Now & Then/The Beatles

2023年11月2日(配信)
2023年11月3日(輸入盤、国内流通は17日)(CD)
2023年12月1日(日本盤CD)
初登場4位 売上1.0万DL(Now & Then)
初登場6位 最高5位 売上3.2万枚

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再発盤を除くと1995~1996年の『Free as a Bird』『Real Love』以来のシングル。『Now & Then』単独タイトルだが両A面扱いで、B面表記ではなくSide A、Side AAとなっている。

赤盤・青盤の内容をリニューアル(リミックス&追加収録)した2023エディションからの先行発売。当初レコード(※)とカセットと配信のみのリリースでCDは無いと発表されたが、直前にCD発売も発表された。

※7インチ盤は7インチ・ブラック、7インチ・クリア、7インチ・ブルー、7インチ・マーブル(THE BEATLES STORE限定)のカラー違い4種+12インチ・ブラック1種の合計5種。

レコード及びカセットは”直輸入盤仕様”で日本語解説が付属するが、後から発売が決定したCD盤は”輸入盤”のみで日本語解説が付属しないと当初アナウンスされた。しかし11月7日になって今度は日本盤CDも12月1日に発売すると発表。日本盤は日本語翻訳が付属し、今までの日本盤CD同様にSHM-CD仕様。ペラペラの紙ケース仕様。

輸入盤は11月3日発売の表記になっているが、日本国内への輸入には時間がかかった結果O社では17日発売登録となっていて初登場6位を記録、12月1日の日本盤発売で再浮上して最高位を5位に更新した。

1.Now & Then

“最後の新曲”と銘打たれたジョンのデモテープを基にして制作された新曲。元々はアンソロジープロジェクトの際に「Free as a Bird」「Real Love」に続く3曲目として『アンソロジー3』に収録予定だったと言われ、当時から曲名は広く知られていた。デモの状態が良くなくジョンの歌声を綺麗に取り出すことが他の2曲よりも至難だったために断念されたと概ねそんな感じに認識されていたが、技術の進化により分離に成功した事で実現したとされる。ジョージ・ハリスンの生前の演奏も使用され、新規でのポールとリンゴの演奏やコーラスも追加され、1978年のデモのジョン、1995年アンソロジープロジェクト時のハリスン・ポール・リンゴ、2022年のポール・リンゴと3つの時代が重なりつつ正真正銘4人が揃った最後の音源となる。

プロファンの中ではジョンのデモバージョン常識的音源として聞いているらしく(ビートルズのブートレグってそんな簡単に聞けんの?)デモにあった本来のサビ?Bメロ?が完全にカットされている事を憂う声も多いが、そんなん知らずに聞けば普通にいい曲。「Free as a Bird」「Real Love」の頃はリアルタイムで聞いていないので個人的には初めてリアルタイムで聞く”新曲”であり、新鮮に聞く事ができた。楽曲自体の完成度としては「Free as a Bird」「Real Love」の方が上だとは思うんだけど、技術の進歩がハンパない事と、各楽器の音の響き(特にドラム)は今作の方が遥かにしっくりくる。今の技術でやればもっと違う音像になると思われる「Free as a Bird」「Real Love」の新ミックスも聞きたかった…(2015年の『1+』のBlu-ray/DVD限定でリミックスされているけど音源のみでは出ていない)。
★★★★☆

2.Love Me Do

リンゴがドラムを叩いている初期シングルバージョンのデミックス。オリジナルアルバム『Please Please Me』や旧赤盤、『1』に収録されているのはスタジオミュージシャンのアンディ・ホワイトがドラム、リンゴがタンバリンを叩いているバージョンで、リンゴがドラムを叩いている初期シングルバージョンは『Past Masters』にのみ収録されていた。マスターが破棄されているため、当時のシングルレコードから音源を引っ張り出してリマスターした『Past Masters』での2009年リマスターバージョンがこれまでの最新音源でモノラル音源しか存在しなかった。今回はAIによる新技術デミックスにより音の分離に成功、初のステレオ化が実現した。このバージョンで新赤盤(2023Edition)にも収録されている。当初の発表が曖昧でシングルにはシングルバージョン(=『Past Masters』収録音源のリマスター)、新赤盤(2023Edition)には2023Mix(=従来のアンディドラムバージョンをデミックス)で別々になるのかと思いきや、結局リンゴドラムのシングルバージョンのデミックスで同じ音源だった。逆に広く慣れ親しまれていたアンディドラムバージョンはスルーされてしまう事に。

いずれにせよこの曲にステレオバージョンは存在せず、いつでもモノラルで一塊だったので、なんか左右に広がっている感覚は不思議なものがある。とはいえ聴感としてはボーカルと演奏が左右に極端にセパレートしていた2トラック時代のステレオ音源がデミックスされて自然な音の配置になる方が違いを感じやすいので、そこまでではなかったりもする。
★★★★☆

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