20th Anniversary BEST 花鳥風月(Blu-ray付)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | tired | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | タワレコ仙台店1000枚限定ミニアルバム『TIRED』収録曲 |
2 | wait | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | タワレコ仙台店1000枚限定ミニアルバム『TIRED』収録曲 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
3 | フミダスチカラ | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | タワレコ仙台店1000枚限定ミニアルバム『TIRED』収録曲(ライブ音源) 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
4 | 5.30 | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
5 | i like pop | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
6 | すぐちかく | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
7 | 靴の音 | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 1stアルバム『SPADE』収録曲 |
8 | Lily | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 1stミニアルバム『Lily』収録曲 |
9 | Alright | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 1stミニアルバム『Lily』収録曲 |
10 | Tonight | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 1stミニアルバム『Lily』収録曲 |
11 | 星一粒 | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 1stミニアルバム『Lily』収録曲 |
12 | Get started | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 2ndミニアルバム『Get started』収録曲 |
13 | ガリレオ | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 2ndミニアルバム『Get started』収録曲 |
14 | One moment | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 2ndアルバム『eastview』収録曲 |
15 | Livin' in the sun | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndアルバム『eastview』収録曲 |
16 | All my life | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndアルバム『eastview』収録曲 |
17 | カモメ | Maynard/Blaise/Misao | Maynard/Blaise | 2ndアルバム『eastview』収録曲 |
18 | カンパイ | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndアルバム『eastview』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | fly | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 1stシングル 最高19位 売上4.3万枚 |
2 | Around The World | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndシングル 最高4位 売上16.4万枚 |
3 | turn | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 3rdアルバム『thank you』収録曲 |
4 | フタリ | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 3rdシングル 最高15位 売上1.1万枚 |
5 | Change (Monkey Majik+吉田兄弟) |
Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 6thシングル 最高52位 売上0.6万枚 シングルVer. |
6 | Picture Perfect (Monkey Majik+m-flo) |
Maynard/Blaise/TAX/VERBAL | Maynard/Blaise | 4thシングル 最高23位 売上1.0万枚 |
7 | 空はまるで | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 4thアルバム『空はまるで』収録曲 |
8 | 光朝 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 4thアルバム『空はまるで』収録曲 |
9 | Together | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 8thシングル 最高11位 売上3.5万枚 |
10 | あかり | Maynard/Blaise/TAX | Maynard,Blaise | 8thシングル3曲A面2曲目 |
