Let's GOAL!〜薔薇色の人生〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Track produced by | 備考 |
1 | Let's Go! | 倉木麻衣 | 井出賢一,ホリイモマ, 金田有紀子 |
井出賢一 | |
2 | きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない | 倉木麻衣 | 中村泰輔 | 中村泰輔 | 42ndシングル 最高4位 売上3.7万枚 |
3 | Long distance | 倉木麻衣 | 中村泰輔 | 中村泰輔 | |
4 | Missing You | 倉木麻衣 | h-wonder | h-wonder | |
5 | Wishing on a.. | 倉木麻衣 | Jeff Franzel,Paul Carter, 岡嶋かな多 |
Benbrick | |
6 | I will | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | |
7 | Can't stop my feeling | 倉木麻衣 | Tamra Keenan, Josef Larossi, Andreas Romdhane |
Josef Larossi, Andreas Romdhane |
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8 | Baby talkin' | 倉木麻衣 | Jake Torrey,OMEGA, Fernando Garibay, Benjamin Ingrosso, Ramiro Padilla,Nick Long |
OMEGA, Fernando Garibay |
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9 | Change | 倉木麻衣 | Tamra Keenan, Andrew Burford |
One Above | |
10 | JUMP! JUMP! | 倉木麻衣 | h-wonder | 徳永暁人,h-wonder | |
11 | 薔薇色の人生 | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 42ndシングル両A面曲 |
12 | 幸せの扉 | 倉木麻衣 | 中村泰輔 | 中村泰輔 | |
Bonus Track(通常盤のみ) | |||||
13 | きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない -Cyber Mix- |
42ndシングル リミックス Sound Produced by Perry Geyer(CYBERSOUND) |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Track produced by | 備考 |
1 | 負けないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 麻井寛史 | ZARDのカバー |
リリースデータ
2019年8月14日 | 初登場3位 | 売上2.9万枚 | Produced by 倉木麻衣、長戸大幸 | NORTHERN MUSIC |
倉木麻衣12thアルバム。コンセプトアルバム『君 想ふ〜春夏秋冬〜』から10ヶ月ぶり。オリジナルフルアルバムとしては2年半ぶり。3月に発売されていた両A面シングル2曲を収録。デビュー20周年を掲げての記念作にもなっている。初回盤は1年後の東京オリンピックを見据えた世界5大陸を意識した写真を使用したブックレット違いのBlue、Yellow、Green、Black、Redの5色5パターン発売、加えてZARD「負けないで」カバー1曲を収録したボーナスディスクが付属する。初回盤5種の違いはジャケットやブックレット写真のみでCD内容は5種全て同じ。通常盤は「負けないで」カバー未収録で、本編にボーナストラックとしてCybersoundのPerry Geyerによるリミックス「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない-Cyber Mix-」を追加収録。FC&Musing限定盤はボーナスディスクもトラックもなしの12曲入りでLPサイズジャケット仕様、映像視聴コード、携帯待受DLコード封入。
20周年を掲げての1作なのでもう少し集大成的な内容になるのかと思いきやどうも様子が異なる。作風としてはある程度幅広くやりつつもR&Bの倉木麻衣が聞きたいというファンの要望に応えたようなR&B風味な楽曲が比較的多めにはなっているものの、初期っぽさは皆無。全体にそれなりにバラエティ豊かな割にはかなり散漫で意外と地味な印象で先行シングル2曲こそすんなり聞けたんだけど、どうもアルバム曲がパッとしない。前作に提供していた中村泰輔と今作で唯一長期に関わっている徳永暁人の2名以外の制作陣がここに来て新顔ばかりな上に、あちこちから起用してきたのでどうにもまとまりが無くなってごった煮感が出てしまい、今回の新顔作家の連発というのが新鮮さよりもビミョーさに傾いてしまったように思う。和風モードも終わってしまったようで、「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない」だけだし…。
各種インタビューでは「負けないで」カバーの話題がどうしても目玉になってしまって初回盤にしか入っていないのにその話ばかり…という状態だし(「負けないで」カバーは配信もされておらず、レンタルも通常盤で出ているようなので買わないと入手できないがYou TubeでMVフル公開されていて、初回盤にしか入ってない曲がアルバムリード曲という状態に…)、さらには楽曲の話よりもブックレット違いだけで5種もある事の説明に時間を使ってしまっているのでなんだかどのインタビューもアルバム本編の話がちょっと薄いんじゃないかという印象を抱いたが、実際内容もそんな感じで、20周年をファンと共に薔薇色の1年にしたいというポジティブ要素の溢れる雰囲気からくる前向きな歌詞も若干ネタ切れ気味なポジティブさになってきているし、1番最初の「Let's Go!」と終盤で前向きさを印象付けているものの、序盤〜中盤は地味なR&B路線が続くのでトータルではそんなに明るくもない。ジャケットのコンセプトや「負けないで」カバーの方が目立ってしまっていて肝心のアルバム本編の印象が負けちゃっている感じ。
「きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない-Cyber Mix-」に関しては近年ほとんど出てこないCybersound(何故かブックレット表記は全部大文字)のPerry Geyerがトラックを担当、新たにMichael Africkがコーラスを加えているという実質的にCybersoundアレンジバージョンといった装い。扱いとしてはリミックスという事もあって大枠の印象はあまり原曲と変わらないものの、なんだかんだ初期の大半を手掛けていたCybersoundをここで起用してきたのは20周年のファンサービスっぽさがあって良かった。
印象度★★★☆☆
2019.11.2更新