アイドルなんかじゃなかったら/AKB48

2023年9月27日
Special Edition
初登場1位 売上50.3万枚

B0CJDXQ98W

5ヵ月ぶりのシングル。

Type-A,B,C,Official Shop盤で3曲目が異なる。A,B,Cの初回盤はシリアルナンバー券封入、通常盤は生写真1種ランダム封入でジャケ写が異なる。

A,B,CのDVDは46系列に続いてMV収録を廃止。4曲のライブ映像となり、1,2,4曲目は3種共通、3曲目のみ3種で異なる。ライブは4月に開催された「AKB48 春コンサート2023~好きだ!と叫ぼう~」からの抜粋だが、3種で異なる3曲目のうちType-Aの3曲目のみ「AKB48チーム8 春の総決算祭り 9年間のキセキ 夜の部」からの抜粋となっている模様。

MVはYouTube公開のみへと移行し、共通2曲+Type-AのC/Wの3曲のMVが公開された。

直帰のセンター経験者である本田仁美も卒業を発表して今作が最後と明言しているが、相次ぐ卒業発表により、卒業渋滞状態となっていて(2023年だけで30人を越えたが、前作発売から今作発売までの間に卒業発表ではなく正式に卒業を迎えたメンバーだけでも20人を越え、今後も発表済みの卒業が控えている)、前作にも今作にも特定のメンバーの卒業ソング系統の楽曲は用意されていない。また発売時点で卒業発表をしたのみで正式な卒業に至っていないメンバーのうち上見天乃、山邊歩夢、湯本亜美、岡田梨奈、吉田華恋は既に全曲不参加となっている。

東京女子流の山邊未夢(2011~現役)の妹、後にデビュー(2015~)して先に辞めてしまうか…。

当初の売上が40万に届くかどうかだったためSKE48についに売上で抜かれたかに思われたが、イベントによる爆上げ上昇を繰り返した結果、最終的には抜き去って48系列No.1の座を死守した。

1.アイドルなんかじゃなかったら

大西桃香、大盛真歩、岡部麟、小栗有以、小田えりな、柏木由紀、倉野尾成美、佐藤綺星、下尾みう、千葉恵里、橋本恵理子、本田仁美、向井地美音、村山彩希、山内瑞葵、山﨑空

センターは小栗有以。「Teacher Teacher」以来の5年ぶりセンター。前作、前々々作でセンターだった本田仁美が最終参加曲と公言しているがよほど急に決めたのか卒業演出は全くされていない。C/Wのソロ曲もないが本当に今作が最終曲…?

作曲はYSU、編曲はAPAZZI。またAPAZZIか…というような坂道含めた現在の王道秋元系ナンバー。一方で歌詞が攻めまくっていてアイドルの恋愛禁止に堂々踏み込んでおり、恋をして葛藤するアイドルの心情を赤裸々に描写。チーム8廃止はスポンサーTOYOTA撤退時点で既定路線でむしろ今までよく持たせたとも言えるが、まさかのチーム制自体が休止と発表され、移籍した途端に過去の組閣の比ではない、そもそも組閣していたその中身が無くなる新展開となり、今年だけで30人以上辞める非常事態となっている末期的状況の中でこの曲って終末感がスゴイ。今のところこの歌詞のような状態からスクープされて辞めていった人物として岡田奈々が記憶に新しいところだが、この岡田奈々の卒業辺りからラッシュが超加速したような感じもあるので、マジで岡田奈々の騒動を見て策士家モードが発動したのでは…。

なんかいちいち描写が生々しいというか真に迫っている感じがなんとも…。歌番組で相手に向かってウインクしたとかファン激おこ案件な事も平気で書いているし、続けて部屋に遊びに来てほしいとか週刊誌激写案件も平気で書いてあるしこの2つが連続する2番が特にそこまで描写するの?っていうくらい策士が過ぎる

ただまあ策士家本人が過去に相手の男側の立場でバリバリやってるからね…現在の妻(高井麻巳子)も歌詞の監修に入ってたらある意味究極で完璧なアイドルソング。
★★★☆☆

2.知ったかぶりのその下に(AKB48 U-22選抜2023)

秋山由奈、新井彩永、太田有紀、坂川陽香、佐藤美波、鈴木くるみ、田口愛佳、徳永羚海、長友彩海、成田香姫奈、平田侑希、布袋百椛、正鋳真優、水島美結、八木愛月、山口結愛

センターは新井彩永。2017~2018年にかけてU-〇〇の年齢区切りの名義を何度かやったがU-19、U-17、U-16といずれも10代で細かく区切っていたのが、今回は22歳以下の選抜となっていて若手というほど若手ではない中堅以上といった区切りに。17期18期研究生は別枠を取っているのに重複している面々も多く、普通にアンダーガールズで良かったような気もするが…。

