム。一般発売は配信限定。『MANSTER』『MANTRAL』から半年ぶり。解散前の楽曲の再録音(セルフカバー)13曲と新曲「あおにもどる」を収録。2月5日に「僕から君へ」、19日に「恋の寿命」が先行配信されていた。YouTubeのクレジットによれば録音ミックスマスタリングエンジニアとして岩井郁人と尾崎和樹が担当している。2025年3月15日東京都ガーデンシアターで開催の“あおにもどる”公演会場限定でCDで発売され、CDには「星を落とす(BLUE ver.)」(2ndアルバム『PORTAL』収録曲)が追加収録されている。
"30代になった今、当時10代だった自分に何と声をかけるだろうか"を合言葉に過去の自分たちをプロデュースするかのように楽曲を再構築"したとされている。実際には解散直前までの全期間から選曲されているため、尾崎雄貴の年齢で言うと10代だったのは「管制塔」「ハマナスの花」「ハローグッバイ」「稚内」「四ツ葉探しの旅人」「僕から君へ」と半数程度、解散時点で24歳であった。弟の和樹は2つ下なので「恋の寿命」「クライマー」「Birthday」以外は10代の頃の曲であった。活動全期メンバーなのは尾崎兄弟のみで岩井はメジャーデビュー直前加入、『PORTAL』で脱退して再結成で復帰しているため、「管制塔」「ハローグッバイ」「Electroland」「恋の寿命」「クライマー」「Birthday」には初参加となる(1stアルバム収録の「管制塔(acoustic)」には参加)。岡崎真輝は再結成以降のメンバーのため全曲初参加となる。
「夏空」「青い栞」といった筆頭代表曲が外されているのは再結成後にTHE FIRST TAKEで取り上げ、「サークルゲーム」も2023年にANOHANA Ver.として配信でリリースしていたためだろうか。懐かしいと思うリスナーを呼び戻すには1番肝心なところを外してしまって、相変わらず天邪鬼だなぁ…という気もしてくるが、この企画自体を配信限定で済ませてしまう辺りからして、あまり大々的に過去の曲でもう1度!みたいに思われたくもないのか、前2作のCDセールスががた落ちしたのが影響したのか…。1度半ば捨てるかのように終わらせたGalileo Galileiの名前を復活させ、BBHFと並行して活動というにはあまりにGalileo Galileiメインに寄っているのは確かだし、ついには当時の楽曲を再録音するとはだいぶ心境が変わったんだなとも思う。明らかに別企画にしか思えないが何故か『MANSTER』『MANTRAL』と兄弟作で別名「黒盤」「白盤」「青盤」だとか、「あおにもどる」は一番最初に書き下ろされてアルバムの本質的なアイディアの原点となって最後にレコーディングされた曲で過去と現在と未来を繋ぐとか、全てに理由や意味づけはあるらしいんだけど…。「あおにもどる」と割と過去の形のままの13曲との間にあまり繋がりを感じない。掴みどころのなさという変わらない部分がよく出た"今"らしい新曲だとは思うし、そういう意味では地続きなのかもしれないが、この場合BBHFもソロも含めて全て地続きで繋がっているという広い意味合いになってくるしなぁ…。
復活しようとなかろうとBBHF以降よりも遥かに知名度を獲得したこの当時の楽曲は立派な財産であり、30代になった今もう1度再録音したいという事ならそれはそれで大歓迎ではある。個人的にはGalileo Galileiを復活させずとも改めてやりたいならBBHFでGalileo Galileiセルフカバーに挑むという形でも問題なかったと思うんだけど、注目度が変わってくるし、それだけGalileo Galileiの名前の大きさを実感したところもあるだろうし、Galileo Galileiの曲ならGalileo Galileiでやる方がそれはいいんだろう。過去の自分たちをプロデュース、という部分にしても思いっきり今の感覚で変えてしまうようなことはせずに原曲イメージを基本的には踏襲。初期のロックバンド路線の曲もシンセふわふわ路線の曲も混在しているが基本的に作り替えずに丁寧にやり直しているような印象。ライブで進化した形に合わせていっているところはあり、「恋の寿命」がキー下げでややテンポも落ちているのはこれがライブバージョンだからであって、今になって急に作り直したわけではないようだ。そんな感じなので残念に思う部分はなく、初期の曲は確かに声も変わって落ち着きは出ているけどそれでも楽曲自体が持つパワーは色褪せていない事を改めて再確認できた1作だった
印象度★★★★☆
2025.4.12更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。