なにが心にあればいい?(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | life | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
2 | 幸せの塗り方 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
3 | ことあるごとに | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
4 | 星天の約束 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
5 | 光のループ | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
6 | 一輪 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
7 | 見ていたいよ | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
8 | ノスタルジア | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
9 | 青葉吹く | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
10 | 雪〜二人の道〜 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
11 | 秤 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 森田晃平 | |
-Bonus Track-(初回盤のみ) | |||||
12 | ことあるごとに(STUDIO LIVE Ver.) | 初回盤DVDと同一音源 | |||
13 | 時の列車(STUDIO LIVE Ver.) | 10thシングル『春隣』C/W 初回盤DVDと同一音源 | |||
14 | 誕生日(STUDIO LIVE Ver.) | 12thシングル両A面曲 初回盤DVDと同一音源 |
No | タイトル | 備考 |
STUDIO LIVE | ||
1 | オープニング | |
2 | ことあるごとに | 今作収録曲 |
3 | 青葉咲く | 今作収録曲 |
4 | ノスタルジア | 今作収録曲 |
5 | 時の列車 | 10thシングル『春隣』C/W |
6 | 誕生日 | 12thシングル両A面曲 |
RECORDING DOCUMENT | ||
7-9 | レコーディングドキュメント&インタビュー映像 |
リリースデータ
2020年11月11日 | 初登場60位 | 売上0.1万枚 | Produced by 熊木杏里、森田晃平 | ヤマハ |
熊木杏里12thアルバム。前作から1年ぶり。前作以降配信シングルのリリースも無く、全曲新曲で構成されている。前作に続いて森田晃平がアレンジと共同プロデュースを担当。初回盤は今作のレコーディングにも参加したバンドメンバー(Bass:森田晃平、Guitar:齋藤純一、Piano:トオイダイスケ、Drums:岩丸正)とのスタジオライブ5曲とレコーディングドキュメント映像を収録したDVD付、またCDにもDVDのスタジオライブ5曲の中から3曲の音源をボーナストラックとして追加収録している。通常盤は本編のみ11曲。
前作が音数絞りまくりで起伏が全く無い内容だっただけにかなりしんどく、今回もアレンジャー続投なので通常盤だけで済まそうかと思っていたが今回は長尺ライブ収録ではなくスタジオライブ5曲とドキュメントという見やすそうな内容だったのと、CDの方も初回盤だけボーナスでそこから3曲CD化という形なので初回盤を選択。
今作では自粛期間を経ての制作となり、その中で書き下ろされたために必然的に前向きなメッセージが程よく出ているのと、久々にバンドメンバーと音楽を奏でられる喜びもあったのかアレンジャー続投なのに前作とは対照的なある程度バンドを生かしたバリエーションのある作風になった。ブックレットの写真もソロカットだけでなくバンドメンバーとのレコーディング風景(ただし2色印刷)になっている(単にジャケット用の写真を撮影する余裕が無かっただけかもしれんが…)。前作同様の物静かな曲もあるが、ドラムまで起用したバンドサウンドが前作より多くなり、中には「ことあるごとに」のようなややロック調の曲もあり、曲調に幅があるので格段に印象が良くなった。さすがにもう歌詞とメロディーだけのシンプル編成ではいつも通りとか安定感とか実にらしい曲という以上には行かずに一定の良作程度、過去の名曲を凌駕するような事はほぼ無いのが正直なところであり、そうなってくるとアレンジでの全体の緩急のつけ方が個人的には重要になっていると思っているので今作はその点で再度持ち直した。振り返ると地味で動きの少ないアルバムで印象が下がり、比較的幅があるアルバムで持ち直すというほぼ繰り返しの感想を書いているな…。「ことあるごとに」のようなどっしりしたバンドサウンドがメインになるとそれはそれで違うのかもしれないけど、地味で静かな曲続きの中でふいにこういう曲が出てくるから際立つ部分もある。
スタジオライブ映像はレコーディングと同じバンドメンバーだが、曲調に合わせてギターがエレキだったりアコースティックだったり、表記はBassとなっているものの森田晃平はコントラバスも得意としているのでベースとしての演奏だけでなく弓で弾く場面があったり、「ノスタルジア」「誕生日」は熊木杏里本人のピアノ演奏になったりと多彩。「ことあるごとに」でロックなスタイルを見せてからの変幻自在っぷりがなかなか起伏があって良かった。レコーディングドキュメントでもようやくスタジオに集まれるといった喜びが出ていて、自粛を余儀なくされた期間は今作の幅広さにかなり影響していそうだなと改めて思った。
あと「life」って『and...Life』収録曲の「Life」と頭文字の大小だけで区別する同じ名前の曲になっちゃったけどいいんだろうか…(曲自体は全く別の曲)。
印象度★★★★☆
2020.12.19更新