2018年5月30日
初登場1位 売上182.1万枚(O社年間1位(内定))
最高23位 売上0.9万DL
Type-A,B,C,D
恒例総選挙投票用CD。
DVD付A~D4種(初回・通常)+劇場盤の9種5パターン複数商法。5種のCD全て3曲目が異なる(チーム曲)。DVD4種も同様に3曲目が異なる。これまで優遇されてきたTeam 8だが今回は劇場盤C/WのためMVは制作されていない。
A~Dには初回盤、通常盤があり、ジャケットと特典が異なる。初回盤はイベント参加券、通常盤は生写真ランダム1枚封入。
劇場盤含めて9種全てに共通して総選挙投票シリアル封入。
Team 8以外のチーム曲の収録は「翼はいらない」以来2年ぶり。
AKB48名義のCDにAKB48メンバー全員が参加するのはアルバム含めても「翼はいらない」以来2年ぶりとなった(強調)
なお峯岸みなみが5月31日に『ダウンタウンDX』に出演した際に自分は必要とされていないという旨のトークを繰り広げた事が記事になったが、極め付けとして挙げた「最新シングルにカップリングも含め1曲も参加できなかった」「初めて、自分の声が入っていないCD」というのは今作を対象とするならばホラである。今作では峯岸みなみは「終電の夜」に参加している。
峯岸みなみが初めて1曲も参加できなかったシングルは前作「ジャーバージャ」である。直近で初めて1曲も参加できなかった事自体は事実であるため、恐らく意図的に話を組み替えたものと思われる(放送が発売当日のため番組収録時の最新シングルは「ジャーバージャ」であり、さらに収録がかなり前だったのであれば一応嘘ではない事にもなる)。
またTeam 8は元々47都道府県から1人ずつという編成の都合上兼任させられずに独立していたが、各チームの姉妹グループからの兼任は全て解除されたため、今作におけるチーム曲は全て純AKB48メンバーのみとなっている。兼任メンバー不在の純AKB48メンバー楽曲がAKB48のシングルに2曲以上収録されるのは恐らく2012年の「真夏のSounds good !」以来6年ぶりじゃないだろうか…。
CD/DVD共通
1.Teacher Teacher
発表時、教師を誘惑するような歌詞がけしからんという話も出ていたが総選挙の喧騒にすぐにかき消されたO社年間1位内定楽曲(ビルボードでは大敗見込み)。歌詞の内容よりも電子音バリバリでK-POP全開というかTWICEの方しか見ていないかのようなTWICEっぷりの方がインパクトだった。略すと「TT」だし策士家秋元康、これは狙ったのか…?ブイブイ鳴り響く電子音系の楽曲は普段あまり聞かないので新鮮ではあったし、それなりにインパクトはある。
MVはダンスシーンメインでメンバー個別か数名ずつのイメージカットみたいなのが出てくるのみ。大人っぽい雰囲気は醸し出しているもののかつてないほどのシンプルさ。遠征ロケもしなければ、ストーリーも無いという前作以上のトピックの無さ。これは一体どうした事か。センターは小栗有以だが、毎回不意打ちでAKB48メンバーの誰かをセンターにしてそれっきりというパターンがけっこう続いているのでさっぱり印象に残らなくなってきた。
★★★☆☆
2.君は僕の風(AKB48グループ センター試験選抜)
AKB48グループに関する問題をメンバーに出題するという新企画「AKB48グループ センター試験」成績上位者16名を選んだ楽曲。1位は向井地美音。
知識がある=グループへの愛着が深い、とは必ずしも言えないが(ファンでも知識をひけらかしたり、知識で優位に立とうすると途端に面倒なプロファンと化す)、総監督横山、総選挙連覇指原、キャリアの長い柏木辺りのベテラン勢はさすが。1位がちゃんとAKB48メンバーでセンター経験者である向井地というのも綺麗にまとまった感じ。あれ最後の1期生峯岸さんは…?と思ったら16位まで選抜の中で同率17位というギリ落ちだっ
楽曲自体はさわやか王道のアイドルポップ。MVはそのままセンター試験風の内容になっているが、高校生以下のメンバーがほとんどいないからなのか、高校生がセンター試験受けるという制服設定では無くて大学設定。意外と大学設定って無かったので新鮮な見た目だ。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.ロマンティック準備中(Team A)
2年ぶりチーム曲で、姉妹グループ兼任全解除後、すなわち各チームが純AKB48メンバーのみになって初のMV付チーム曲。これにより久々のAKB48楽曲への参加だというメンバーは多数いると思われる。
アイドルっぽくも大人っぽくもある中間点のようなダンスナンバー。MVは雨と赤い傘と工場のような場所でそれなりな雰囲気。今回どれもなんとなくチームの今までのイメージっぽい曲が並んでいるものの、極端にアーティスト方面に振り切った曲も極端にぶりっ子アイドルした曲も無く、適度なバランス感覚になっているので正直あまり書くことが無い。突出して印象に残らなくも残るわけでもなく、全て普通にいい曲。今作以降は無条件で全部★3固定とした。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.終電の夜(Team K)
シリアスなナンバー。1曲も参加してない発言の峯岸さんが確かに参加している1曲。MVも少し暗めでカッコよさ重視。この点はKのカラーとして昔から大きく変わっていない。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.新しいチャイム(Team B)
今回はさわやか風味でカワイイ雰囲気は抑えめだがアイドルっぽいTeam Bの象徴的存在であった渡辺麻友がいなくなってもやはりフレッシュさを感じる1曲。MVも真っ白で清楚な感じだが、対比して真っ黒な一面も出していて単にカワイイだけではないというところも。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.猫アレルギー(Team 4)
今作の中では最も若々しいアイドルポップナンバー。実際若手で構成されていて、かつての峯岸や木﨑ゆりあを引き継いで現在のまとめ役は岡田奈々いった感じ。ていうか岡田奈々以外さっぱり分からない。A,K,Bも一応2,3人は知っている顔が出てきたんだけどここはマジで岡田奈々しか分からない。MVは満を持して(?)今作唯一の高校制服展開。
★★★☆☆