2018年4月18日(配信)
2018年4月25日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場4位 売上9.4万DL(シンクロニシティ)
初登場18位 売上0.5万DL(Against)
初登場1位 売上132.1万枚
DVD付4種+通常盤の5パターン複数商法。5種全てのCD3曲目が異なる。DVDは表題曲MV以外の内容が全て異なる。
A~Cの特典映像の「旅する3人」は「シンクロニシティ」選抜メンバー3人ずつが全国各地を旅する内容。この旅で購入された現地の名物は3月に行われた46時間テレビの昼食争奪コーナーにて登場しており、この際に特典映像がこれであることも明かされていた。
Dの特典映像のみ異なり、3期生の個人PVとなっている。個人PVは1年ぶりだが、全員ではなく3期生のみという変則的な形となった。
配信では恒例の全曲セットSpecial Editionにて1週間前に配信開始。moraではSpecial Editionはアルバム扱いでもランクインしているが、O社ではアルバム扱いは無いようで単曲でのランクインのみ。「シンクロニシティ」だけでなく、生駒の卒業曲扱いになる1期生によるC/W「Against」が初登場18位となり1週だけトップ30入りした。
生駒里奈の最終参加シングル。3月31日付で卒業した川村真洋は不参加(前作およびアンダーアルバムが最終参加作品)。生駒は4月22日に日本武道館で卒業コンサートを行い、5月6日の握手会にて卒業した。
CD売上では猛烈な勢いで初の初動ミリオンを突破。AKB48「ジャーバージャー」を上回り、O社売上においてついにAKB48越えを果たした(ただし次のAKB48は総選挙なのでここだけは抜かれる見込み)。
ミリオンの要とされる個別握手会(別サイトで通常盤を予約購入するやつ)は既に白石や西野らトップメンバーの握手会は免除、生駒は卒業につき不参加、北野休業中、その他多忙なメンバー複数人が日程削減となっており、40名を割り込む人数で握手会を行っている。AKB48は48グループ全メンバー350名以上で握手を行っているため、実態としてはとっくに抜いていたのではないかという説もある。
1.シンクロニシティ
センターは白石麻衣。前々作に続いて3期生が選抜入り。生駒の最終参加作品となったが、生駒本人が卒業センターを拒否したと説明。だからこの曲になったとか、だから白石センターになったかは不明。3期生も今回入ったとはいえ、乃木坂46の清楚なイメージを最大限に高めつつ、初期とは違う大人っぽさも兼ね備えたような楽曲。「君の名は希望」以降のいわゆる乃木坂っぽい感じの曲は既に何度も出てきているので、「インフルエンサー」のようにちょっと違った角度に攻め込む事で去年は一定のインパクトを残したと思うんだけど、今作に関しては乃木坂っぽい感じに真っ向勝負してその上に突き抜けたようなイメージ。6周年、7年目の貫禄というか白石麻衣センターでは最高傑作でたぶんこれを越えるものはなかなか至難だと思う。やれ年齢が上がりすぎだのなんだの言われるが、正直聞いている方も一緒に年齢が上がっているので、まだまだこの先の可能性も見せてほしい思いはあるが…。
★★★★★
2.Against
1期生楽曲で生駒センター。こちらが生駒ラストセンター曲にして事実上の生駒卒業ソング。1期生だけが勢ぞろいする機会はあまりないので、選抜常連とアンダー常連が一緒に並んでいるのはかなり珍しい。生駒がセンターをしていた初期5シングルのイメージとは全く違うカッコいいナンバーだが、一応1番イメージの強い「制服のマネキン」のダンス激しい感じを最後にもう1回といった感じなんだろうか。
普通にカッコいい曲なんだけど気になるのは歌詞。あえてこの早いタイミングでグループを去ることを決めた生駒の決意を歌詞にそのまま反映したものと思われるが、見事なまでに年上メンバーに対する引退勧告みたいになってしまっていてシャレになっていない。
“このままここにいるのは誰のためにもならない”とか”居心地のよさ甘えていたら”とかかなり性格的に頑固な印象のある生駒が卒業理由としていかにも言いそうな事ではあるんだけど…。そして100%自分にだけ向けている決意で他意は無いんだろうけど、それが見事にメンバーに突き刺さるっていうある意味ではそれも生駒らしいのかもしれない。
それにしても「アンダー」もアレだったが、ここまで直接的に事実上の引退勧告みたいな言葉をよりによってサビで炸裂させられてしまうと卒業ラッシュが加速しそう。早速この後これを歌っていた斎藤ちはるが