作曲は川浦正大,Toshikazu.K、編曲はツタナオヒコ。量産型の爽やか元気アイドルポップナンバー。

MVはスプリンクラーが故障してしまい、サッカー部2名と野球部2名が困っていたところ、その他生徒数名がホースで手動で水を撒く事を提案する冒頭の簡易ドラマから始まり、曲中でもメンバーを集めてきて水を撒いていく様子が描かれる。…が、その末路と思われる校庭での全員でのメインのダンスシーンは白衣装、白い靴、白い靴下という真っ白清楚な雰囲気に反して地面が泥水まみれのビッチャビチャで豪雨災害現場のような状態になっており、メンバーの白い靴と靴下も泥まみれという珍妙なダンスシーンになってしまった。こうなる前に誰か止めろよ…というくらいに明らかに水撒きをやりすぎてしまったのに強行突破で無理やり撮影して完成形にしてしまったようにしか見えないんだけど…。ドラマシーンでも最終的には全員ずぶぬれになるほど水撒きしまくっている様子が描かれており、そもそもこんなになってしまったら前提であったサッカー部2名と野球部2名も練習できなくなるじゃん…と思っていたところラスト寸前では放水で虹が出ている光景が映し出される。なるほど、虹が出るのが楽しくなっちゃって虹を維持するためにひたすら放水し続けた結果、地面を全く見ていなくて大惨事という設定なのかコレ。
★★★☆☆

Type-Aのみ
3.Do the dance!(AKB48 17期18期研究生)

秋山由奈、新井彩永、太田有紀、工藤華純、小濱心音、久保姫菜乃、迫由芽実、佐藤綺星、成田香姫奈、橋本恵理子、畠山希美、平田侑希、布袋百椛、正鋳真優、水島美結、八木愛月、山口結愛、山﨑空

センターは佐藤綺星。17期18期研究生による楽曲だが、U-22選抜2023と重複しているメンバーもいる。

作編曲はA-NOTE,S-TONE。NGT48の「Awesome」を少し思い出すような48系では珍しいブラックミュージック系のノリのダンスナンバー。若手は量産型フレッシュ系アイドルポップを歌いがちだが、それはU-22に回して研究生にこの曲を回すとは普通に逆じゃないのか。今作の中では一際耳に残る方向性だった。
★★★☆☆

Type-Bのみ
3.全力反抗期(ガールズドライブ)

小栗有以、久保姫菜乃、倉野尾成美、山内瑞葵、山﨑空

センターは小栗有以。11月公開の映画『ガールズドライブ』主題歌で出演する5人がそのまま
参加、ユニット名もそのまま映画タイトル

作編曲は中谷信行。台詞が入っていたりもするが、全体にメロもアレンジも意図的な古臭いダサさが醸し出されたレトロ感・80’s~アーリー90’s感が漂うようなアイドルナンバー。
★★★☆☆

Type-Cのみ
3.君は僕を覚えてるかな?(2nd Campus)

浅井七海、岩立沙穂、大竹ひとみ、込山榛香、佐々木優佳里、谷口めぐ、福岡聖菜、茂木忍、山根涼羽

センターは浅井七海、岩立沙穂。2020年の『失恋、ありがとう』Type-BのみC/W「思い出マイフレンド」を歌っていた1st Campusに続く2nd Campusとなったが1stと2ndにほとんど繋がりは無く、そもそも1stは姉妹グループメンバーの若手大量参加のJPN状態だったのでAKB48メンバーは6人、姉妹グループから10人だった。1stに参加していた6人のうち4人が現在もAKB48現役だが、今作に参加したのは浅井七海ただ1人だけ

何故にここで唐突な2ndだったのだろうか。君は僕を覚えてるかな?って「思い出マイフレンド」さんの心の声ですか…?

作曲は井上トモノリ、編曲は久下真音。ややゆったりしたミディアムナンバーっぽく始まるがサビの直前で加速…すると見せかけてまだ加速せずにサビ途中から疾走感が出てきて、平メロでまたミディアムっぽくなり、2番サビは最初から疾走感…と緩急のあるナンバー。メロディーや雰囲気の良さは今作の中では表題級
★★★☆☆

Official Shop盤のみ
3.In any way(Universe Girls)

行天優莉奈、黒須遥香、齋藤陽菜、篠崎彩奈、下口ひなな、髙橋彩音、永野芹佳、橋本陽菜、馬嘉伶、武藤小麟、山田杏華、吉橋柚花

ここまでどの曲にも参加していなかった残りのメンバーで構成。作曲は浦島健太,TETTA、編曲はTETTA。

これもやや歌謡ロックっぽさのあるアップテンポナンバー。普通にいい曲。
★★★☆☆

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