2018年9月19日
Type-A,B,C,D,E
初登場1位 売上147.6万枚
最高27位 売上0.7万DL
6月に開催された『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』によるシングル。今回「世界」になっているのは海外にあるJKT48・BNK48・TPE48も対象となっているためだが、宗教上の理由からJKT48が全員辞退したため、BNK48・TPE48しか参加していない。なおSNH48がかつてあったが2016年に独立状態となったためグループ自体は勝手に存続しているが、48グループからは公式に除名されているため参加権利も当然無かった。
このため今回は世界選抜メンバーという「世界」を用いてのスケールの大きさを煽る演出が取られたが、実際に今作に参加している100人のうちBNK48・TPE48からは2名しかランクインしておらず、98人は全員国内の48グループメンバーであった。また後に公開された120位まで及び速報でランクインしたものの圏外となったメンバーも全て国内メンバーのみだった。
表題曲が1~16位の世界選抜メンバー、C/W1曲目がアンダーガールズ(17位~32位)で、以降は3曲目にA,B,C,Dに順番に割り振られ、Eは同時開催されていたSHOWROOM選抜によるメンバー。DVDもCDと同内容の曲目でのMVを収録。
劇場盤には今作で唯一総選挙絡みではない「百合を咲かせるか?」を収録。この曲はドラマ『マジムリ学園』主題歌で出演者で歌唱している。
A~Eには初回盤・通常盤があり、ジャケットが異なり、初回盤はイベント参加券、通常盤は生写真ランダム1種封入だがCD/DVDの中身は同じ。劇場盤含めて9種5パターン複数商法。
総選挙1位となった松井珠理奈は直後に休養になり、発売前の9月6日には復帰したものの、制作の締め切りには間に合わなかったため音源・MVに一切参加していない。MVに関しては松井珠理奈の出演予定部分は絵コンテのままとなっており、音源もMVも後に松井珠理奈の声と映像を追加して作り直して発表するとしている。
CD/DVD共通
1.センチメンタルトレイン
松井珠理奈(SKE48)(不参加)
須田亜香里(SKE48)、宮脇咲良(HKT48)、荻野由佳(NGT48)、岡田奈々、横山由依、武藤十夢、大場美奈(SKE48/元AKB48)、矢吹奈子(HKT48)、田中美久(HKT48)、惣田紗莉渚(SKE48)、高橋朱里、向井地美音、吉田朱里(NMB48)、古畑奈和(SKE48)、本間日陽(NGT48)
松井珠理奈は不参加で2~16位の15人で歌唱(歌詞カードには松井珠理奈の名前はあるが不参加である旨を注記)。松井珠理奈の体調不良により、乃木坂46への予定曲と交換したんじゃないの説がより信ぴょう性を増すようなどこか清楚な感じがする48系列ではあまりやらない乃木坂っぽい曲。乃木坂っぽいというかサビの入りとか思いっきり「サヨナラの意味」を聞いたことがあるリスナーならほぼ100%「サヨナラの意味」がよぎること間違いなしな勢いで酷似。これはこれで乃木坂がそのまま歌ったら「サヨナラの意味」の劣化コピーの一言で処理されていた事が想像できるだけに、AKBにこの曲が回ってきたのは良かったかもしれない。普通以上にいい曲だし、AKB48だとなんだかこの落ち着いた感じが新鮮だったりもするし。数年後の思い出そうとした時に思い出していたつもりが「サヨナラの意味」の方だった…とか普通にありそうではあるけど、いずれにせよどっちもいい曲だ。
前代未聞のMVはおなじみ高橋栄樹が監督を担当したが(A面では確か高橋みなみ卒業の「「唇にBe My Baby」と、久々ド王道の去年の「#好きなんだ」以来となるが、個人的には「10年桜」から10周年の来年春の曲で再登板だと思っていた)、さすがにセンター不在は初の経験で大変だったようだ。結局松井珠理奈の出演シーンをイメージ映像、顔が映らない影武者、絵コンテまんまぶち込み、驚異のCGダンス…等々場面ごとにあらゆる最新技術、古典技術をフル投入して本人不在のまま存在感を出すという珍妙な仕上がりに。次から次へと投入される松井珠理奈代価術の数々にストーリーが頭に入らん…。ていうか1位がいないだけに2位須田と3位宮脇の出番が相対的に目立つのに4位のおぎゆかの出番がなんだか少なくないか。NGTのスケジュールの都合?
