2021年12月の配信シングル

2021年12月の配信シングル

12月の単曲配信曲を一挙放出。

君をさがしてた feat.Michael Kaneko,Hiro-a-key/CHEMISTRY

2021年12月1日
連続配信第4弾。大ヒットのデビュー年を駆け抜けて年明け02年の第1弾シングルとしてリリースされた4thシングル。これは1stアルバム『The Way We Are』収録曲「君をさがしてた~The Wedding Song~」をリメイクして「君をさがしてた~New Jersey United~」としてリリースしていた。年明けで一気に勢いが落ち着き、シングルカットの影響もあったが当時の売上は30万枚。

New Jersey Unitedはシングル化という事もあってド派手なコーラスで盛り上がる構成だったが、今回は極めてシンプルな打ち込み編成に。サビとか派手に盛り上がるイメージだったので今回もそれなりにコーラスしているのにかなり落ち着いた雰囲気になったなと感じる。ただこのくらいの落ち着きがこの曲には合うのかもしれない。
★★★☆☆

恋人がサンタクロース/DEEN

2021年12月1日
22日のアルバム『シュプール』からの先行配信。ジャケットはアルバムからの流用だが、かなり簡易なイラストLyric Videoが公開され、その後アルバム全曲の簡易MV(ロケで歌っているだけのやつ)も公開された。松任谷由実の1980年のアルバム『SURF&SNOW』収録曲のカバー。有名な楽曲だが松任谷由実としてはシングル発売していない。DEENのユーミンカバーは2010年「Hello,my friend」、2016年「真夏の夜の夢」、2021年「埠頭を渡る風」に続く4度目5,6年に1回ユーミンをカバーしていたが今回は同じ年にまたカバーするというスピード展開となった。そんなにユーミン好きだったとは…。しかも通ぶらずにド王道に有名曲ばかりカバーするスタイルが潔い

今回はさすがにこれまでのカバーに比べるとDEEN流にカバーしている感じが無くなってきているが、DEEN感自体が2人になってリセットされているのでまあこんなものか。この曲はまさにバブル80’sなイメージも強いが、80年代のバブリーな空気をそのまま生かしつつシティポップ風味にアレンジされていて好感触ではある。ただやはりこの曲に関してはボーカルは女性ボーカルの方が合うのではないか。
★★★☆☆

FINALE/BENNIE K

2021年12月1日
正式な解散を発表してのラストソングとして発表した最後の新曲。01年デビュー、ボーカルとラッパーの女性2人組で05年にコカ・コーラCMソングとなった「Dreamland」の大ヒットで知られる。以後もトップ10ヒットを連発していたが08年にボーカルYUKIが歌唱活動封印、プロデュース専念を発表した事で活動休止となっていた。BK Projectとして新たなボーカルを迎えてプロデュースワークを続けると発表したのでlovesシリーズのm-floみたいになるのかと思われたが、09~10年にかけてBECCAをボーカルに迎えたBENNIE BECCAとしてシングル1枚、アルバム1枚を出したっきりBK Projectも止まってしまっていた。

今作は数年前にレコード会社から新曲を打診されて作り始めたものの難航していたという楽曲で2人ともこれが最後になるだろうと実感したとしている。2020年までには完成して発表予定だったが新コロ騒動により延期、その間に国境なき医師団への寄付を目的とした「DEAR COVID BUSTERS-for charity-」をBENNIE BECCAの3人でリモート再集結して制作して先に発表していたが、今作にはバンドル配信の形で別テイクの「DEAR COVID BUSTERS -original ver.- with BECCA」として収録。

売れていた頃のイメージに沿ったキャッチーな歌メロ+ラップが絡むというさほど知らなくてもBENNIE Kっぽいなと思えるような1曲。このくらいの感じでのんびり続けられなかったものなのかとも思うが、本人たちが限界を感じて休止し、久々に作ってみてももう完全にBENNIE Kが過去になっていてこれが最後だと思うならまあ仕方ないのか。結局ボーカル&ラッパーのコンビって以後もそんなに出てこなかったし(テルマ手法で一時期コラボでは流行ったけど)、しかも女性のコンビって珍しかったので独自の立ち位置もキープできていたかも。
★★★☆☆

My Gift to You feat. Kan Sano, Hiro-a-key/CHEMISTRY

21年12月8日
連続配信の最後となる第5弾。ここまで1st~4thと来ていたが5th「FLOATIN’」、6th「It Takes Two/SOLID DREAM/MOVE ON」はすっ飛ばして7thシングル。「FLOATIN’」は1位こそ獲得したものの4thからさらに半分になってしまい、6thは4番ヒットを記録したものの豪華3A面効果だった。今作は初登場4位で10万割れとなるなどさらに売上を落とす結果となっていたように見えるものの元々年明けの2ndアルバムに向けての限定生産だったので実はこれでほぼ完売であり、アルバムのリード曲的プロモーション楽曲としてむしろ好評、人気曲となっていたので選出は妥当だと思う。この5曲がCHEMISTRYの筆頭代表5曲で間違いないし、何なら今作は3トップくらいの知名度なんじゃないだろうか。

Skoop On Somebodyの提供曲というか正式な名義がCHEMISTRY meets S.O.S.だったのでクールなトラックながらも比較的バンドっぽい正統派のウィンターバラードだった。今回はよりそぎ落とされてちょっと味気なくなった感じはある。それでも変わらぬ暖かみがこれまでの曲にはないこの曲の特色だと改めて思った。なおSkoop On SomebodyのTAKEが歌っていた部分はHiro-a-keyが歌っているとのこと。
★★★★☆

ツギハギ/愛内里菜

2021年12月14日
Rとして隠れるように音楽活動を再開していたが、デビュー21周年を迎えた3月23日に愛内里菜へ名義を戻すと宣言。同時に元プロデューサー(=KANONJI=長戸大幸)に当時セクハラされていたとして裁判を起こしていた事も報道されており、GIZAに気を遣ってこっそり活動するのではなく堂々とやっていこうという事と思われる。

今回は2曲同時配信でこっちは17LIVEで勝ち取ったイベントでTikTokの音楽を制作されているチームが作ってくださった曲とされ、作詞も含めて完全提供曲。作詞はうじたまい、作編曲はKOTONOHOUSE。今時の電子打ち込みナンバー。いつものイメージとは違ってイレギュラーな1曲という感じ。
★★★☆☆

Holy Cake/愛内里菜

2021年12月14日
愛内里菜に名義を戻しての2枚同時配信のうちこちらはいつもの制作陣(作詞が本人で作編曲が石井健太郎)。アコースティックギターを生かしたハッピーなバースデーソング。王道のイメージとは少し異なるがそれでも「ツギハギ」よりは愛内里菜っぽい感じ。
★★★☆☆

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