Ken's BarV
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考、原曲 |
1 | Open | SE | |||
2 | even if -Instrumental- | 平井堅 | 大江千里 | 11thシングルのピアノインスト | |
3 | 家族になろうよ | 福山雅治 | 福山雅治 | 松浦晃久 | 福山雅治 |
4 | 順子 | 長渕剛 | 長渕剛 | 石成正人 | 長渕剛 |
5 | WE'RE ALL ALONE | William R.Royce Scaggs | 鈴木大 | ボズ・スキャッグス | |
6 | いとしのエリー | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | 石成正人 | サザンオールスターズ |
7 | Love Is Blind | Janis Ian | Janis Ian | 亀田誠治 | ジャニス・イアン |
8 | Intermission | 平井堅 | 鈴木大 | 新曲 ピアノインスト | |
9 | Virtual Insanity | Jason Kay,Wallis Buchanan, Simon Katz,Derrick McKenzie, Toby Smith,Stuart Zender |
URU | ジャミロクワイ | |
10 | 切手のないおくりもの | 財津和夫 | 財津和夫 | 大橋トリオ | 財津和夫 |
11 | タイミング | 森浩美, ブラックビスケッツ |
中西圭三, 小西貴雄 |
押尾コータロー | ブラックビスケッツ |
12 | やつらの足音のバラード | 園山俊二 | かまやつひろし | 弦一徹 | アニメ『はじめ人間ギャートルズ』ED曲 |
13 | KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG | Chales Fox&Norman Gimbel | Katreese Barnes | ロバータ・フラック ロバータ・フラック本人とのデュエット | |
14 | マイ・ウェイ | Paul Anka,Claude Francois, Lucien Thibaut,Jacques Revaux 日本語訳詞:片桐和子 |
松浦晃久 | フランク・シナトラ 日本語カバー | |
15 | Close | SE |
Horn Arrangement:MITCH(10)
Additional Arrangement:田中直(11)
リリースデータ
2014年5月28日 | 初登場4位 | 売上5.9万枚 | All Produced by 平井堅 | Ariola Japan |
平井堅3rdコンセプトカバーアルバム。03年の『Ken's Bar』、09年の『Ken's BarU』に続くシリーズ第3弾。ジャケットの雰囲気は大きく変わったが、前2作を踏襲した構成になっていて「Open」「Close」「even if 〜instrumental〜」「Intermission」は前2作とタイトルが同じだが全て新しい音源となっている。「KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG」はロバータ・フラックとのデュエット。今回は故人とのカバー枠及び「Close」の後のアンコール枠が無い。
初回盤Aは2013年5月30日の「Ken's Bar 15th Anniversary Special!!! Vol.1 LIVE VIEWING EDITION at 日本武道館」を収録したライブDVDが付属する。また前2作の初回盤を踏襲した紙ジャケット仕様。
初回盤Bは2014年2月のBlue Note公演からベスト選曲されたライブCD「Ken's Bar BEST SONG COLLECTION〜Live at Blue Note Tokyo〜」が付属する。選曲された11曲はすべてシングル曲となっている。こちらはスリーブケース仕様。
通常盤は本編CD1枚のみ。前オリジナルアルバム『JAPANESE SINGER』に続いて3種2パターン複数商法となったが、売上は前作からほぼ半減した。また2013年はリリースが無かったが、2013年にソニー系列でレーベル間移動があり、平井堅はDefStarからAriolaへ移動となった。シングルでは安室奈美恵とコラボした『グロテスク』、アルバムでは今作がAriolaでの最初の作品となる。
今作では「Try」がテーマとされている。また前2作では坂本九、美空ひばりといった故人のオリジナル音源とデュエットする試みが大きな話題となったが今作では故人デュエットをやっていない。デュエット自体もロバータ・フラックとのデュエットのみとなっているので、前2作よりも外向けの話題には乏しかった。
洋楽は良く分からないというか前2作とそんなに雰囲気が変わった気がしないが、邦楽の選曲はどれも平井堅があまり歌わなそうなものだったり、3作連続となる桑田佳祐楽曲のチョイスでも超有名曲の「いとしのエリー」に挑んだところはトライというテーマがしっくりくるものになっている。また前半はほぼ1楽器、後半はもう少し幅広いアレンジというのはシリーズ通して共通しているが、今作では前半部分の1楽器+ボーカルというところをこれまで以上にこだわっているように感じられた。ピアノ、アコギ、ピアノ、エレキ、ベースと5曲並んでいるが、ベースとボーカルはなかなか挑戦だと思う。これまで以上に歌の力で勝負してきた感のある今作は知っている曲でもかなりイメージを変えてきたなという感じはするけど、マンネリにならないような工夫を凝らした上での第3弾と考えれば楽しめる1作。
印象度★★★☆☆
2017.8.22更新