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.雲になればいい
3人の名前にある漢字を組み合わせただけのユニット名で歌詞カードにどう読むのか書いていなかったが生田のブログにてドンウォーリーと読む事が明かされている。生田を筆頭に歌える3人なので、乃木坂には珍しく歌唱勝負な感じのアコースティックナンバー。前作「いつかできるから今日できる」のAメロソロパート繋ぎを何故か生歌で年末歌番組に出演しまくって乃木坂歌下手イメージがかなり悪化してしまったので、歌えるメンバーは歌えるんだぞというアピールなんだろうか。この3人は揃ってTVでは披露されない2番Aメロ(桜井だけ松村とデュエットパートだった)で歌ってた人たちだったりするけど、何で3人揃って2番に回してしまったのかと改めて…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.新しい世界
アンダー曲。初めて3期生がアンダーに合流した。センターは鈴木絢音でアンダーアルバムの新曲でセンターを担当していたので時系列では引き続きのセンターだがMV制作楽曲としては初のセンターとなる。アンダーらしいシリアスさはあり、普通にいい曲だがアンダーの地位上昇物語が完全に一段落してしまったのかなんなのか、前作に続いていい曲なんだけどなんか新鮮味があまりなくて停滞感が…。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.スカウトマン
休業中の北野日奈子を除く2期生楽曲。相楽が5月になって卒業を発表したので最終参加作品。2期生は変な曲、そして堀センターじゃないといけない…という謎の制約があるのか、前回の「ライブ神」に続く堀センターにして方向性は違うが一言でいうところのヘンテコな曲という印象が同じ。今回もかなり異色で48・46系ではあまりやらないようなヘンテコな癖のあるアレンジに特化したような楽曲。どっちかというとこういうメロディー聞かせるよりアレンジ寄りな楽曲はハロプロが得意としているようなイメージ。これを2期生の色にしていくつもりなのか。もう少し普通な曲を聞きたいんだけど…。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.トキトキメキメキ
タイトル通りのトキトキメキメキとした元気でかわいいアイドルポップナンバー。最年少岩本をセンターに置くことでフレッシュな3期生メンバーに求められるフレッシュな感じをそのまま期待通りに提示したようないい曲。
★★★★☆
通常盤のみ
3.言霊砲
3期生で選抜メンバーになっている4人だけのユニット。3期生で選抜メンバーという括りなので年下の妹系メンバーというわけではない。ソロパートが多いので各メンバーの歌声が聞けるのが最大の魅力。久保は生田とデュエットした前作「新しい花粉~ミュージカル「見知らぬ世界」より~」で生田にも負けない素晴らしい歌唱を披露していたが、それ以外の3人の声はほとんど印象が無かった。他の3人もそれぞれ個性的でなかなかいいと思う。やはりソロパートが多めの楽曲の方が上手い下手に関係なく味が出て面白い。
★★★★☆
DVD
1.シンクロニシティ Music Video
木造空間の中で激しくダンスする躍動感のある内容。「インフルエンサー」もダンス中心だったが、今作はダンスというより激しい舞いといった感じで、ダンスパフォーマンスのみで全編構成されている。完全に1つの空間のみ、別カットなし、リップなしというのは初めてじゃないだろうか。最早神々しいまでの輝きを放つセンター白石の存在感はまさにここで頂点に達したかのようで、少なくとも1期生のセンターでこれを越える高みはもうないところまで来たんじゃないかという迫力がある。
以下Type-Aのみ
2.Against Music Video
これまたダンス主体の内容だが映像が終始横スクロールしていくため、場面自体は細かく変わっていく。間奏の生駒のソロダンスもかっこよくは決まっているものの、とりあえずカメラ固定でただ踊っているだけの映像でも見たかったなというところはある。あと1期生だけってなかなか無かったので、アンダーメンバーと生駒や白石ら全作選抜メンバーが一緒に映っているのが初期以来(たぶんMVで1期全員というのは「シャキイズム」とかあの辺以来)でなんだか懐かしい。