11 | ただ、ありがとう | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 10thシングル 最高28位 売上1.0万枚 |
12 | アイシテル | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 11thシングル 最高12位 売上1.4万枚 |
13 | 虹色の魚 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 12thシングル 最高22位 売上0.5万枚 |
14 | Open Happiness | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 12thシングル3A面2曲目 シングルVer. |
15 | SAKURA | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 13thシングル 最高19位 売上0.6万枚 |
16 | Forever | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndベスト『MONKEY MAJIK BEST〜10 Years&Forever〜』収録曲 |
17 | 大丈夫 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 2ndベスト『MONKEY MAJIK BEST〜10 Years&Forever〜』収録曲 |
18 | Sunshine | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 14thシングル『ぬらりひょんの孫オープニングテーマEP』1曲目 最高53位 売上0.5万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | 魔法の言葉 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 6thアルバム『westview』収録曲 |
2 | 夢の世界 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 6thアルバム『westview』収録曲 |
3 | Safari | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 6thアルバム『westview』収録曲 |
4 | 木を植えた男 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 配信シングル、7thアルバム『Somewhere Out There』収録曲 |
5 | Headlight | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 15thシングル 最高30位 売上0.5万枚 |
6 | HERO | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 16thシングル 最高54位 売上0.1万枚 |
7 | 足跡 | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 7thアルバム『Somewhere Out There』収録曲 |
8 | A Christmas Song (Monkey Majik+小田和正) |
Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 17thシングル 最高22位 売上0.7万枚 |
9 | If | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 18thシングル 最高64位 売上0.15万枚 |
10 | Story | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 19thシングル 最高59位 売上0.11万枚 |
11 | Alive | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 8thアルバム『DNA』収録曲 |
12 | Free to Fly | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 8thアルバム『DNA』収録曲 |
13 | すなのしろ | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 8thアルバム『DNA』収録曲 |
14 | 夏の情事 (Monkey Majik+吉田兄弟) |
Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 20thシングル 最高64位 売上0.09万枚 |
15 | Beautiful | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 9thアルバム『Colour by Number』収録曲 |
16 | Walk with me | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 9thアルバム『Colour by Number』収録曲 |
17 | そのまま | Blaise/Maynard/TAX | Blaise/Maynard | 5thベスト『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』収録曲 SMAPへ提供 セルフカバー |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | Delicious | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 10thアルバム『southview』収録曲 |
2 | Plastic Girl | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 10thアルバム『southview』収録曲 |
