2023年12月6日
2023年11月15日(単曲先行配信)
初登場1位 売上61.9万枚
初登場7位 売上1.0万DL(単曲)
初登場2位 売上0.4万DL(アルバム扱い、Special Edition)
4ヶ月ぶりのシングル。
10月31日より体調不良により休養している金川紗耶は不参加。前作を休業していた岡本姫奈、林瑠奈は共に復帰。事故から1年以上経過した掛橋沙耶香は不参加。昨年11月に当日の様子、今年4月により詳細な負傷の状況をブログで報告して以降音沙汰は無い。
Type-A,B,C,D,通常盤の5種発売。3曲目C/Wが異なり、A~DのBlu-rayの内容は全て異なる。A~DのBlu-rayには「真夏の全国ツアー2023」7月22,23日の沖縄アリーナ公演からライブ映像を数曲ずつの抜粋分割収録。
1.Monopoly
梅澤美波、川﨑桜、与田祐希、井上和、岩本蓮加、池田瑛紗、田村真佑
山下美月、賀喜遥香、遠藤さくら、久保史緒里
Wセンターは賀喜遥香、遠藤さくら。作曲は杉山勝彦、編曲は杉山勝彦、谷地学、尾上榛。3期生の向井葉月、4期生の黒見明香、5期生の冨里奈央と各期から1人ずつ初選抜。休業の金川紗耶が外れ、3期生の伊藤理々杏、中村麗乃が再度アンダー送りとなった。新4期生5名はこれにて全員1度は選抜入りした事になる(旧4期生はまだ非選抜がいる)。万年アンダー状態だった3期4期からの初選抜入れ替わりが続いている事から1期生で行われていた俗称”思い出選抜”が進行しているのは確かなようだが定着組も増えてきており、5期生の選抜入りも進行する事から徐々に動かせる枠が再度減りつつある感じはある。
イントロからサビのメロディーを何度も繰り返すためサビの印象が強い良メロナンバー。みんな大好き杉山勝彦略してみん杉王道にして期待以上を突き抜けていく名曲。傾倒的には「ありがちな恋愛」辺りをさらにブラッシュアップしてアルバムリード級からシングル表題級にまで磨き上げたかのようなみん杉ウオオ!ウオオみん杉!ビバみん杉!な(?)会心の1曲だと思う。一方で歌詞はやさしくされてその気になって浮かれていたが勘違いだった事に気づいて相手に腹を立てるモノポリー少年の身勝手な心情が綴られておりいうよく見るとなんとも言えない内容であまり耳には入ってこない。曲とアレンジが最高だ(バッサリ)。今年は安定していい曲揃いだったなぁ…。
次々と物が崩壊していく不思議な雰囲気のMVは印象的だが、浮かれていたのが勘違いだと分かってきたモノポリー少年の心情を表現しているのだろうか。
★★★★☆
2.思い出が止まらなくなる
清宮レイ、阪口珠美、中村麗乃、佐藤楓、伊藤理々杏
小川彩、中西アルノ、松尾美佑
アンダー曲。センターは中西アルノ。デビュー作「Actually…」以来1年9ヵ月ぶりのセンターで選抜とアンダーの両方を経験したのは堀未央奈、齋藤飛鳥に続く3人目(選抜センター→アンダーセンターの順番では堀以来2人目)。作曲はyouth case、編曲は石塚知生、youth case。
さすがにデビューいきなりセンターをかつてない歌声とか猛プッシュするほど歌唱力を押し出していただけあって、1番Aメロ歌い出し、Bメロ前半、2番Bメロ後半とアルノソロパートが3度も登場(A,Bメロの他の部分やCメロは最少でも2人編成で前の方から優先的に歌唱している感じ)。運営の「Actually…」後遺症がよほど重症なようで(自分でやらせておいてお前ら…)、平手路線を少しでも思わせるのは避けるように明るめの爽やかアイドルポップでアルノの別の魅力を押し出していってダークな雰囲気は排除する方針を徹底している。ソロパートでも”かつてない歌声”感を強調しないが確かな歌唱で新たな魅力を発掘してきた感じがある。しっかりした部分とかなり抜けててヘンテコな部分、コントをやらせればなんでも振り切ってくれる柔軟なキャラクター性なども見せてきて平手る心配はないというのをかなり慎重に見せてやってきたので、そろそろ選抜復帰の道筋も見えたか。
しかし爽やか王道ポップス風だけど80’s特有のポンポンした独特の打ち込みリズム音が織り交ぜられており妙な古臭さというかノスタルジックさが漂う。遠いあの夏の思い出を振り返る歌詞なので合ってはいるんだけど、これ主人公の年代がかなりのオッサン?よく見るとカーラジオからオールディーズが流れてくる描写があり、オールディーズをオールディーズと認識している時点でけっこう年配と思われるし、直後に”歳月(とし)が流れるだけで”とかさらっと歌っているが数年とか10年単位ではなく、30年40年くらい経過してる50代60代の主人公だったとしても不自然なところがない。むしろポンポン鳴るあの音が流行っていた時代を考慮するとマジでそっちなのでは…。
