Amazon Music HD視聴 2021年8月

Amazon Music HD視聴 2021年8月

これでリアルタイムに追いついたのでなるべく新作が新作のうちに上げていきたい。9月以降は基本は単独、簡易(C/Wカット)の場合は月末にまとめ記事にする予定。

エンパシー/ASIAN KUNG-FU GENERATION

2021年8月4日
アニメ映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション』主題歌。ゆったりと始まり淡々と進行するのでまた地味な感じだなと思っていたら徐々にバンド感を増していきサビでは久々にアジカンらしい走っている感じのロックナンバーになっていく。いいにはいいけど今更ファン以外が聞いて評判になるような勢いは正直もう無いかなぁ…。全体に実験色が漂っているというか前作でも入れていた打ち込みや電子音の要素が少し強くなってきているように感じるのは時代に抗えないゆえか。

C/Wには「フラワーズ」と前作両A面2曲目のリミックスバージョン「触れたい 確かめたい(Seiho Remix)」を収録。「フラワーズ」はかなり地味な3連バラード。ストリングスらしき音が流麗に鳴っているのはアジカンでは珍しい。「触れたい 確かめたい(Seiho Remix)」は塩塚モエカとのデュエットだった曲だが今作でもそのボーカルをそのまま使っている。今風の打ち込みサウンドでアレンジを作り直したような感じのリミックス。ギターロックのイメージが強いアジカンもギターロック一直線ではなくなってきたり、思いっきり打ち込みリミックスに走ったりするのはちょっと寂しい。
★★★★☆

エンパシー
ASIAN KUNG-FU GENERATION
2021/08/04 ¥255

境界線上に吹く風e.p./TWEEDEES

2021年8月12日(サブスク配信限定)
2019年11月の『Béret e.p.』以来の新作で2作連続のサブスク限定配信(なので前作出てたの知らなかった)。何故DL販売すらしないのだろうか…。小学館ゲッサン連載の漫画『国境のエミーリャ』の作者から作品内にTWEEDEESを出演させていいかというDMが来たのをきっかけにして、勝手に作品のサントラを作りたいという意向で許可を得て制作された。

境界線上に吹く風

上記の経緯のため主題歌や公式ソングという扱いではなく(そもそもアニメ化されてない漫画作品)、『国境のエミーリャ』にインスパイアされて書き下ろした曲という事らしい。最後にアルバムを出したのは18年10月であり、活動停滞状態になって久しい中でようやくの新作が知らん漫画のインスパイア作品というのは読者以外置いてけぼりで正直けっこうきつい。しかも今作何故か3曲ともやたら音が小さく、90年代序盤頃のCD並。他の曲と同じくらいになるように音量を上げてもなんかマスタリング失敗してませんか?というレベルで音に力が無いような…。曲自体はTWEEDEESらしい沖井節な感じのポップソング。漫画知らなくても普通に聞けた。長い沈黙期間を経て何か変わってしまったとかそういう事はなく安心感はあるが…安心感のある活動継続を…。
★★★☆☆

十月革命駅のテーマ

1分17秒の短めのほぼインスト(ラララ歌唱はある)。なんとなくアニメのサントラっぽい感じ。
★★★☆☆

美しい歌はいつも悲しい(ver.2021)

現時点で最新の2018年のアルバム『DELICIOUS.』収録曲のリメイク。3年も経っててすっかり原曲忘れててもう聞き覚えすらない曲になっていた…。改めて聞きなおしてみたら原曲も完成度が高かった。原曲はアッパーながら5分半以上あったのが、今回はバラード改変しながらも1分程度短くなっている。シンプルバラードで後半になるとノイジーなギターが重く鳴り響き、終盤にようやくドラムも入ってくるが、原曲はエモーショナルなドラムによる勢いが印象的なだけにほとんど別物だな…。
★★★☆☆

神無-KANNA-/miwa

2021年8月18日
劇場版オリジナルアニメーション映画『神在月のこども』主題歌。C/W「Daydream~在りし日の夢~」は挿入歌。2曲とも相変わらずのNAOKI-Tとの共作曲、NAOKI-T編曲プロデュースの模様。NAOKI-Tとはいえ一時期のインスタント感あふれるサウンドプロダクションではなく、和風な要素を醸し出して今までにない壮大さを感じさせるメロディーとアレンジになっていて進化や変化を感じられる1作。やけに力強い応援歌になっているのも印象的だがアニメタイアップというよりこれは明らかにオリンピック選手に向けて、もっと言えばもっと個人的に旦那に向けての応援歌のようにも感じられる。何故かmiwaはギリギリまでレギュラー仕事をこなしていた上に産休中にも事前録音していた新曲を配信リリースして繋ぐなどしていたためいつ生まれたのかも明かさず、結婚については極力触れないスタンスを取っている。それどころかmiwa側は結婚報告の際も実は相手の名前すら出していない。では何故我々は当たり前のように相手が萩野公介だと知っているのかといえばマスコミがすっぱ抜いたからであり、子供がいつ生まれたかを知ったのも萩野公介が年末に生まれていたと年明け練習時にマスコミに明かしたからである。前大会での金メダルから極度のスランプに陥りついには休業していたが復帰後も全盛期には遠く及ばず、それでもオリンピックの舞台には再度立てることとなり、決勝に残れただけでも感涙していたほど相当苦しんだ様子は伝えられているし、これを最後に引退してしまったが、まさに萩野公介の苦悩と努力を1番近くで見守っていたであろう人物はmiwaであり(タイミング的に子供が出来たのは旦那の休業中)、現状では勝てないと知りながらも最後のオリンピックへとすべてを出し切る覚悟で挑んでいく旦那へのエールが今作なんじゃないかなと。

