Liam Gallagher & John Squire
| No | タイトル | Written by | 備考 |
| 1 | Raise Your Hands | John Squire | |
| 2 | Mars To Liverpool | John Squire | 1/26先行配信 |
| 3 | One Day At A Time | John Squire | |
| 4 | I'm a Wheel | John Squire | |
| 5 | Just Another Rainbow | John Squire | 1/5先行配信 |
| 6 | Love You Forever | John Squire | |
| 7 | Make It Up As You Go Along | John Squire | |
| 8 | You're Not The Only One | John Squire | |
| 9 | I'm So Bored | John Squire | |
| 10 | Mother Nature's Song | John Squire |
リリースデータ
| 2024年3月1日 | 初登場18位 | 売上0.6万枚 | Produced by Greg Kurstin | ワーナー |
Liam Gallagher & John Squireコラボレーションアルバム。Liam Gallagherとしては『C'MON YOU KNOW』以来1年9ヵ月ぶりの新作。John SquireはThe Stone Rosesのギタリストとしてデビュー、1996年脱退後に新たにThe Seahorsesを結成した頃に、Oasisの『Knebworth 1996』公演にゲスト参加し、「Champagne Supernova」「I Am The Walrus」を演奏、The Seahorsesの作品にLiamがゲスト参加するなどOasis当時から交流があった。The Seahorsesは1999年に解散、Johnは2002、2004年にソロアルバムを残すも以後音楽活動は途絶え、2011〜2017年にThe Stone Rosesの再結成に参加。以後アート方面の活動がメインで目立った音楽活動は無かったが、2020年に利き手首を骨折して一時親指が麻痺した状態になった際にもう1度ギターを弾きたいと音楽活動へと熱意を取り戻し、2022年にLiamがソロで1996年Oasis以来の『Knebworth 22』を開催した際には1996年当時と同じように「Champagne Supernova」でゲスト参加を果たした。『Knebworth 22』の後にJohnが新曲デモを制作しているのを知ったLiamは聞きたいとオファーし、リモートでのやり取りを経て2023年5月に再会し、その後本格的に今作の制作が始まったとされる。全10曲は世界共通で日本盤でもボーナストラックは無い。日本盤は紙ジャケ仕様のCD1種のみのリリースだが、ジャケットの背景色が異なり濃紺となっている。輸入盤はジャケット背景色が白でCD以外にLPでも発売された。LPはStandardとRed&Blueのスプリット仕様の2種。
Liam Gallagherがボーカル、John Squireがギターと作詞作曲、Joey Waronkerがドラム、Greg Kurstinがベース、パーカッション他シンセやピアノそしてプロデュースを担当しており、基本的に4人編成。リアムとの相性は非常に良く、王道とも言える分厚いギターロックで、連名になっているだけあってとにかくこれでもかというくらいにギターも目立つロックアルバム。The Stone Rosesを聞いていたリスナーにとっても熱いコラボとは思われるが、ジョンは長く一線級で活躍し続けていたわけでもなく、一切の音楽活動を行っていなかった時期も長い。ソングライターとしても長期に渡って活躍してきたわけでもないので、そこまでインパクトのある曲が出てくるわけではない。ソロになってからのリアムは複数のソングライターとの共作や提供を行ってきていただけに作家の1人として起用すれば最も良い形で輝いていたとは思うけど、アルバム1枚全曲となると横一線かなと…。最高にロックなギターと最高にロックなボーカルは存分に堪能できる、それで十分な1作ではある。
印象度★★★☆☆
2024.4.13更新