MVも屋外ロケ中心で爽やかな雰囲気だが、イマイチ天候がパッとしなかったのか、完全な曇天ではないが晴天とも言い難いかなり雲多めの空模様なのだけ惜しい。
★★★★☆
Type-Aのみ
3.助手席をずっと空けていた
作曲は中村泰輔、編曲は中村泰輔、TomoLow
3,4,5期生1人ずつによる3人ユニット。A,B,C,Dの3曲目は4曲とも3,4,5期生1人ずつによる3人ユニットだがこの曲に関しては各期の長身メンバー選抜ではないかと言われている。4曲共通して1番のソロパートはたぶん3期→4期→5期の順番で2番以降はシャッフルになってるのかなたぶん。ライブだとフルサイズは無いので(発売イベントのミニライブくらい?)ライブ想定の年功序列ソロパートで分かりやすく並べた感じか。
松尾本人が1番でどこで切り替わったのか分からないくらい梅澤と松尾の声が似ているとコメントしていたが実際3番目に登場する五百城だけ声が違っていて2人はかなり声が似ている。あまりこの2人が今までソロで歌う機会が無かったのでこういう声なんだというのもある。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.羊飼いよ
3,4,5期生1人ずつによる3人ユニット。作編曲は山本加津彦。各期の歌唱力メンバーではないかと思われるが4期は柴田ではなく林になるか。
クールながら羊を46匹まで数えていくヘンテコなBメロ、随所で挟まれる変なノリのガヤ…とかなりクセが強いものの3人とも歌がキレッキレなので普通にカッコいい。中西・林はこういう歌い方するイメージあるんだけど、久保は伸びやかな感じを生かす事が多かったのでかなりキメ気味の歌い方をしていて新鮮だった。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.手ごねハンバーグ
3,4,5期生1人ずつによる3人ユニット。作曲はツキダタダシ、編曲は野中”まさ”雄一。
ゆるふわな感じのハンバーグアイドルポップ。初センターの「猫舌カモミールティー」(4期生曲)に始まり、「銭湯ラプソディー」「お別れタコス」と田村真佑のセンター&参加ユニットが完全にシリーズ化しているように見えるんだけど(銭湯だけ食べ物飲み物ではないが方向性は共通)ここまで来ると偶然ではなく田村に合わせてきている…?
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.スタイリッシュ
3,4,5期生1人ずつによる3人ユニット。作曲は柴矢俊彦、編曲はツタナオヒコ。
スタイリッシュというよりレトロ感が強すぎて一昔前なら時代錯誤のダサポップ、近年80’s再評価の流れでなんとかレトロなスタイリッシュ感と評されなくもない…といったイメージ。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.いつの日か、あの歌を…
5期生曲。センターは小川彩。作編曲は松尾一真。
歌詞は先輩の楽曲の継承をテーマにしており、これは今までになかったような内容だと思う。8th Birthyday Liveまでは全曲披露ライブがありオリジナルメンバーの卒業も増えていたので先輩のユニット・ソロ曲も全曲誰かが歌い継いでいたわけだけど、制限下のライブが続いたのとそろそろ曲数が限界だったのもあって9th~11thでは全曲披露は行われていないので5期生加入後は定番曲以外でなかなか過去の先輩の曲を継承する機会は激減している。徐々に古いユニット・ソロ曲は封印状態になっていきそうだし、飛鳥卒業時にも過去曲の継承について前の形にこだわらずに歌い継いでいってもらいたいような事を言っていて実際に人数を変えてユニット曲をやったりしていたのでそういう流れもあって生まれてきた考えなのかもしれない。
5期生曲のMV制作は継続。最初と最後に小川彩によるモノローグとソロショットが加えられ、1番では1人赤い衣装の小川がメンバー数人ずつと移動しながらダンスしていくという1人出ずっぱりの構成になっていて堂々たるセンター感。また全体に落ち着いた雰囲気の衣装のためか、センターの貫禄なのか、笑顔少なめなためなのか、他のメンバーはそこまで印象変わってないけど、小川が普段の最年少キラキラ感のある雰囲気と違ってかなり大人っぽくなっている印象。
★★★★☆
Blu-ray
真夏の全国ツアー in 沖縄アリーナ
