Best Of Ballads(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Midnight Train | 安藤芳彦 | 熊谷安廣 | 戸塚修 | 1stシングル『DAYBREAK』TYPE3のみC/W |
2 | Lonely… | 大津あきら | Mark Davis | Mark Davis | 2ndシングル『秋』C/W |
3 | 秋-It's a ballad- | 大津あきら | Mark Davis | Mark Davis | 3rdシングル『TIME ZONE』C/W 2ndシングル「秋」のリメイク |
4 | 不良 | 大津あきら | 高槻真裕 | 戸塚修 | 1stアルバム『男闘呼組』収録曲 |
5 | CROSS TO YOU-雨- | 平井森太郎 | Mark Davis | Mark Davis | 3rdアルバム『参』収録曲 4thシングル「CROSS TO YOU」のリメイク |
6 | 別離のハイウェイ | 安藤芳彦 | 熊谷安廣 | 沢健一 | 1stアルバム『男闘呼組』収録曲 |
7 | 追憶の挽歌 | 安藤芳彦 | Mark Davis | Mark Davis | 2ndアルバム『男闘呼組二枚目』収録曲 |
8 | Forever | 前田耕陽 | Mark Davis | Mark Davis | 2ndアルバム『男闘呼組二枚目』収録曲 |
9 | -M- | 成田昭次 | 成田昭次 | Mark Davis | 2ndアルバム『男闘呼組二枚目』収録曲 |
10 | RESISTANCE | 大津あきら | Mark Davis | Mark Davis | 2ndアルバム『男闘呼組二枚目』収録曲 |
11 | 狂おしく むなしく | 岡本健一 | Mark Davis | Mark Davis | 3rdアルバム『参』収録曲 |
12 | 雨に抱かれて | 高橋一也 | Mark Davis | Mark Davis | 3rdアルバム『参』収録曲 |
13 | Stay With Me | Jim Steele | Samuel Moore | Samuel Moore&男闘呼組 | 3rdアルバム『参』収録曲 |
14 | Angel | 高橋一也 | 高橋一也&成田昭次 | 男闘呼組&Atsushi | 6thシングル 最高2位 売上11.5万枚 |
15 | So Long | 成田昭次&Odake | 成田昭次 | 男闘呼組&Atsushi | 4thアルバム『I'm Waiting 4 You』収録曲 |
16 | My Life | 大津あきら | Mark Davis | Mark Davis | 5thシングル『DON'T SLEEP』C/W |
No | タイトル | 備考 |
1 | インディアンの丘で | 5thアルバム『5-1…非現実…』収録曲 ライブ音源 |
2 | 秋-It's a ballad- | 3rdシングル『TIME ZONE』C/W ライブ音源 |
3 | I LOVE YOU | 6thアルバム『5-2…再認識…』収録曲 ライブ音源 |
リリースデータ
1992年12月2日 | 初登場23位 | 売上2.1万枚 | Producer:HIROMASA KAKIZAKI | BMGビクター |
メンバー
Guitar,Vocal,Chorus | 成田昭次 |
Keyboards,Vocal,Chorus | 前田耕陽 |
Bass,Vocal,Chorus | 高橋一也 |
Guitar,Vocal,Chorus | 岡本健一 |
Keyboards | 田中厚 |
Drums | 平山牧伸 |
男闘呼組1stベストアルバム。バラードベストアルバム。『5-1』『5-2』『5-3』の3連続のオリジナルアルバムリリースに続いて『5-3』から4ヵ月でリリースされ1992年はこれで4作目のアルバムとなった。ここまでの楽曲からバラード系の楽曲が選曲されている。「Midnight Train」、「Lonely…」、「秋-It's a ballad-」「My Life」がアルバム初収録。「Lonely…」「My Life」のアルバム収録は今作のみ。後に「Midnight Train」は『HIT COLLECTION』、「秋-It's a ballad-」は『NEW BEST 男闘呼組』(表記は「秋」だが何故か音源はIt's a ballad)にも収録された。
メンバー表記は直近のサポートメンバーである田中厚、平山牧伸しか記載されていないが、収録されている楽曲の大半は2人の参加前の時期の曲で実際には参加していない。キーボード田中厚はもAtsushi名義で編曲参加するようになった終盤2曲のみ、ドラムは今作収録範囲だと小関純匡→江口信夫が担当していた時期までで、平山牧伸は参加曲が無いものと思われる。
初回盤はデジパック仕様、ライブ音源3曲を収録した8センチCD付属。…と言われているがプラケースの通常盤らしき現物が出回っている形跡が無く、現在中古で出回っているのは全てデジパック盤である。8センチCDは布ケースに収納されて一緒に挟み込まれているだけのため(レーベル面に曲目が書いてある以外の情報も無い)、デジパックで8センチCDが欠品になって売られている事も多い、というのが現在の中古市場での実態と思われる。
シングルA面1曲のみのマニアックなベスト盤だったこともあってか初のトップ20落ちとなり、100位以内2週ランクインにとどまるなど売上は低迷した。今作以降新作リリースが無いままに93年6月にメンバー全員で出演していた舞台の終了と同時にジャニーズ事務所が突如として高橋一也を解雇したためそのまま男闘呼組は活動不可となったため、活動中の作品リリースとしては結果的に最後の作品となった。高橋の解雇後にメンバー稼働が無いままにシングル「TOKYOプラスティック少年」、アルバム『ロクデナシ』が8月に同時発売された。
5-1、5-2、5-3というアルバム3連発を終えたばかりの年末に何故まだこんな作品を出す意味があったのかかなり謎な1作。冬なのでゆっくりバラードベストに浸ってくれという年末商戦向けの1作だったのだろうか。いきなり初期のシングルC/W3連発という裏ベストみたいな始まり方だが、この時点ではそもそもその初期3シングルA面がアルバム未収録のままだったのでC/Wがこんなところで唐突に先にアルバム初収録を果たしてしまった事に…。「CROSS TO YOU-雨-」「My Life」の配置はズレているが基本的に時系列で中盤以降はアルバム曲の連発。2ndと3rdから4曲ずつと妙に偏っていて結局4thアルバムまでしか選曲されず、この年出したばかりの3作からは未収録。自作曲もあまり選ばれず、最も作詞作曲をしていた高橋一也もバラード縛りだとあまり選ばれず…とややアナザーサイド的な1作だ。シングルA面ともオリジナルアルバムともまた異なるミディアム〜バラードの落ち着いた不良系80's〜アーリー90'sロックバラードナンバー揃いとなると若さやヤンチャさが出る余地が無くなるので、本気と書いてマジなカッコよさは1番出ているのかなとは思う。ただ通常時でもあまり幅が無いのにさらに幅が無い同じようなロックバラードばかり延々続いて16曲はやはり長い…。
初回特典の8センチCDは「LIVE」と書いてあるだけでいつのライブなのかも全く分からないが、3曲中2曲が本編より後の同年出たばかりのアルバム曲なので最新のライブ音源と思われる。男闘呼組のライブは当時もビデオでリリースされていて後に3作DVD化されているとはいえ、CD化されているのはこれだけでかなり貴重。もう少しロックバラード的なのやライブ感のあるアップナンバーのライブ音源も聞きたかったが、CD音源以上に落ち着いたアコースティック系のしっとりとしたバラードライブを堪能できる。
印象度★★★☆☆
2020.1.4更新