3 | Valentine | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 10thアルバム『southview』収録曲 |
4 | The Mistakes I've Made | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 10thアルバム『southview』収録曲 |
5 | A.I. am Human | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 22ndシングル 最高90位 売上0.08万枚 |
6 | Is this love? | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 23rdシングル 最高96位 売上0.04万枚 |
7 | Tokyo lights | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 11thアルバム『enigma』収録曲 |
8 | ray of light | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 配信シングル(movie ver.)、11thアルバム『enigma』収録曲 |
9 | ウマーベラス(MONKEY MAJIK×サンドウィッチマン) | Maynard/Blaise/TAX/ サンドウィッチマン |
Maynard/Blaise | 配信&ライブ会場限定CDシングル コラボアルバム『COLLABORATED』収録曲 |
10 | クリスマスキャロルの頃には-NORTH FLOW- (MONKEY MAJIK×稲垣潤一× GAGLE) |
秋元康/Maynard/Blaise/ TAX/HUNGER |
三井誠/ Maynard/Blaise/HUNGER |
配信シングル 稲垣潤一の改作カバー コラボアルバム『COLLABORATED』収録曲 |
11 | 留学生(MONKEY MAJIK×岡崎体育) | Maynard/Blaise/TAX/ 岡崎体育 |
Maynard/Blaise/岡崎体育 | コラボアルバム『COLLABORATED』収録曲 |
12 | Bitten By You | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 配信シングル、12thアルバム『northview』収録曲 |
13 | Golden Road | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 12thアルバム『northview』収録曲 |
14 | I Need Your Love | Maynard/Blaise | Maynard/Blaise | 12thアルバム『northview』収録曲 |
15 | Eden | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 配信シングル 初CD化 |
16 | gift | Maynard/Blaise/TAX | Maynard/Blaise | 20/12/23先行配信 新曲 |
17 | Believe(MONKEY MAJIK×瑛人) | Maynard/Blaise/TAX/瑛人 | Maynard/Blaise/瑛人 | 新曲 |
Blu-ray
成人式芋煮会
リリースデータ
2021年1月20日 | 初登場37位 | 売上0.28万枚 | Produced by MONKEY MAJIK | エイベックス(A.S.A.B) |
メンバー
Vocal/Guitar | Maynard |
Vocal/Guitar | Blaise |
Drums | TAX |
Bass | DICK |
MONKEY MAJIK6thベストアルバム。結成20周年を迎える2020年に向けては2019年から「花鳥風月」をテーマに掲げ、5年ごとのタームで区切った「花」「鳥」「風」「月」で「Road to 花鳥風月」として仙台・東京・福岡・大阪で1公演ずつその時期の曲のみのセットリストでのライブを行うと発表。2019年4月29日に仙台で「花」公演、2019年8月12日に東京で「鳥」公演、2019年12月15日に福岡で「風」公演、2020年2月29日に大阪で「月」公演、そして2020年7月11日に6月に開館したばかりの東京ガーデンシアターにて「MONKEY MAJIK 20th Anniversary 〜花鳥風月〜」を開催予定だったが、大阪「月」公演が直前の新コロライブ封じにより自粛を余儀なくされ、状況が変わらないまま7月の20周年公演が中止、年末には延期していた大阪「月」公演も正式に中止となった。今作はその花鳥風月コンセプトをベストアルバムとして展開し、公式サイトにて各時期から3曲ずつ選択するという形で全曲を対象に選択投票式でのファン投票が行われてその結果を反映したものとなっている。また11月18日に配信限定(というよりサブスクでのプレイリスト公開に近い)でメンバーが3曲ずつ自選した『MONKEY MAJIK BEST-Special Selection Edition by Maynard, Blaise, TAX & DICK-』全12曲を配信。ここからは結果的に全曲が今作に収録された。
Blu-ray付、DVD付には野外で飲食しながら語るトーク映像「成人式芋煮会」を収録。Blu-ray付、DVD付は同価格でこれは『COLLABORATED』以来2度目。2016年に続いてまたしても被りまくりな重量級ベストは重たかったのか、前年のオリジナルアルバムより95枚わずかに上回る程度の初動売上に落ち着き、その後も伸びずに速攻チャートダウンとなった。
インディーズ時代の元メンバーMisaoこと漆坂ミサオ、『TIRED』リリース時点でドラムはTAXだったが加入直後で実際の演奏者として表記されていた前ドラマーJan Kuypersは過去の作品では律儀にクレジットされていたこともあるが今作の演奏クレジットは現メンバー4人にサポートピアノのミスターのみとなっている。ただしスペシャルサンクスには漆坂ミサオのみ記載されている(Jan Kuypersは無し)。