3.旅する3人~最高のお土産を探して~金沢編
スタッフも帯同していて念のためにカメラも回しているのでどうしても使いたい場面はスタッフの撮影した映像も使用しているが基本的にはメンバー3人のうち誰かが自撮り棒を持って撮影するのを基本とした1泊2日の旅行映像。目的は46時間テレビ企画でのお土産購入だがそれ以外は観光地を回ったり、ご飯食べたり、比較的豪華な宿泊ホテルにワーキャー言ったりする内容。
白石のテンションが非常に高く明るいため、白石大好きな松村も同時にハイテンションで、2人に引っ張られて若月も明るめになっているため、1発目にして非常にテンションの高い旅模様になっている。これをType-A1発目に置くのは他の人たちにとって酷だったのでは…。TVやモデルのイメージから白石は一般的にはクールな印象が強いが、元々けっこうはっちゃけた明るさを持った人で、時系列的にはこの後にひょっこりはんネタを46時間テレビでやってさらにひょうきんな一面を見せるなどここに来てまたそれが前面に出てきているような印象も。
4.旅する3人~最高のお土産を探して~松阪編
高くも低くもなく標準的なノリでの旅模様。与田は飛鳥に強めにイジられている時に面白くなる印象があったが、衛藤樋口はそういうノリではないので、結果的に与田がおとなしいだけになってしまったのはちょっと残念だった。
以下Type-Bのみ
2.新しい世界 Music Video
退廃的な学校を舞台に、鈴木絢音を中心に90年代前半頃みたいな古いパソコンを使って新しい世界へ向けてメッセージを発しようとする内容。とりあえず曲タイトルにかけて新しい世界へ向かおうとするというのを表現していると思われるが明確なストーリーがあるわけではないので細かいところは良く分からない。曇天がいい具合に幻想的だが、3期合流で人数増えたのにズラリ横並びで判別困難とかもう少しなんとかならなかったのか…。そして3期生加入前の最年少である渡辺みり愛も高校卒業したというのにいくら3期が入ったからって制服設定を今更やるとは思わなかった。3期入ったって言ったって高校生4人しかいないじゃないか。
3.旅する3人~最高のお土産を探して~高知編
3人ともあまりロケという意識が無いのか、終始マイペースでユル~い雰囲気。新内・桜井共にイジるメンバー(新内だったら2期生の他のメンバー)がいれば、そこはかとなくおかしな挙動や行動が面白くなるんだろうけど、そういったメンバーが不在のため何も起こらずにまったり進行してしまう。桜井にしても新内にしても1人ならしっかり進行するんだろうけど、混ぜるな危険だったのかこの2人が一緒だと2人ともろくに進行しないとは…。もう少しカメラに向かって感想なりなんなり言ってくれればいいのに…。7本の中では最もこれが垂れ流し映像というか、誰もカメラ意識して喋らないというのは新内・桜井のどっちかがもう少し頑張ってほしかった…。西野に関しては元々マイペース&1人が好きそうな感じで、仕事モードの際はもう少し落ち着いた感じになるが、長い付き合いでメンバーにはすっかり気を許しているのか終始リラックスした感じで楽しそうなのでなんかほっこりする。西野のリラックスした感じを引き出せたのは桜井&新内の最大の功績かも。
4.旅する3人~最高のお土産を探して~京都編
いわゆる「生生星」という最大公約数の期待に応えた組み合わせ。函館の予定が悪天候欠航により急遽京都方面へ変更。高知編のユルさ&使えるとこだけとりあえず並べました感に比べると、途中でBGM流して収録しきれなかった楽しそうな3人の様子をダイジェストでなるべく詰め込んでみたり、カラオケに行った3人の歌唱シーンを少し長めに入れたり、最後にもう1回カラオケに戻って「ぐるぐるカーテン」で締めたりと生駒が最後ということで編集に熱が入っているのがかなり分かりやすく出ているような…。
以下Type-Cのみ
2.スカウトマン Music Video
曲と同様に映像もかなり奇抜な内容。極彩色な全体の色合いも奇抜だが、堀が遅刻しそうで止まれ!と願ったら実際に時間が止まってしまったという設定から停止状態(ただし歌ってはいる)の色々なシチュエーションが出てくるものの、最後の最後まで動きが無いのは…。注目すべき点は休業中で曲にも不参加な北野日奈子がエキストラとしてMVに参加しており、1番のサビでメンバーの後ろに衣装さん(?)として立っているのを筆頭に少しだけ姿を見せているところ。北野がキタノ!
