2023年2月の配信シングル(前編)

2023年2月の配信シングル(前編)

SEVENTEEN/Base Ball Bear

2023年2月1日
2022年10月12日に単曲配信していた「海になりたい part.3」は11月に日本武道館会場限定盤CDとしてC/W「チェンジアップ」(高校生時代に制作した楽曲の再録音)を収録して発売していたが、今年1月にはVOS限定受注生産盤としてC/Wを「SEVENTEEN」に変更、ライブBlu-ray付属で発売していた。2月1日にこのCD部分のみをシングル『海になりたい part.3』として配信。「海になりたい part.3」は10月に取り上げているため、ここでは新たに配信となったC/W「SEVENTEEN」のみを取り扱う。というか「海になりたい part.3」を表題曲にしてどんだけ擦るんだ…。

若い頃に作っただけあって瑞々しさもあるけど、若さ任せのアップテンポではなくある程度落ち着いているのは今の演奏だからなのか、バンドの本質があまり変わってないからなのか。いい意味であまり変わらないところが良いバンドでもあるからなぁ…。
★★★☆☆

イカロス/秦基博

2023年2月1日
3月22日発売が発表されているアルバム『Paint Like a Child』からの先行配信。「イカロス」にインスピレーションを受け制作された3本の映画を束ねた映画『イカロス 片羽の街』が制作され、単なる主題歌というよりも曲先行で映画が制作された映画とのコラボという扱いにもなっている。ピアノ伴奏とコーラスで静かに進行していき徐々に盛り上がっていくミディアムナンバー。直近の楽曲がどれもイマヒトツ印象に残ってこなくなっている中では久々にちょっと良さそうではある。…が良さそうだなと思っただけで忘れていく曲も多いので残るかどうかは分からな
★★★☆☆

恋はこれから/20th Century

2023年2月3日
昨年12月以来、V6解散後5作目の配信シングル。2作連続の両A面扱いでのバンドル配信1曲目。作詞作曲:竹内まりや、編曲:トオミヨウ。

確実にこれ昨今の流行りを見て「プラスティック・ラブ」みたいな曲!と発注して竹内まりやもトオミヨウもそれにしっかり応えたのではないか、というくらい「プラスティック・ラブ」みたいなシティポップ系のオシャレな曲。今回はトオミヨウの薄味も気にならず、職人的なアレンジをしている。結果トニセンの曲という印象が薄れてしまったのも否めないが、しかしここまでの楽曲どれも充実しているな。アルバムをCDで出す宣言もライブでしたらしいし、これはかなり期待できるのでは。
★★★★☆

君の笑顔につられて/20th Century

2023年2月3日
昨年12月以来、V6解散後5作目の配信シングル。2作連続の両A面扱いでのバンドル配信2曲目。作詞作曲:YO-KING、編曲:YO-KING 江沼郁弥。

ポップなピアノバンドっぽいアレンジの楽曲。V6も末期はクール系の曲が増えていたし、カッコつけた方に行かずに伸び伸びと楽しそうに親しみやすいポップスをやるっていうこの方向性はいいなぁ…。トニセンではバリバリダンスするっていう前提がないからなんだろうか。
★★★☆☆

贈る言葉(20周年アニバーサリーバージョン)/FLOW

2023年2月8日
2月22日のアルバム『Voy☆☆☆』ボーナストラックの先行配信。1月15日にMVのみ先行公開されていた。海援隊のカバーのセルフカバー。2003年にFLOWが青春パンク風にアレンジしてカバーして最大のヒット作、出世作となり、MV公開はシングル発売からピタリ20周年に合わせていた。今回は20年前のシングルを当時の青春パンクアレンジのままセルフカバーした内容で、MVには海援隊の武田鉄矢を招いている。

当時の若さゆえのガムシャラな勢いに比べるとアレンジはそのままなんだけど、やはりどこか落ち着いた感じで20年の歳月を感じる。それでもあえて改変せずに当時の青春パンク風のまま挑む姿勢は潔い。40代の青春パンクとしてこれはこれでありだと思う。MVの元金八先生もすっかりおじいちゃんになってきてそれだけの年月は流れているのだ。
★★★☆☆

スノードーム/I WiSH

2023年2月14日
デビュー20周年記念日に合わせての再集結しての新曲。2曲収録されており、メインタイトルが同じだが全くの別の曲。継続的な再結成ではなく20周年記念での新曲発表という事のようで、ライブで共演したのみで継続しての活動するわけではない模様。

スノードーム~冬~

どこかチープな打ち込みが鳴り響くちょいダサアレンジな曲が始まったのでイメージと違い過ぎて驚いたんだけどナンダコレ…。冬という事でクールな感じになっているがI WiSHのイメージにはあまりなかったのでなんとも言い難い感じの曲だ。雰囲気はいいんだけどどこか安っぽく聞こえるこのアレンジはもう少しなんとかならなかったのか。
★★★☆☆

スノードーム~春~

一転してこちらはイメージ通りのI WiSHが帰ってきた感のあるポップス。そうそうこういう感じというような当時のそのまま延長のようなミディアムバラード。歌詞違いとかアレンジ違いではなく完全に別の曲だけど、意外性のある曲とこういう感じだったよねっていう王道とあえて両極端に用意したという事か。これだけだといつものnao曲、相変わらずフツーという印象にしかならなかったが、この出し方だと安心感も加味されて良く思える
★★★☆☆

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