DISC-1 花(2000-2005)
2000年はメイナードが当時の仲間と結成した年でメイナード以外は全員異なるメンバー(ブレイズすらまだ加わっていない)で00年、01年は音源も残されていない。初音源は02年タワレコ仙台店1000枚限定ミニアルバム『TIRED』で、次の『SPADE』も03年に仙台タワレコ限定先行発売で、全国発売は04年。つまり全国デビューは04年であり、残り2作のミニアルバムと1枚のフルアルバムは05年の間に一気にリリースしていたので5年といっても作品発表時期はかなり偏っている。
この時期は既に『BEST 2000-2005』でまとめてあり、今回もほぼ同じような選曲。前ベスト『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』は各アルバムから数曲ずつほぼ均等に選曲していたがこの時期だけは『BEST 2000-2005』収録曲から4曲を抜粋する形だったので、今作では4曲が18曲に超拡大しCD丸々1枚フル消費になってしまった。正直インディーズ時代だけでフルCD1枚18曲の選曲は選び過ぎで(ミニアルバム『Lily』なんて外されたの1曲だけ)、1枚目からかなりダレてくる。この時期はメジャー以降と異なり、ピアノや打ち込みメインではなく、ギター主体でガツンとしたロックバンド然としているという特徴はあるんだけど、正直あまり幅はない。ベスト選曲するなら多くてもこの半分程度が限度だったと思う。
DISC-2 鳥(2006-2010)
収録範囲は『MONKEY
MAJIK BEST〜10 Years&Forever〜』+「Sunshine」。選曲もほぼ同じ。ライブ定番だった「Pretty
People」を差し置いて前ベストに唐突に選曲された「光朝」が今作でも2連続選曲されたがそんなに人気だったのかこの曲…。選曲に真新しさはほとんどなく、ベスト初選曲は「turn」「Sunshine」の2曲しかない。ただ「Change」「Open Happiness」はシングルバージョンでのアルバム初収録なのがポイント(「Change」は吉田兄弟の三味線イントロが短い、「Open
Happiness」はサビ終わりにピョンピョン鳴ってる変なシンセ音が入る)。
DISC-1から一転してシングルヒット連発もあって一気に聞きやすくなる。初期は乾いたギター主体のバンドサウンドだが、徐々にピアノやストリングス風の音色、打ち込みの要素も増えていき変化の時期でもあった。売れ線J-POPっぽいのはこの時期が1番だったと思う。シングルの未収録もこの時期が最も多い。まあシングル中心だったのがこの時期だけという事情もあるんだけど、それにしても1番売れていた時代だけに他の時期と同じ条件になるとどうしてもこうなるか。この時期だけ聞きたいなら正直『MONKEY MAJIK BEST〜10 Years&Forever〜』が今でもベストだと思う。
DISC-3 風(2011-2015)
収録範囲は前ベスト『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』DISC2の3曲目以降+DISC3収録だったSMAP提供セルフカバーの「そのまま」。「Angel」「U.F.O」「You Are Not
Alone」が外れて「Safari」「Story」「すなのしろ」「Walk
with me」が追加されたという入れ替えが発生したのみ。
DISC-2の途中からピアノ・キーボードがかなりサウンドの中核を担うようになってきたが、この時期はさらにピアノ、キーボードサウンドを前面に出した曲が増え、打ち込みの比重も増していく。メロウな曲はひたすら美メロで聞かせ、アップテンポな曲は流れるように聞かせ、全体にメロディーの綺麗さに磨きがかかっていた時期だと思う。ヒット曲は出せなくなってきていたが個人的にはこの時期にそれまでは何となく聞いている程度だったのが購入レベルにランクアップして聞くようになった。
DISC-4 月(2016-2020)
収録範囲は前ベスト以降でベスト初選曲。よってようやく過去のベストとの被りが無い『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』からの純粋な続編部分となる。この時期3枚のアルバムのリード曲がそのまま綺麗に並んでいて恐らくこれまでのベスト盤の選曲の傾向から考えてもファン投票せずに選曲しても全く同じになっていたのではないかというようなド王道なベスト選曲。
15周年を経て大きく路線変更した時期で、打ち込みの比重がさらに増えて…というかもう完全にトラックメイカースタイルになっていてどう考えてもバンドではないような曲が目立つ。今までとは異なる妙なノリの良さはあるが、メロディーの綺麗さは減退して洋楽的要素が増した。このため洋楽リスナーからの評価が上がったのかそういったレビューも散見されるようになったが特にヒットには繋がらずむしろより低迷していったような…。唯一プチバズったのは「ウマーベラス」で奇跡のMステ出演もあったがそこからさらにバズることは無く沈静化した。それでもさすがにリード曲だけ並んだ今作はその中でも強いラインナップでよくまとまっているとは思う。
新曲「gift」もその線に乗っかった感じでまあ普通。瑛人とのコラボ「Believe」も「香水」の人とのコラボだなぁというイメージ通りな感じの曲。単なるゲスト&共作だけではなく「香水」のギター弾いてた人も一緒に呼ばれてアコースティックギター演奏を担当している事がクレジットに記載されている。アコースティックギターはブレイズとメイナードだけで十分なわけでわざわざ一緒に呼んだという事はそれだけ瑛人の色を押し出すのに必要な人材だったという事だろうか。年明けになった途端にここまで瑛人が過去の人状態になってしまうとは思わなかったが、コラボもさっぱり話題にならなかったな…。
というわけで、DISC-1,2,3はこれまでのベストとほぼ同じ選曲(『BEST 2000-2005』+『MONKEY MAJIK BEST〜10 Years&Forever〜』、『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』)、初選曲のDISC-4に至ってはファン投票しなくても全く同じ選曲になったのではないかというくらいリード曲並んだだけなので率直にファン投票した意味がない。ここまで何の変化もない選曲になってしまうとはさすがに制作側も計算外だったんじゃないだろうか。今まで入ってなかったけど根強い人気があってファン投票でついに発掘されたみたいな曲がほとんど無いっていうのはちょっと…。
