Secret of my heart
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Secret of my heart | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 3rdシングル 全英語詞リメイク |
2 | Did I Hear You Say That You're In Love | Jeffrey Qwest | 笠原智緒 | 全米デビューシングルC/W |
3 | NEVER GONNA GIVE YOU UP | 倉木麻衣&M.Africk | M.Africk,M.Peesoa& P.Geyer |
4thシングル オリジナルのまま収録 日本語詞含む |
4 | Baby I Like | YOKO Black.Stone | YOKO Black.Stone | 全米デビューシングル |
5 | Stay by my side | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 2ndシングル 全英語詞リメイク |
6 | Can't get enough〜gimme your love〜 | YOKO Black.Stone | YOKO Black.Stone | 1stアルバム『Delicious Way』収録曲 英語詞リメイク 一部日本語詞含む |
7 | Delicious Way | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 1stアルバム『Delicious Way』収録曲 全英語詞リメイク |
8 | Love,Day After Tomorrow | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 1stシングル 全英語詞リメイク |
9 | Stepping ∞ Out | 倉木麻衣 | YOKO Black.Stone | 1stアルバム『Delicious Way』収録曲 英語詞リメイク 一部日本語詞含む |
10 | Baby Tonight〜You&Me〜 | 倉木麻衣&M.Africk | YOKO Black.Stone& 笠原智緒 |
1stアルバム『Delicious Way』収録曲 英語詞リメイク |
11 | Baby I Like〜Extacy Vocal Mix〜 | 全米デビューシングル リミックス | ||
12 | 's All Right〜DJ ME-YA Radical Beart Mix〜 | 全米デビューシングルC/W リミックス |
Tracked by ZOD(1,5,7,8)
Remixed by Justin Strauss(11)、DJ ME-YA(12)
リリースデータ
2002年1月10日 | Produced by KANONJI ROCKAKU | GIZA USA |
倉木麻衣のMai-K名義による全米デビューアルバム。元々99年12月の1stシングル「Love,Day After Tomorrow」でのデビュー前にボストンでレコーディングをしていた際に現地でMai-K名義で10月にシングル「Baby I Like」を発売。これにより帰国子女イメージ、日本でのデビュー前に全米デビューしていたという箔が付く事となったが、今作はその時以来の全米向け作品でMai-K名義が再び使用された。シングル「Baby I Like」とC/W「Did I Hear You Say That You're In Love」がアルバム初収録となり、それ以外の楽曲は1stアルバム『Delicious Way』期の楽曲を全英語詞でリメイクしたものを収録している。英語詞でリメイクされた楽曲は全てトラックも変更されている。一部の楽曲では日本語の歌詞が一部だけ残されている。しかし「NEVER GONNA GIVE YOU UP」のみオリジナルのまま収録されている(日本語詞部分もそのまま)。ラストにはリミックスを2曲収録。「Baby I Like」C/Wだった「's All Right」はオリジナルは収録されずにリミックスのみの収録となった。
GIZA studioが全米向けに設立したGIZA USAからのリリースとなり、1週間後には大野愛果の歌手デビューアルバム『Shadows of Dreams』が日米同時発売されたが、GIZA USAの稼働はこの2作ポッキリで以降の動きが全く無いままに自然消滅した。また大野愛果は日米同時発売という扱いで日本盤がリリースされたが、今作に関しては日本盤は用意されず、日本では輸入盤としてのみ流通していた。
2年越しのMai-K名義での全米進出が何故このタイミングだったかは謎だが、所属アーティストが充実してきて海外とのコネクションも整ってきたのでGIZA USAを立ち上げて全米進出を本格的に狙ってみたものの、全く手ごたえが得られずに即頓挫となった…という事なのだろうか。2作ポッキリで終わってしまい、当時も倉木麻衣が全米進出というのはさほど話題にすらならなかったような記憶があるが…。シングル「Baby I Like」だけでなく、形だけ全米デビューの実績を作りたかったのか、本気で全米で売りに行こうとしていたのかイマイチ良く分からない。
そんな今作だが既に2ndアルバムもリリースされていた時期ながらも、1stアルバム期の楽曲のみで構成。一部だけ日本語詞を残してもいるが基本的に全英語詞で歌い直し、さらにトラックもリメイクされていてそれなりに手が込んでいる。トラックはどれもオリジナルよりも音数も少なくクールに統一。オリジナルのアレンジの方が凝っていて聴き応えがあったと思うし、ちょっと削ぎ落としすぎて味気なく思えてしまうが、これこそが日本向けではない本場のR&Bという事なのか。ただこれが実際当時のアメリカのR&Bとか流行りとかに即した曲調なのかは分からない。1stアルバムの少しアレンジが違う全英語詞バージョン+幻のシングル「Baby I Like」が聞けるアルバムという別バージョンアルバムとしてBGM的に聞けばまあ…といった感じで倉木麻衣を聞く上でマストなアルバムではないかなと思う。「Baby I Like」も今では『ALL MY BEST』で聞けるし。
印象度★★★☆☆
2018.10.1更新