ENGLISH BEST

リリースデータ

メンバー

MONKEY MAJIK4thベストアルバム。全曲英語詞による英語版ベストアルバム。これまでの全楽曲の中からFacebookで投票が行われそれを参考に選曲された。元々全英語詞の8曲はそのまま収録されているが、日本語だった11曲は全英語詞に書き換えられて再録音されている。またタイトルが日本語だった曲はローマ字表記に変更されている。新曲は収録されていない。Monkey Majik+小田和正によるシングル「A Christmas Song」が同時発売。Blu-ray付、DVD付には3月26日に行われたMTV Unplugged LIVE at Billboard Live TOKYOでのライブ映像を9曲収録。Blu-ray発売は初となり、今作以降はアルバムの映像付はBlu-ray付、DVD付2種での発売となった。今作ではBlu-rayとDVDの価格差が1100円に及んでいる。ベストアルバムといっても英語バージョンになっただけで話題性に乏しかったため、『RARE TRACKS』に続くトップ10落ちとなり、最低位を更新、売上はほぼ同等だったがオリジナルアルバムの売上は大幅に下回った。

2年前のベストとの重複もあるし、日本語の曲を英語詞で歌い直すだけならまだしも、元から英語詞の曲もそのまま収録するなどこのタイミングでのリリースが謎。「SAKURA」や「ただ、ありがとう」など日本語詞の比重が大きくJ-POP寄りのメロウな楽曲は英語詞でどう変わるか聞いてみたかったが、その手の系統の曲は選曲されていない。19曲に渡って全部英語詞だともう完全に洋楽だが、派手さは無いが気がついたら馴染んでいて口ずさめるような親しみやすいメロディーはより際立っている。アレンジもほとんど変わっていないので演奏を再録音したのかもよく分からないくらいではあるが、思っていたよりも聞きやすいアルバムだ。今作で初めてMONKEY MAJIKを聴く人でもBGM的に何度か流し聞きしていればスーッと入ってくるんじゃないかと思う。例によって日本語訳は無いのでブックレットも全部英語。解説も無い。自力で訳したいとか、単語が聞き取れないので英語詞でも文字で見たいというのでない限りは今作はもう本当に音だけの配信で済ませてもあまり変わらない感じではある。

元の日本語詞と音の響きが似ている英語に置き換えられているのが随所で見られるのは面白いところ。そこまで音の響き重視で英語詞にしていくと意味がちゃんと通っているのかは謎だが…。

MTV UNPLUGGEDはBillboard Live TOKYOでのテーブルとドリンク付のお高い感じのライブとなっていて、アコースティックバンドスタイル(メンバー+ピアノ)+ストリングス体制(「Livin' in the sun」「RAIN」では三味線&コーラスの女性2名がストリングスに代わって登場)。打ち込みやシンセ中心の同期が一掃されているのでだいぶイメージが異なる曲が多く、「Around The World」なんかも特徴的なあのリフが別物のような演奏に変わっていて新鮮。ここでの経験がこの後の『MONKEY MAJIK Live at The Globe Tokyo』で映像化された事もあるようなアコースティック形式でのライブに繋がっていったっぽい(2015年以降クリスマスの時期のアコースティックライブ開催が恒例化し、2015〜2017、2019、2022年に開催)。

Blu-ray付　　DVD付　　CDのみ　

印象度★★★★☆

2023.2.20Blu-ray追記

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