7月~8月の2ヶ月で北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ、大阪城ホール、広島グリーンアリーナ、沖縄アリーナ、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで2日間ずつ、明治神宮野球場で4日間行われた。このうち7月22,23日の沖縄公演からの抜粋収録でA~Dに分割して2,3曲ずつ+各楽曲に寄せた当日のメイキング映像となっているが2日間のうちどちらかは明記されていない。ただし「おひとりさま天国」初披露は22日公演となっていて少なくともこの部分は22日公演になっているようだ。
ツアー終了と同時に事故から丸1年休養となった掛橋沙耶香、休業中の林瑠奈、岡本姫奈は当初から欠席。早川聖来は8月24日卒業だったがライブは地元の大阪城ホールまでの出演でラストとなった。
この沖縄公演2日間では体調不良による陽性判定理由に佐藤璃果、松尾美佑、向井葉月、陽性判定は出なかったようで体調不良として矢久保美緒が欠席した。
Type-A
おひとりさま天国
メドレーみたいなもの(新曲初披露とか重要曲でない限りはほぼ全曲2番カットのTVサイズ)なのにメドレーと銘打っているだけあって本当にほぼサビだけで繋いでいくメドレー。メンバーが入れ替わりながら進行するのでアンダーまで全メンバー登場しているようだが全体には新曲センターが発表されていた井上和がメイン扱いとなっていて、「裸足でSummer」のみ平メロも披露しているが歌い出し部分でソロ歌唱を聞ける。
続けての「おひとりさま天国」は初披露なので珍しいフルサイズ披露。フルサイズのライブ映像は貴重だと思う。表記上は2トラックだが、「おひとりさま天国」終了後の半分近くはメイキング映像となっていて井上和始め数人のメンバーのインタビューも交えながら3~5期生のみでの初ツアーやセンターの重圧と戦う井上の様子を追った内容。
ただ4分割の弊害によりメイキングで水増ししてもようやくの20分超。特典映像の水増し手抜き感は漂う。
Type-B
Actually…
逃げ水
シングル表題を3曲。近年の映像作品で大体やってて収録されていのであまり新鮮味が無く、4種の中で1番優先度が低い感じはあるが、お手軽に見れる事とアルノセンター「Actually…」はまだ回数が少ないので最新型の進化形として価値はあるのかもしれない。
Type-C
環状六号線
白米様
「偶然を言い訳にして」は初期の4人組ユニット形式だったが、今回は山下美月、黒見明香、弓木奈於、川﨑桜、梅澤美波、清宮レイの6人編成で人数も変更している。サビ以外の平メロとCメロいずれも山下ソロ→黒見&弓木→川崎ソロ→梅澤&清宮という順番で歌唱している。山下だけでなく唯一の5期生である川崎が優遇されているのは意外。
「環状六号線」は2ndアルバム曲で3人編成だったが、今回は与田祐希、柴田柚菜、池田瑛紗、岩本蓮加、金川紗耶の5人編成。サビ前まで与田ソロ→柴田&池田→岩本&金川の順番に歌唱。
「白米様」はさゆりんご軍団4人編成だったが、今回は一ノ瀬美空、久保史緒里、小川彩の3人編成。ソロパートは一ノ瀬→久保→小川の順番。一ノ瀬が巻き込まれる方になっているのがなんか面白い。
Type-D
Am I Loving?
自惚れビーチ
「意外BREAK」は4人編成だったが、今回は遠藤さくら、阪口珠美、奥田いろは、中村麗乃、佐藤楓、冨里奈央の6人編成。サビ以外は遠藤ソロ→坂口&奥田→中村&佐藤→冨里ソロの順番に歌唱。
「Am I Loving?」は5人編成だったが、今回は筒井あやめ、吉田綾乃クリスティー、田村真佑、菅原咲月の4人編成。サビ以外は筒井ソロ→吉田ソロ→田村&菅原の順番に歌唱。Cメロはソロは筒井のみ、追加台詞、ラストサビ冒頭も筒井ソロで筒井を中心にした編成(その割に最初に映ったのが何故か田村だったりするが…)。
「自惚れビーチ」はアンダー曲だったが、今回は五百城茉央、伊藤理々杏、中西アルノ、賀喜遥香、井上和の5人編成。サビ以外は五百城→伊藤→賀喜→中西→井上の順番に歌唱。
C,D共にメイキング映像部分で披露後のMCが収録されていて、MC進行を伊藤理々杏が担当しているものの、沖縄出身である伊藤理々杏のセンター曲「僕の衝動」が収録されないって…。C,Dのユニット再編成は今回限りになると思われかなり貴重なので外せないとして、Type-Bのシングル曲3曲はさほど貴重でもなんでもないのでBの内容変えて「僕の衝動」は収録してほしかったなこれは…。
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