MVもなんだか壮大な事になっていて、ギターも持たずに舞うmiwaとバックダンサーズ。そしてバックの演奏メンバーがもうバンドじゃない謎楽器3人。なんだその太鼓の人は。なんとなくドン、ドンに合わせてドンドンしてるけどその太鼓でこのドラムの音にはならないだろ…。

タイアップに引っ張られたところも大きいのか、C/W「Daydream~在りし日の夢~」も和風なしっとり感を醸し出しつつも比較的派手に盛り上がるところもありこれもいい感じ。

前作「DAITAN!」といい振り切り方が極端になったので短髪ハイキックからのデキ婚を経ても長期休暇を回避して出し続けてきたシングル単位では一時期より強い曲が続いている感じもある(と言いつつ産休前後のストックが尽きていたのか前作から今作まで11ヶ月開いたが…)。ただこのせいで次のアルバムは恐ろしくまとまりのないシングルが乱立した散漫なアルバムとなるのも既に確定してしまっているような気もしなくもない。
★★★★☆

神無-KANNA-
miwa
2021/08/18 ¥255

Daydream~在りし日の夢~
miwa
2021/08/18 ¥255

リタルダンド/sumika

2021年8月20日(配信限定)
7/30に前作が配信されたばかりだが1ヶ月経たずに次の新曲を配信。「ぶらり途中下車の旅」テーマソング。のんびりと旅に出かけたくなるような優しくも爽やかでおおらかな気持ちになれる1曲。これもメインシングルCDにはなかなかならなそうな雰囲気ではあるが、いつもの感じとは違うので優良なC/Wといった感じ。作曲は黒田隼之介。sumikaに関してはメインライターは片岡健太だが彼は直球王道連発なので他メンバーの作曲がかなりいいバランスを取っていると思う。

あと配信1曲ポッキリでも全情報を掲載した特設サイト作る丁寧なスタッフの仕事ぶりが好印象。
★★★☆☆

リタルダンド
sumika
2021/08/20 ¥255

long slow distance/little parade

2021年8月25日
元Aqua Timez太志の事実上のソロプロジェクト3作目の配信曲。1月のミニアルバム以来となる新曲。同時に11月に2ndミニアルバム発売が告知されたことから先行配信と思われる。今回も元メンバーの長谷川大介がアレンジで関わっているようだ。ただThis is 太志な歌詞やメロディーは変わらなすぎるほどに健在ながらポップなバンドアレンジはAqua Timezのロック的な部分がそぎ落とされてだいぶソロっぽくなった感じはある。エモーショナルなバンドサウンドとThis is 太志な繊細さや優しさが滲み出ているところはAqua Timezの絶妙なバランスで魅力だっただけに、正しくソロ名義ではあるんだけどもう少し物足りなく感じてしまうところもある。

MVは普通にサポートメンバー揃えてしかもAqua Timezと同じ編成のバンド(一応ベースを女性、キーボードを男性に入れ替えている)にしている辺り、太志はまだバンドを、Aqua Timezの続きをやりたいのかなという気もする。
★★★☆☆

long slow distance
Little Parade
2021/08/25 ¥255

Don’t hold me back/山本彩

2021年8月25日(配信限定)
2ヶ月連続の配信新曲。前作に続いてデジタルサウンドで今回はHip-Hop×Soulテイストとされている。ラップも導入されていて本人もラップしているが弥之助 (AFRO PARKER)がラップパートを担当としている。意外だったのはこれで編曲が小名川高弘とされていることで、てっきりそっち系のクリエイターを招いているのかと思っていたら小名川高弘がこういうテイストのもやるのか…。前作に比べるとラップパートの異色さはあるもののサビのメロディーは今まで通りのバンドアレンジにすれば普通にストレートなロックナンバーにもなりそう。

これ以外にも8月20日から始まった5週連続リミックス配信も聞いたけど(8月分は8月20日「イチリンソウ (La Felix Remix)」、8月27日「Homeward (Bit Funk Remix)」)、リミックスだなぁという以外印象は特にない。少なくとも新曲もそっち寄りなのでまあそっちに向かうんだろうな。
★★★☆☆

Don’t hold me back
山本彩
2021/08/25 ¥255

イチリンソウ (La Felix Remix)
山本彩 & La Felix
2021/08/20 ¥255

Homeward (Bit Funk Remix)
山本彩 & Bit Funk
2021/08/27 ¥255

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