SPEED POP
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SPEED POP(introduction) | 佐久間正英 | 佐久間正英 | インスト | |
2 | HAPPY SWING | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | |
3 | 彼女の“Modern…” | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | 3rdシングル 最高45位 売上2.1万枚 |
4 | ずっと2人で… | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | 5thシングル(カット) 最高34位 売上4.0万枚 アウトロがフェードアウトする |
5 | LOVE SLAVE | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | |
6 | REGRET | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | 4thシングルC/W |
7 | INNOCENCE | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | 3rdシングルC/W |
8 | Freeze My Love | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | 4thシングル 最高19位 売上7.2万枚 |
9 | 真夏の扉 | TAKURO | TAKURO | GLAY/土屋昌巳 | 2ndシングル 最高24位 売上4.3万枚 |
10 | Life〜遠い空の下で〜 | TAKURO | TAKURO | GLAY/土屋昌巳 | 2ndシングルC/W |
11 | JUNK ART | TAKURO | TAKURO | GLAY/佐久間正英 | |
12 | RAIN | YOSHIKI | YOSHIKI/TAKURO | YOSHIKI | 1stシングル 最高26位 売上10.1万枚 シングルにあった冒頭の雨の音はカット |
リリースデータ
1995年3月1日 2001年2月7日 2003年3月5日 |
初登場8位 | 売上32.0万枚 | Produced by 佐久間正英、土屋昌巳(9,10)、YOSHIKI(12) | ポリドール(PLATINUM RECORDS) エクスタシーレコード 東芝EMI |
メンバー
Electric and Acoustic Guitar | TAKURO |
Electric and Acoustic Guitar | HISASHI |
Electric Bass | JIRO |
Vocal | TERU |
Drums | NOBUMASA(参加音源なし) |
GLAY1stアルバム。インディーズでの前作『灰とダイヤモンド』と同日の94年5月25日に「RAIN」でメジャーデビュー。ここまでの4シングルをC/W含めて全曲収録(1stはC/Wなし)。「RAIN」は冒頭の雨の音がカットされた。「ずっと2人で…」は5thシングルとしてシングルカットされた。今作ではアウトロがフェードアウトで終わっているが、シングルでは最後まで演奏されており、以降のベスト盤では全てシングルバージョンが採用されている。1stシングルはX JAPANのYOSHIKI、2ndシングルで土屋昌巳がプロデュースを手がけたが3rdシングルでは佐久間正英がプロデューサーとなり、そのまま佐久間正英が継続してプロデューサーとなった。
AKIRA脱退後は新たなドラマーとしてNOBUMASAが加入。普通にジャケ写やブックレットにもNOBUMASAが映っていてドラムのメンバーとしてクレジットされているが、今作のレコーディングには不参加でこのアルバム発売直後に脱退した。このためNOBUMASAがレコーディングに参加した音源は1曲も無い。今作では「真夏の扉」「Life〜遠い空の下で〜」を前ドラマーのAKIRA、それ以外はそうる透と湊雅史がサポートでドラムを担当した。AKIRA、NOBUMASA以前にもドラマーは固定せずにすぐに脱退してしまっており、ドラムのメンバーが固定しない状態が長く続いたためか、そのままドラマー不在でGLAYの正式メンバーは4人で固定となった。01年にエクスタシーレコードで再発、03年には東芝EMIで再発されている。発売20周年を迎えた2015年にはリミックス&リマスターで『SPEED POP Anthology』がリリースされている。
当時はヴィジュアル系ロックバンドに近い風貌をしていてメイクが濃いめでTERUは長髪といういかにもな姿をしていた。ただかなり尖った印象の見た目に反して、内容はかなり優等生的というかブレイク以降に繋がっていくいい歌詞にいいメロディーを前提としたJ-POPなロックバンドの作風となっている。公式FC名にもなった「HAPPY SWING」やヒットはしなかったが盛り上げナンバーの代表作の1つにしてプロデューサー佐久間正英との始まりにもなった「彼女の“Modern…”」、90年代後半以降しばらくカラオケランキングの常連となった「ずっと2人で…」など長く愛される曲が早くも生まれているのも特筆すべき点だと思う。一方C/Wまで収録したためアルバムオリジナル曲が少なく、前述のような後々まで残った曲とそうでもないけっこう普通な曲との落差がやや激しい事もあり、今に通じていくGLAYを感じられる1作ではあるが、さすがにまだまだ伸びしろがあるというか、まとまらずにごちゃごちゃした印象もある。加えて主要な曲がほとんどベスト盤に収録されてしまっているため、後追いで改めて今作を聞く事もあまりない。
印象度★★★☆☆
2018.9.28修正