贈り物(初回盤A)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 贈り物 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | 18thデモ配信曲 |
2 | 掌 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
3 | それでも | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | |
4 | 誕生日-unplugged ver.- | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 12thシングル両A面曲 2度目のセルフカバー ピアノ弾き語り |
5 | 一千一秒-2013 ver.- | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | 6thアルバム『はなよりほかに』収録曲 セルフカバー |
6 | ねがいごと | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | |
7 | 言葉を届けて | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | 15thデモ配信曲 |
No | タイトル | 備考 |
1 | タイトルバック | |
2 | 心のまま | 7thアルバム『光の通り道』収録曲 |
3 | 春隣 | 10thシングル |
4 | 流星 | 6thシングル |
5 | シグナル | 7thアルバム『光の通り道』収録曲 |
6 | 誕生日 | 12thシングル両A面曲 |
7 | 新しい私になって | 7thシングル |
8 | 羽 | 7thアルバム『光の通り道』収録曲 |
9 | モウイチド | 11thシングル |
10 | Flag | 1stミニアルバム『and...Life』収録曲 |
11 | 恋のあとがき | 2ndミニアルバム『白い足あと』収録曲 |
12 | ひみつ | 4thアルバム『私は私をあとにして』収録曲 |
13 | Love Letter〜桜〜 | 16thシングル(カット) |
14 | 掌 | 3rdミニアルバム『贈り物』収録曲 ライブ当時未発売新曲 |
15 | 春の風 | 8thシングル |
16 | 言葉を届けて | 3rdミニアルバム『贈り物』収録曲 ライブ当時未発売新曲 |
17 | 今日になるから | 15thシングル |
リリースデータ
2014年3月26日 | 初登場100位 | 売上0.2万枚(300位集計) | wandering note(インディーズ) |
熊木杏里3rdミニアルバム。2013年は春に妊娠・入籍を発表しリリースが無かったので12年12月以来の作品。特に発表は無かったがワーナーを離れており、初めてインディーズレーベルからの発売となっている。新作5曲とセルフカバー2曲の7曲入り。「誕生日」は2作連続のセルフカバーとなった。初回盤Aには2013年3月31日Zepp Diver City Tokyoにて行われた「LIVE TOUR 2013 Close to you〜白い足あと〜」最終公演の模様を収録したDVD付。「羽」と「モウイチド」の間に朗読と一緒に披露された提供曲のセルフカバー「扉」「ゆみはりづき」、カバー「翼をください」「贈る言葉」の4曲がカットされている。初回盤Bはベネッセコーポレーション「ウィメンズパーク」コラボ盤とされており、「贈り物」「誕生日-unplugged ver.-」「一千一秒-2013 ver.-」「ねがいごと」の4曲しか収録されていない。通常盤は普通に7曲入り。
仮に妊娠結婚を発表していなくても、今作を聞けば結婚して子供生まれたんだろうなぁ…と思えるような新婚家庭が見える作品。実際には「ねがいごと」がそのまま子供に向けたような歌詞なだけで、それ以外はここ最近の前向きソングが中心なんだけど、「贈り物」でいきなり両親へ向けて生まれた事への感謝を示したり、「誕生日」を2作連続でセルフカバーしたりと、家庭を持ったのがきっかけになってるような曲があるのでそう感じる。特にライブDVDの方のMCで語られているように元々ファンレターをきっかけに励ますような意味合いで作られた「誕生日」の意味合いは今作においてはだいぶ違って聞こえる。全体的にそんな結婚して子供ができて幸せです感が強いので、個人的にはだいぶ遠くなったというか、共感できるところがほぼ無くなってしまったというのが正直なところ。熊木杏里は元よりラブソング中心ではなく、暗い作風に魅かれてファンになった人が多いと思うし、個人的にもそうだった。作編曲が同じでもデビューから一貫して歌詞が全部ラブソングとかだったらここまでは聞いてなかったと思う。結婚して子供出来ればこうなるのは必然とはいえ、家庭路線の穏やかな曲が増えていったりするとどんどん離れていきそうだ。前向きな曲とかで歌っている事が以前と同じような事でもちょっと聞こえ方や意味合いも変わってくるだろうし。声が好きなのでまだ聞き続けるとは思うんだけど。
また結局インディーズ落ちになってしまったが、打ち込みやアコースティックばかりになることはなく、メジャーで活躍するアレンジャーを起用したバンド+ストリングスの生音主体。シンプルすぎず、派手すぎないほぼ期待通りのサウンドにはなっているが、「言葉を届けて」は本来ブラスでやるような跳ねたフレーズをストリングスが奏でているという珍妙な事になっており、この辺りはブラスまで呼ぶ余裕が無かったという予算的な限界なのか…。
初回盤A DVD LIVE TOUR 2013 Close
to you〜白い足あと〜
当日の感想はこちら。カバー4曲が外されているものの、曲前のMCやラストで妊娠入籍を発表したMCも残っている。ただ当日の感想で書いていたロックポーズや武田モノマネなどのテンションの高い部分はカットされている。このライブは、ピアノ、アコースティックギター、バイオリンのアコースティック編成になっておりベースドラムといったリズム隊が入っていない。シンプルに歌を聞かせる内容になっている。それだけでも十分に響く事は響くんだけど、音数の少なさゆえにせっかくいるからって無理にバイオリン鳴らさなくてもいいのになぁ…という部分が出て来たり、逆にやはりここはリズムが入っていてほしい…と思えてしまう部分はどうしてもあった。あとは当日その場にいても思ったけど「羽」の合唱はやっぱ厳しくないっすか?盛り上がりようのない曲調だけに控えめにならざるを得ない地声男性の合唱は暗すぎて客観的に映像で見てもやはり微妙だった。
初回盤Bは曲数が4曲に削られている割に1500円(税抜)と別に安くも無いので最早存在意義すら不明。聞くなら初回Aか通常盤を。
印象度★★★☆☆