2024年1月の配信シングル(前編)

ホテルニュートリノ/THE YELLOW MONKEY

2024年1月1日
WOWOWドラマ『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』主題歌。「未来はみないで」以来3年9ヵ月ぶりの新曲。ドラマは11月に放送開始されていてFC限定でそのタイミングでTeaser Editとして配信されていた模様。新コロ騒動直下で予定変更を余儀なくされながらの30周年ライブを2020年12月28日に終えて以降、充電期間を宣言して活動していなかった。ボーカル吉井はソロで活動していたが2022年になると喉の不調でライブを中止して以降音沙汰が無くなっていたが、この間にポリープの切除リハビリを3度繰り返す事態となり、咽頭がんが発覚して治療していた事を2023年10月に公表。2023年年明けには治療は順調に終了し根治したが、万全な状態ではないとして12月に予定されていた武道館公演は中止が発表されていたが今作は完成させていたという事のようだ。

スカ調のノリが印象的な歌謡ロック。どこか懐かしい感じもありイエモンでスカってあまり印象にないんだけどこれぞイエモンっていう感じもする。万全な状態ではなくライブを延期する判断を下した時期に制作されただけあって声には若干の張りの無さを感じなくもないがそこまで気になるほどではない。なんとか復調してほしいところだが…。
★★★☆☆

大胆/WANDS

2024年1月5日
8月のアルバム以来の新曲。今回も木村真也はフォトセッションにだけ参加(ツアー以降に撮影したという2024年カレンダーにいるので新規で撮影に参加している)で最新のアー写にはいるもののコメントは1人だけ出していないので音源にも不参加だろう。2023年年明けに復帰をほのめかして3月頃までは表舞台にも一時復帰していたが、以降は写真撮影現場(アルバム用、カレンダー用&今作用)の2回か3回しか参加してないのでは…。もう当初のアレが不安だからの理由で通せる状況ではない。そういうところまで来てしまっているように思う。せめて何か公式のアナウンスを出してくれ。

TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』テーマソング。劇場公開される映画作品だが完全新規の映画ではなく、過去TVで放送されたキッド関連のエピソードを新規映像も加えて編集した総集編的な内容のようだ。本編81分になっているので今までなら金曜ロードショーのようなゴールデン2時間枠で映画公開前に放送しておしまいだったように思うが…今のコナン人気なら劇場公開にしてもガッポガッポ(言い方)と英断が下ったのだろうか…(2020年1回飛んでるし)

気合の入った高音系アップナンバー。WANDSというよりV系バンドっぽい色が強くなってきた感じもするが中の人が現役のV系バリバリなのもあって中の人の色が初期より強く出てきた感じでもある。適度にいい曲ながらも柴崎による1人オケ制作疑似バンド風サウンドのまとまり方というのかサウンド感がもういつも同じ感じになってきてしまっているところは気になるところ。「RAISE INSIGHT」に続いて今回もこれみよがしにピアノのソロパートを組み込んでいるのは柴崎によるかなり分かりやすい気遣いと思われるが…果たして弾く日は来るのだろうか。4ヶ月先のツアーに最初から不参加を告知していた昨年と違って今年6~7月開催のツアーへの不参加告知はまだ出ていないが…。
★★★☆☆

Just Another Rainbow/Liam Gallagher & John Squire

2024年1月5日
Liam Gallagherと1983年~1995年で1度解散、2011~2017年に再結成していた元The Stone RosesのJohn Squireのコラボレーションシングル。7インチアナログでも限定発売されており、ワーナー公式でも販売されていたがリアム日本公式サイトでは相変わらず単発のシングルは告知していない。アルバムやライブも示唆されているようだが…。

The Stone Rosesは名前しか知らないので良く分からないが、これぞリアムな感じの王道のロックナンバーといった印象でけっこう相性がいいんじゃないかと思った。
★★★☆☆

最高速度/SHISHAMO

2024年1月10日
3ヵ月ぶりの新曲。ボートレース2024CMソング。アコースティック展開はちょっと微妙だったけど、今回は再び変わらぬバンドサウンドによる安定のロックナンバー。ここまでペースを落とさないのはなかなか女性バンドとしては前代未聞の領域になってきたような…。自称ガールズバンド代表のSCANDALでさえペースは落としているし…。
★★★☆☆

あの人の声/玉城千春

2024年1月10日
RBC(琉球放送)の応援!18の旅立ち 2023チャリティキャンペーンソング。“子どもたちの未来に向けたメッセージソング第三弾”とあったので1と2なんてあったっけ?と思ったら2021年の1と2以来の第3弾だった…。2018年のKiroro20周年以降、沖縄県内の小中学校や児童養護施設を巡って歌を届ける活動に注力していたようで対象外なところで熱心に活動していたので全く見かけなかったのか…。Kiroro25周年も過ぎ去っている中、最早会ってすらいないんじゃないかという勢いで個別の活動になっているが、Kiroroについて聞かれて“今、私がこんな感じなので。いつかタイミングが来たら、そのときはまた一緒にできたら嬉しいです。まずはこの活動をしっかりやりたいなって気持ちが強いですね”と語っているのでKiroroとしての動きは全く無さそうだ(慣れないキーボード弾きながら歌って聞かせるくらいならピアノ伴奏者いた方がやりやすいんだし2人でやればいいように思うが、そもそもこの活動方針&生活圏も違ってしまっているのでKiroroとしてはやらないであくまで個人活動ということなのだろうか)。

島袋優(BEGIN)がアレンジしているので沖縄風味のほんわかしたポップス。ピアノメインのKiroroに対してアコースティックギター寄りのサウンドになっているので差別化は出来ているとは思うんだけど、あくまで届けたいターゲット向けの曲といった感じではある。
★★★☆☆

抱きしめて/坂本真綾

2024年1月15日
作詞作曲:大江千里、編曲:河野伸
じっくり聞かせるピアノストリングスバラード。大江千里の名前がここで出てくるとは意外だった。そのうちベスト盤くらいはと思いながら未だにポンキッキーズのやつと「Rain」の人なのとジャズピアニストになったというくらいしか情報が無いくらいさっぱり接してこなかったので(リアルタイムで新曲に接していたのがポンキッキーズの「夏の決心」しかない上、学校に行く寸前まででじっくり見ていたわけではないので初期の「ロックン・オムレツ」「パレード」「歩いて帰ろう」の三大印象深い曲に続く第4の覚えている曲みたいな立ち位置)、あまり良く分からないが美しい感じのバラードで落ち着く感じではある。坂本真綾との相性はいいのかもしれない。
★★★☆☆

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