SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2023 [hold me, my friend] at Zepp Osaka Bayside

No タイトル ZARD原曲 備考
1     OP
2 揺れる想い[tribute 2023] 8thシングル 1st配信シングルVer.
1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
3 息もできない 24thシングル 2nd tributeアルバム『ZARD tributeU』収録曲
4     MC
5 心を開いて 18thシングル 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
6 Top Secret 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 2nd tributeアルバム『ZARD tributeU』収録曲
7 瞳閉じて 36thシングル 5thシングル『卒業式』通常盤のみC/W
8     MC
9 その結婚、正気ですか? - 2nd配信シングル
10 Oh my love 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 2nd tributeアルバム『ZARD tributeU』収録曲
11 悲しいほど貴方が好き 41stシングル 4thシングル名探偵コナン盤のみC/W
12 恋が待ち伏せしてた午後 - 1stミニアルバム『日の名残り』収録曲
13     MC
14 かけがえのないもの 38thシングル 2ndシングル『これからの君に乾杯』初回盤A,BのみC/W
15 Blue tears - 1stアルバム『オレンジ色に乾杯』通常盤のみ収録曲
16 翼を広げて 44thシングル
DEEN 2ndシングル
5thシングル『卒業式』初回盤AのみC/W
17     MC
18 役者犬のうた - 6thシングル
19 イチゴジャム - 1stアルバム『オレンジ色に乾杯』収録曲
20 黒い薔薇 - 1stアルバム『オレンジ色に乾杯』収録曲
21     MC
22 君がいない 7thシングル 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
23 空っぽの心 - 4thシングル
24 愛は暗闇の中で 1stシングルC/W
44thシングル両A面曲歌詞Ver.
1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
1stシングル『少しづつ 少しづつ』名探偵コナン盤のみC/W(カット)
25 負けないで 6thシングル 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
<encore>
26     MC
27 Today is another day 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 3rd tributeアルバム『ZARD tributeV』収録曲
28 マイ フレンド 17thシングル 1st tributeアルバム『ZARD tribute』収録曲
29     MC

メンバー

Vocal 神野友亜
Bass 杉岡泉美
Keyboard 坂本ひろ美
Live Support Member
Guitar 岩井勇一郎
Guitar 栄先思希
Drums 車谷啓介

PREMIUM EDITION付属Blu-rayには2023年10月1日Zepp Osaka Baysideでのライブの模様をフル収録。一応LIVE TOUR 2023となっているが9月18日のZepp Haneda公演と本公演の2本のみだった。「揺れる想い[tribute 2023]」は先行して『ZARD tribute Best Selection』初回盤Blu-rayに選曲されていた。CD付属の映像としては初のライブフル収録となり、事実上単独ライブBlu-ray『SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2020』『SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2021 [Cheers!]』に続く3作目のライブBlu-rayとなっているが、今作にはメイキング映像は収録されていない。またメニュー画面はあるがポップアップ機能が搭載されていない。

このライブ時点ではまだやり直しカバーは「揺れる想い[tribute 2023]」しか発表されていなかったが、1st収録曲はカバー独自アレンジを放棄してZARD準拠のアレンジで演奏されている。ギターが脱退した後もサポートギターは岩井勇一郎のみだったようだがこのツアーではGIZAのデビュー前新人ボーカル&ギターの女性2人組ユニットEFのギタリスト栄先思希を新たにサポートに加えてのギター2人体制に。リフ・ソロはほぼ全て栄先思希が演奏しており、岩井勇一郎はバッキングに徹している。ただ「負けないで」のアウトロなど一部や「Today is another day」など一部のソロは岩井勇一郎が弾いている部分もある。前ギター赤坂美羽の時は当初ほとんど岩井が弾いていたのが在籍時末期の『SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2020』でソロはほとんど赤坂美羽に移行する中でも「負けないで」は岩井のままだったが、岩井勇一郎は「負けないで」アウトロでソロを弾き倒す事にこだわりがあるのだろうか…。

メンバーと年の近い若い女性ギタリストであってもあくまでサポートなのでほとんどライトが当たっておらず、ギターソロを弾いていてもライトが当たっている坂本ひろ美の背後の暗いところで弾いている状態だが、ギターはどうしてもメンバーよりも間奏のソロパートが多いので音では目立っているのに画面上は背後の暗いところで目立たないという絵面がなんとも…。ベースとキーボードがメンバーではやはり見せ場に乏しく、tribute 2024のリメイク音源ではほぼコピーアレンジながらギターソロをキーボードに置き換えるような部分があったのは、こういう絵面になってしまうのを気にしたためだろうか。

選曲はやはり宿命なのかカバー多め。何故かカバーもオリジナルも『ZARD tributeV』『日の名残り』といった1番新しいアルバム(といってもこの時点で既に1年前)はあまりやらず、季節ではないとはいえ発売後初のツアーなのに「卒業式」もスルー。「イチゴジャム」を盛り上げ曲の位置に持ってこようとはしているものの、オリジナル曲の印象が控えめすぎる感じはある。

神野友亜のボーカルは安定感を増しており、固かったMCも真面目トーンのままながら以前よりは人柄が見えるようになってきた。というかある程度リラックスしてもあまりはしゃいだ感じにならないのは元から真面目な人なのかもしれない。坂本ひろ美は最年長そのままな落ち着きだが、ゆるふわ関西弁な杉岡泉美は初期には分からなかったキャラクターが出てきていてムードメーカーっぽい役割になってきたりとメンバー間の関係性はだいぶ親しくなってきている感じはあるし、MCでもそのような話をしている。とはいえ全体に淡々と曲を演奏していく生真面目なライブであるのはあまり変わっておらず、「その結婚、正気ですか?」のサビ後半にだけ謎の振付を用意したり、「イチゴジャム」で神野友亜が動き回って少しだけはじけてみたり、合唱差せる場面もあったりはするんだけど、熱く盛り上がっている感じではなく、全体には動きが少ない。フルのライブ映像になると淡々としていて少し面白味に欠けるところはあった。音源としてはCDよりもいいんだけど。

あとメンバーもほぼコーラスしてなくてコーラスはオリジナルのコーラスパートを同期で流しているっぽいんだけど、メンバーどころか背後のドラム以外のサポートメンバーの前にもバッチリとマイクが置いてあるのは何故なのか。WANDSのライブ映像でも全く同じだったので、コーラスやらないけど演奏者の前にスタンドマイク立てておくというのはGIZAの方針?メンバーはまだMCの時に使うからいいけど、岩井勇一郎と栄先思希のマイクって何に使うんだ…。

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