"ALL SEASONS BEST" Premium LIVE at umeda TRAD 2024.4.27

No タイトル 備考
1   開演直前インタビュー〜準備
2 オープニング メンバー登場
3 Bye Bye Oh! Dear My Lover 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲 2人のみ
4 轍-わだち- 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲、2ndシングル 2人のみ
5 ストリートのテーマ 1stインディーズアルバム『SATURDAY 8:00 PM』収録曲 2人のみ
6 MC MC バンドメンバー登場 以降バンド編成
7 LOVE 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲
8 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲、12thシングル
9 MC MC
10   「Flag」で機材トラブルがあったとして終演後に再披露する事を説明したMCのインサート
11 Flag 5thアルバム『NAMELESS WORLD』収録曲 終演後に再披露した映像のインサート
12 MC MC 
13 Moon Light Party!! インディーズ3rdアルバム『ANSWER』収録曲 今作でリメイク
14 神風 インディーズ3rdアルバム『ANSWER』収録曲
15 MC MC
16 RAISE THE ANCHOR 発売前新曲 今作収録
17 エンディング MC ミノスケ社長70歳祝い

初回盤DVDにはALL SEASONS BEST』(初回盤/通常盤初回プレス)封入の応募抽選当選者500人を招待して2024年4月27日umeda TRADで開催された「"ALL SEASONS BEST" Premium LIVE」の模様を全曲収録。「Flag」は現場では普通に演奏されて普通にライブが進行したようだが、機材トラブルで映像収録が出来ていなかったようで、終演後に機材トラブルが会った旨を説明してもう1度演奏し、今作にはその旨をテロップ説明した後にやり直した部分をインサートして編集している。

バナナホールは2000年にコブクロが初めて単独ライブを開催した場所とされており、冒頭3曲は2人のみの演奏となっている(小渕のアコースティックギター&ハーモニカ&ボーカルと黒田のボーカル)。以降はいつものサポートバンドが登場し、ギター、ベース、ドラム、キーボードを入れたバンド編成で最後まで演奏される。

バナナホールは2007年9月に閉館その跡地に2009年umeda AKASOとして新たにオープンし、2017年にumeda TRADに改称された。umeda TRADは2024年10月の閉館が決定しているため思い出の地で滑り込みでもう1度ライブをしたかったというのもあったようだ。なおバナナホール自体は2017年に別の場所に移転して10年ぶりに復活して今も存続している。MCでは現名称のumeda TRADよりもバナナホール/旧バナナホールと連呼していて24年前に立っていたのと同じステージにもう1度立てたという認識でトークをしているので、バナナホールから2年ほどの空白期間を経てumeda AKASOに変わった際に取り壊された跡地に新たに建て直したのではなく、閉館したバナナホールの建物が壊されずにそのまま残っていて(空き物件「テナント募集」的な…)運営会社変更のリニューアルオープンのような形態だったのだろうか。さすがに移転した方の現バナナホールでライブして2000年にここで初ライブを…と言ったところで"バナナホール"だけどここではない…という思い出も何もない感じになってしまうし、umeda TRADに変わっていてもここが2000年にライブをやったバナナホール/旧バナナホールであるとして感慨深そうなので、建物が全くの別物ということではないんじゃないかなと…。

という事でセットリストもインディーズ時代の曲に集中。最後に新曲としていち早く演奏した「RAISE THE ANCHOR」以外は「Flag」にしても当時の思い出から繋げていっての選曲なので、マジで始まりのライブハウスで最初期(と関連曲)だけを歌う原点回帰的な記念ライブだ。しかし「"ALL SEASONS BEST" Premium LIVE」なのに『ALL SEASONS BEST』ほぼ関係ねぇという珍妙な事態に…。「桜」と「轍」だけかろうじてSpringに選曲されているのでゼロではないがタイトルどうしてこうなった。ベスト発売に付随したワーナー主催購入者抽選の当選者向け無料ライブなので、ライブの中身はベスト無関係で自由にさせてもらえたものの勝手に別タイトルをつけるわけにはいかなかったのだろうか。

曲数の割にMCが長く、111分もの長さだが声の調子も悪くなく、ほぼ原点の曲たちを今狭いライブハウスで演奏する姿は貴重だと思う。しかし場所がどこだろうと2人の役割分担のアンバランスさはいつ見ても特異だなと思う。

小渕→ボーカル&アコースティックギター&ハーモニカ+真面目トーク、おふざけトーク、黒田のおふざけトークへのノリ&ツッコミ、観客煽り、コール&レスポンス
黒田→ボーカル、おふざけトーク

本当にお互いがお互いじゃないと成立しない奇跡の2人組だし、普通だったら許容できるようなバランス感覚じゃない。黒田さんマジで中身のないおふざけトークだけ盛り上げて歌っているだけで、曲についてや感謝を伝えるような真面目なトークには一切参加しないし、煽りもしない、おふざけトークでも2000年当時の超遅刻エピソードも反省の色を見せずに自らお笑い話にしてしまうなど普通の相方だったらもう少し真面目にやれとブチ切れてとっくに解散しかねないレベル。しかし基本1人で何でもやってしまえる小渕は全く負担に感じず気にせず、黒田自身もどこか憎めない人柄なので多少のだらしない部分があっても周囲にも許されてしまう。奇跡の2人だ。ただ小渕やる事多すぎ問題は確かにあって、歌って演奏して喋って煽って走り回って休む暇がない(歌ってない時でも演奏はしているし、喋っていない時でも黒田にノリツッコミするので聞くモードになっていて集中を切らす事が一切できない(対して黒田は演奏が無いので歌ってない時は温存できる、小渕真面目トーク時はちゃんと聞いてはいるんだろうけど話に参加はしないので最悪気を抜いてあまりちゃんと聞いてなくても滞りなく進行できてしまう)。これらを常に全力投球、加減知らずでやり続けて、さらに負担かかりそうな限界ギリギリの高音ハモリを入れまくってしまうようなスタイルでは(絢香とコラボの「WINDING ROAD」での高音決死っぷりなんかはそれの究極な姿だと思ふ)そりゃガタくるって…。そういう危うさはずっとあったよな…とも思う。

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