3.旅する3人~最高のお土産を探して~青森編
生生星の函館が悪天候欠航で京都へ変更になったくらいなので本州最北端のこちらも吹雪。初日は大間崎と近くの食堂とちょっと外に出ただけでもうホテルになってしまう。そして7本の中でホテル内での映像が最も長くなっているが、これは久保が翌日仕事により離脱して2日目は井上・堀だけになるためのようだ。井上・堀は放っておいても挙動が面白いし、久保もテンションが上がってくると面白くなってくるのでワーキャー言ってるだけでも楽しそうでいい。
4.旅する3人~最高のお土産を探して~山口編
高山一実、寺田蘭世、山下美月
3人ともカメラを意識して旅番組風に振る舞っている上、普段は声がか細い寺田がけっこう普通に動き回っているのも好印象。何故かここから急に映像内のテロップ編集(説明や行動へのツッコミ等)が激増する。宮崎編でも出てくるがこの山口編だけやたらテロップが入るのはスタッフ急にここでハッスルし始めたのか、ここから担当者が変わったのか…謎だ。別にテロップを入れなきゃならないほど映像や話がまとまっていないわけでもなく、むしろ比較的しっかり進行していると思うんだけど…。
5.旅する3人~最高のお土産を探して~宮崎編
真夏さん、飛鳥は比較的いつも通りでイメージ通りなんだけど大園が思ってた以上によく喋るし、積極的にカメラ回してるしで驚いた。最後が大園の実家という事でそこでリラックスムードになるのは分かるけどそれ以前からニコニコよく喋っているので、とりあえずテレビ慣れはしてないけどこういう場において先輩たちとはすっかり打ち解けて仲良くやっているようだ。他の3期生が入った組でもそうだったけど、自撮り中心の旅というのが良かったのかもしれない。…ただこの宮崎編だけ締めの挨拶が抜け落ちてるよ…(大園の実家内で特に終わりともいわずに唐突に映像が終わってしまう)
以下Type-Dのみ
2.トキトキメキメキ Music Video
夏まであと100日としてセンター岩本がみんなを盛り上げて夏を先取りするようにわちゃわちゃするひたすらフレッシュなアイドルらしい内容。かわいいとしか言いようがないくらいストレートにアイドルらしさを出してきた感じ。夏に関してはそんなに…全部室内だし…と思ったら天候不良により屋外撮影が屋内撮影に急きょ変更になったとかなんとか。なるほど納得。
3.伊藤理々杏、4.岩本蓮加、5.梅澤美波、6.大園桃子、7.久保史緒里、8.阪口珠美、9.佐藤楓、10.中村麗乃、11.向井葉月、12.山下美月、13.吉田綾乃クリスティー、14.与田祐希
3期生全員の個人PV。選抜メンバーによる「旅する3人」に大園・久保・山下・与田も参加しているが、個人PVにも参加している事になる。一方で1期2期のアンダーメンバーは特典映像完全不参加…と偏った状況になっている。
個人PVはちょうど1年ぶりなので全員分やってほしかったところではあるが…。ちょっと意味不明なものもあるが、この人数だとクリエイターの自己満趣味に走るようなアートなのが無いのと、1年前のただただやらされてた感のある様子と違ってメンバーそれぞれの魅力が良く出た映像が並んでいると思う。
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