2018年6月15日
配信限定
初登場1位 売上11.4万DL
40周年を迎える10日前のリリースで初の配信シングル。
08年30周年で無期限休止して、13年35周年で復活したが、シングルは14年9月以来、アルバム含めても15年3月の『葡萄』以来となる。ライブ含めても同年8月が最後でサザンとしては3年近く休止状態となっていた。このため35周年の復活以降も結局は実質休止していた期間の方がわずかに長いが、特に休止は宣言されていなかった。
闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて
映画『空飛ぶタイヤ』主題歌。TOKIO長瀬主演映画だったが、本人主題も書き下ろしパターンではなくサザンとのタイアップとなった。TOKIO新曲チャンスがぁぁぁぁ！！！と思ったが4月下旬以降どっちみちTOKIOじゃ出せなかっ企業で戦うサラリーマンを戦士として応援するような楽曲。映画に合わせて大企業の文字通り社員というより戦士向けになっているので、かなり気持ちを強く持っている必要があり、淡々と、もしくはもっとギリギリで日々乗り切っている一般の多くのサラリーマンには共感しにくいというか、戦士のように働くよりもプライベート優先な考え方も進んでいる昨今ではあまり万人向けの応援歌では無いような感じもする。日々戦っている感覚は確かにあるが、根性ねえ奴ぁオサラバとは個人的にはとても言えない。個人的にはそういった点やサウンドにもどこか20世紀的、昭和的な雰囲気も感じるが、同時に現役バンドとしての気概も感じられるけっこう不思議な質感の楽曲だなと思う。
インパクト自体はここ何作かだとタイアップのあるC/W、アルバム曲ポジションで表題曲にはならないかなという気もするし、40周年の幕開けではなく、40周年の幕が開く前の前哨戦としての1曲だと思うので、40周年を飾る新曲はもっと凄いのが出てきそう。
★★★☆☆
サザンオールスターズ
2018/06/15 ￥250
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