pure soul Anthology

Disc 1
『pure soul』Remix & Remastering 2018
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 YOU MAY DREAM TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
2 ビリビリクラッシュメン TAKURO JIRO GLAY&佐久間正英  
3 May Fair TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
4 SOUL LOVE TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 14thシングル(13th同発) 最高2位 売上137.2万枚
5 出逢ってしまった2人 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
6 pure soul TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
7 誘惑 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 13thシングル(14th同発) 最高1位 売上162.6万枚
8 COME ON!! TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
9 FRIEDCHICKEN&BEER TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
10 3年後 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
11 I'm in Love TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英  
12 HOWEVER TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 12thシングル 最高1位 売上134.2万枚
13 I'm yours TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 12thシングルC/W
14 Little Lovebirds TERU TERU GLAY&佐久間正英 13thシングルC/W
15 アイ HISASHI HISASHI GLAY&佐久間正英 14thシングルC/W

 

Disc 2
『pure soul Anthology』Demo 1998
No タイトル 備考
1 YOU MAY DREAM Demo デモ音源
2 ビリビリクラッシュメン Demo デモ音源
3 May Fair Demo デモ音源
4 SOUL LOVE Demo デモ音源
5 出逢ってしまった2人 Demo デモ音源
6 pure soul Demo デモ音源
7 誘惑 Demo デモ音源
8 COME ON!! Demo デモ音源
9 FRIEDCHICKEN&BEER Demo デモ音源
10 3年後 Demo デモ音源
11 I'm in Love Demo デモ音源
12 HOWEVER Demo デモ音源
13 I'm yours Demo デモ音源
14 Little Lovebirds Demo デモ音源
15 アイ Demo デモ音源
16 PEACE OF MIND 未発売曲 ライブ音源

DISC 3 Blu-ray
“Live & Document of pure soul Days”

リリースデータ

2018年7月31日 初登場12位 売上0.8万枚 Produced by GLAY、佐久間正英(DISC-1) LSG(ポニーキャニオン)

メンバー

Guitar TAKURO
Guitar HISASHI
Bass JIRO
Vocal TERU

GLAY4thアルバムのアンソロジー。Anthologyシリーズの一般発売では5作目(『GLAY Anthorogy』が2011年にFC&公式通販限定で発売されているので通算では6作目)。前作は20周年を過ぎてからの発売だったが今回は再び発売20周年に合わせてのリリースとなった。売上は前作とほぼ同じだったが今回はトップ10落ちとなった。

DISC-1は本編11曲+12thシングル「HOWEVER」とそのC/W「I'm yours」、「誘惑」「SOUL LOVE」のC/W「Little Lovebirds」「アイ」4曲を追加収録してリミックス&リマスターを施した内容。4作連続で当時録音とミックスを担当していたMichael Zimmerlingが自らリミックスし、当時はTim Youngが担当していたマスタリング(リマスター)も自ら担当している。「口唇」と「HOWEVER」はベスト盤『REVIEW』に収録されてオリジナルアルバム未収録となっているが、前作に「口唇」を収録し、今作には「HOWEVER」(とそのC/W)を収録したため、ここまでのシングル曲でもバージョン違いを除けば抜けは発生しないようになっている。

DISC-2は全曲のデモ音源+当時ライブのみで披露していたもののCD化されなかった未発売曲「PEACE OF MIND」をライブ音源で収録。DISC-2も4作連続で山崎翼がマスタリングを担当している。

DISC-3はライブ「"SUMMER of '98"pure soul in STADIUM 阪急西宮スタジアム 1998.8.30」、再編集ドキュメント「pure soul Spin-off MOVIE〜HEAVEY GAUGE前夜、4人の肖像〜」を収録したBlu-ray。

ブックレットには恒例となる当時の写真や雑誌のインタビュー、新聞記事等が掲載されている。

Disc 1
4作連続でリミックス&リマスターの傾向は同じ。各楽器の分離を良くしつつ、低音を以前よりもクッキリさせ、ボーカルは演奏に対して1歩前にいたのを引っ込める…大雑把にはそんな感じだが、結果何だか良くなったとも悪くなったとも言い難い独特な感じに聞こえるミックス変更、リマスターでは音圧を上げるのも下げるのにも興味が無いとでも言わんばかりにほぼオリジナルと同じ音量で鳴っているように聞こえる。何だかこのマイケルのリミックスに対して4作連続モヤッとしたところが毎回あるのはやはりボーカルの処理(オリジナルより奥に引っ込んでいるので演奏に埋もれたように感じるところがある)が大きいのかなぁ…。

今作はGLAYの人気が頂点に達した時期のアルバムであり、これぞGLAYな王道的なアルバムだと思う。メロディアスかつ適度にロックなサウンドの楽曲が並んでいて1曲1曲の存在感も非常に強い。個々の楽曲の人気も「pure soul」筆頭に相当高いものと思われるが、それでも今作は無難という印象が根強く、好きなGLAYのアルバムを上げると自分も周囲も前作か前々作か次回作ばかりで今作は全く上がってこなかった。98年当時『pure soul』とはなんだかそんな誰もがGLAY王道だと評価しながらも同時に無難だとか言われがちで、1番好きなアルバムにはならないようなそんなアルバムだった。

改めて聞いてみてやはり好きなのは前作や次回作なんだけど、それでもシングル曲を除いて最も1曲1曲をちゃんと覚えているのってこのアルバムだなと思ったし、長年根付いていた無難という印象よりももう少しいいアルバムだったんじゃないかなとも思えるようになった。

Disc 2
前作同様に抜けなくデモ音源を順番に収録。曲によって完成版との違いには差異があり、また元々のデモの音質や出来にもばらつきがある。歌詞もだいぶ変わっているが例によってデモ歌詞の記載は無いのでやや発音不明瞭なボーカルを聞いて何か言っていることが違うと判断するしかない。「pure soul」はTAKUROが自ら歌っているようでかなり暗〜い仕上がりではあるが(キーも低いので)、これだけ内省的な曲がTERUのボーカルと各メンバーの演奏と佐久間正英を加えたメンバーのアレンジでとてつもなく劇的な大名曲に生まれ変わるのだからバンドマジックって凄いなと思う。

「PEACE OF MIND」に関してはアコースティック演奏でのライブ音源なのでここまで聞いてきたデモ曲よりもむしろもっとデモみたいな簡易な仕上がりで少し拍子抜け。そもそももっと完成度の高い曲だったら普通に当時音源化していたと思うので期待しすぎたのかもしれない。

pure soul Anthology  

印象度★★★★☆

2018.10.20更新

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