『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』が存在せずあのタイミングではDISC-3の外部参加セレクション部分だけの作品がリリースされていれば今作もまた違ったんだろうけどちょっと今までと被り過ぎ&インディーズ時代を選曲しすぎ。これだけ聞いておけばOK的な一撃完結型超重量級総集編アルバムとしては一応最良の1作を更新したかもしれないけど、『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』がヒット期の曲が全部English Version差し替えになってなければ『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』の方が良かったので、選曲的には『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』DISC-1,2(English Versionは全部オリジナルに戻す)と今作のDISC-4の3枚組こそが20周年のベストだったと思う。
未収録シングル一覧
5th「卒業、そして未来へ。(Monkey Majik+SEAMO)」
7thシングル『MONKEY MAJIK×MONKEY MAGIC』(「MONKEY MAGIC」、「Pretty
People-Japanese ver.-」、「Around The World+Go! 空」、「ガンダーラ
-movie ver.-」)
8th3A面3曲目「Fall Back」
9th3A面1曲目「あいたくて」
9th3A面2曲目「MORNING-EVENING」
9th3A面3曲目「goin' places」
12th3A面3曲目「MONSTER」
14th『ぬらりひょんの孫オープニングテーマEP』2曲目「Fast
Forward」
21st「You Are Not Alone」
コラボ3部作の中では1番キャッチーだったSEAMOとのコラボ「卒業、そして未来へ。」だけスルー。アンコールのライブ盛り上げナンバーとして一時期毎回コール&レスポンス&DICKのカンパイMC込みで長々やってた「Pretty People」は2007年のフジテレビお台場冒険王テーマ曲というタイアップもあったのに前ベストにも何故か入らず、ファン投票の今作でも選ばれずと散々な結果となった。これは本当に謎で、大してライブでもやってない「光朝」が前ベストも今作も2連続で入った事とセットで摩訶不思議な現象だ。同じく数少ないロック系でライブの盛り上げナンバーだった「goin' places」も前作では選曲されたのにファン投票ではスルー。また「フタリ」「Open Happiness」「Sunshine」「Story」など前ベストスルー勢が今作に選曲される中で「あいたくて」は2連続スルーとなり、9thシングルは3曲全てが全滅してしまうなどファン投票のシビアな一面も随所に出ている。
Blu-ray「成人式芋煮会」
音楽が全く関係ない映像は初。普段のメンバーの和気あいあいとした飲み会の様子を見てもらおうという意図で野外キャンプ場で芋煮鍋と言いつつむしろ飲み会メインで談笑するという映像。冒頭はその前の準備段階の様子で森林や川でのカッコいいメンバー各々のイメージ映像も挟んでいるが、いざトークが始まるとしょっぱなからワインを開けて飛ばしまくり、早々に酔っぱらってしまうメンバー達。ほとんど何の話もしてないうちから一瞬で明るかった背景が真っ暗に変わると以前のメイキング映像でも登場している女性マネージャーが登場してお題を出しながらのトークをしたり、ゼネラルマネージャーの長谷川ロッキー浩樹とリモートでトークをする場面に話が動いていく。しかしリモート出演で素面で真面目に20年を語るロッキー氏に対してメンバーはもう酔っぱらって出来上がってしまっているので両者の空気の差が激しい。
そのまま女性マネージャーが何とか進行してトークを進めるも終始グダグダで、最後の最後で熟年の上司マネージャーが話をまとめる際にもう6時間くらい経ったと言っているが収録時間は50数分なので収録した素材のほとんどが使えなかった事になる。使えるところを必死に切り取ってもこの体たらくなのでけっこう頭抱えるレベルの編集作業だったのではないか。映像では序盤で一瞬で暗くなるがロッキー氏が1時間30分くらい待たされたと言っている事からも暗くなるまで2時間弱はあったと思われ、しびれを切らしたマネージャーが進行に入るまでは全く使えないグダグダを90分前後も繰り広げていてそれらは全カットされている事になる…。
最後はさすがに上司マネージャーが締めのトークとして20年で何か印象に残っている事はあるかと問いかけ、メンバーもさすがにこのままだと映像として使えないかもしれないのを察して締めはちゃんとやろうと考えたのか真面目トーンになって締めのトークを繰り広げているが、既にTAXの呂律が怪しくなっていて一見いい事言っている風なんだけど何を話しているのか全く分からないような事をグテグテ喋っている状態。他の3人は飲みまくっていた割にはシャッキリしているので(メイナードは普段よりやや陽気か)何とか締まってはいるけど、さすがにこの特典映像はユルすぎやしないか。結局20周年の歴史を振り返るような事はせずに、お題に沿って思い出しトークはするもあまり話が展開しないでただメンバーが素で楽しそうに酔っぱらっているだけ。メンバースタッフ間の空気の良さは感じられるが、それは以前の合宿レコーディング映像でも十分に伝わった。今作の映像はFC会員向け無料配信コンテンツレベル(もしくはFC盤とか作ってそこにだけ入れるとか)でもキツイ。ベスト盤という間口の広い作品を買ったリスナー相手にあまりに内輪すぎるこれはちょっとマズかったんじゃないかと思う。
元々2020年7月に20周年ライブを行う予定だったのでその映像を入れる予定だったのが穴埋めでこうなったのかもしれないがこれ20周年ベストだよ?全MV集Blu-ray化とか、酒抜きで思い出トークとかさ…。
印象度★★★★☆
2021.3.20更新