夢の島セレナーデ/20th Century

2022年5月23日
配信限定
初登場3位 売上1.5万DL

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V6解散後初の単独新曲。V6内でのトニセンの新曲は発表され続けていたため、昨年9月の『STEP』通常盤のみ収録「グッドラックベイビー」以来の新曲という事になり1年も経過していないが、トニセン単独リリースとしては2008年のシングル「オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ」以来。このため14年ぶり新曲とも報道された。…が、もっと厳密にはトニセン単独名義でも2020年に発売されている舞台『TWENTIETH TRIANGLE TOUR Vol.2 カノトイハナサガモノラ』の通常盤DVD特典CDに新曲が収録されていたのでそれ以来と割と近年だったりはする。

V6含めて初の配信限定シングル。

夢の島セレナーデ

井ノ原と交流があるという曽我部恵一の作詞作曲。井ノ原主演ドラマ『特捜9 season 5』主題歌。V6後半の最低年に1作はシングル発売がある活動の生命線となっていた『9係』→『特捜9』シリーズ、解散後の主題歌はどうなるのか、グループを残すと発表していたトニセンが新曲リリースで音楽活動を継続するとしたらやはり『特捜9』にかかっているのではないかと予想していたが、本当にこうなった。やはり現場でもそういう流れにはなっていたようだ。

作風に関しては歴代の『9係』→『特捜9』主題歌を並べても分かるように「Sexy.Honey.Bunny! 」とか「kEEP oN.」も主題歌だった事があるくらいにフリーダムでそんなに縛りも無かったと思うし、今作もドラマ主題歌としてというより、発売時点で坂本が50代突入で作者の曽我部恵一と同い年、今年の秋には長野も50代なので井ノ原だけまだ40半ばで実は若いんだけど、同世代の提供というところもあって50代に突入していくメンバーの等身大っぽさのある1曲だと思う。歌いだしからかなり声が違ってて驚いたが曲調に合わせたのか。まったりしていて一聴すると地味ではあるんだけどいい歳の取り方をしているというか凄くいい空気感が漂っているように思うんだよな。
★★★★☆

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