新作シングル感想

Lemon/米津玄師

2018年2月12日(配信)
2018年3月14日(CD)
初登場1位 売上309.1万DL
初登場2位 売上61.9万枚

初回Lemon盤にはレターセット、初回DVD盤にはMVとライブ映像を収録したDVD付属。

先行配信でいきなり初登場1位を記録し、始まって間もないとはいえO社のデジタルランキングの初動DL枚数、累計DL枚数、連続1位記録など一通りの記録を全て大差で更新した。

1ヵ月遅れでのCD発売においてもいきなり20万枚を越える初動を記録。DL/CD合わせてのミリオンセラーを達成した。5月には配信のみでミリオンを達成(O社のデジタルランキング開始以降初のミリオン)。

1.Lemon

ドラマ『アンナチュラル』主題歌。音楽大賞でも上位に入ってきてるものの名前しか知らなかったんだけど最近ラジオでよくかかっているスキマスイッチみたいな歌い出しの名曲はなんだろうと思ったらそれがこの曲だった。前述のように歌い出し部分の雰囲気がなんだかスキマスイッチっぽく感じた。死を取り上げたシリアスな楽曲だが、最初から最後まで聞き手を掴んで離さないメロディーが何より最高。動画サイト出身&TV出演が無い状況からじわじわ広がってきてここまでの存在になっただけあって、圧倒的なヒット曲たる風格が漂っているように思う。後から2018年を思い出した時に2018年の大ヒット曲として確かに記憶される曲になるだろうな。

一筋縄でいかないというかやっぱDTM世代というかベテランプロデューサーがついてたら絶対やらないだろうなというAメロ部分で聞こえるスクラッチ代わりのようなウェッ!ウェッ!は1度気にしてしまうとかなり気になってしまうところはある。
★★★★★

2.クランベリーとパンケーキ

今度はなんだかTHE YELLOW MONKEYちっくな歌謡風味な楽曲。年齢的にも90年代後半以降のJ-POPを普通に通ってきた人なんだろうか。けっこうぶっ飛んだ歌詞になっていて意味不明だが”こんな馬鹿な歌ですいません”とか歌っているし、意図的にふざけているようだ。ただ歌い方が全然ふざけてないので、何言っているか分からないけどなんかスルッと聞けてしまうところもある。
★★★☆☆

3.Paper Flower

クレジットがボーカル表記しかないが、00年代序盤みたいなR&B調のクールな曲調に独特の風味を加えたような楽曲。3曲とも全く色が異なっているが、J-POPの歴史をたどっているようでもあり、正直「Lemon」以外はそんなにピンと来るものではなかったが、次のアルバムくらいまではひとまず聞いてみたい。
★★★☆☆

米津玄師
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