★★★★☆
2.サンダルじゃできない恋(アンダーガールズ)
松村香織(SKE48)、高柳明音(SKE48)、小嶋真子、白間美瑠(NMB48)、奈良未遥(NGT48)、岩立沙穂、太田夢莉(NMB48)、西潟茉莉奈(NGT48)、小栗有以、田島芽瑠(HKT48)、北川綾巴(SKE48)、荒井優希(SKE48)、菅原茉椰(SKE48)、加藤美南(NGT48)、福岡聖菜、峯岸みなみ
ラテン風味の大人っぽいサマーソング。そんなにギラギラしてなくて比較的サウンドも聞き心地がいい。MVダンスシーンが真っ白背景に照明効果によるゆらめきのみ、全員でのシーンもほぼ植物系の1セット…とやや簡素な感じがしなくもない。
それにしても小嶋真子や小栗有以がこの位置なのか。小栗有以なんか前作センター&「マジムリ学園」主演と一気に押されていたが…。そして最後の1期生はアンダーもついにギリギリに…。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.友達じゃないか?(ネクストガールズ)
谷口めぐ、小畑優奈(SKE48)、江籠裕奈(SKE48)、加藤玲奈、中井りか(NGT48)、大西桃香、チャープラン/CHERPRANG(BNK48)、渕上舞(HKT48)、川本紗矢、内山命(SKE48)、西村菜那子(NGT48)、佐々木優佳里、末永桜花(SKE48)、熊崎晴香(SKE48)、坂口渚沙、朝長美桜(HKT48)
明るいアイドルポップロックナンバー。真新しさは無い量産タイプの曲だが、適度にさわやか、適度にいいメロディーで適度にいい曲。MVはボウリング場を舞台にしてやや奇抜な格好をしているので今作の中では1番分かりにくい。こういう普段と印象の違う格好をされると、次に見た時に印象が一致しないんだよなぁ…。そしてボウリング場を前にしてほとんどボウリングしないどころか、投げるところで寝転がったり、立ち入り禁止のレーン内に後列メンバーが入り込んでダンスシーンとか色々踏み入ってるのが少し気になる。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.ある日 ふいに…(フューチャーガールズ)
倉野尾成美、小田彩加(HKT48)、竹内彩姫(SKE48)、込山榛香、太野彩香(NGT48)、内木志(NMB48)、松岡菜摘(HKT48)、一色嶺奈(SKE48)、渋谷凪咲(NMB48)、岡部麟、鎌田菜月(SKE48)、小田えりな、駒田京伽(HKT48)、太田奈緒、田中菜津美(HKT48)、中村歩加(NGT48)
サビは追っかけコーラスになるスッキリさわやかのびやかなポップナンバー。ピンク基調のMVもアイドルらしいかわいらしさ全開。センターの倉野尾成美、「マジムリ学園」のレギュラーの1人だったが、同一人物だと印象が一致しないくらいにドラマの時より数倍増しでかわいく撮ってもらえているように見える。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.ひと夏の出来事(アップカミングガールズ)
後藤萌咲、松岡はな(HKT48)、高倉萌香(NGT48)、髙畑結希(SKE48)、小熊倫実(NGT48)、山口真帆(NGT48)、本村碧唯(HKT48)、ミュージック/MUSIC(BNK48)、秋吉優花(HKT48)、瀧野由美子(STU48)、久保怜音、日高優月(SKE48)、長谷川玲奈(NGT48)、岡田美紅(SKE48)、城恵理子(NMB48)、青木詩織(SKE48)
ここでちょっと哀愁系。いつものように夏全開の曲を用意するも9月末発売で季節が過ぎ去ってしまった感じはあったが、今年は10月頭まで暑かったので9月くらいならまだまだ季節感があった。MVは白衣装&森林ロケで清楚感MAX。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.波が伝えるもの(第10回世界選抜総選挙記念枠)
植木南央(HKT48)、本田仁美、豊永阿紀(HKT48)、運上弘菜(HKT48)、下野由貴(HKT48)、加藤夕夏(NMB48)、坂本愛玲菜(HKT48)、大森美優、谷真理佳(SKE48/元HKT48)、村瀬紗英(NMB48)、山田野絵(NGT48)、山内瑞葵、水野愛理(SKE48)、篠崎彩奈、山田菜々美、栗原紗英(HKT48)、馬嘉伶、上西怜(NMB48)、石田千穂(STU48)、大家志津香
例年だと圏外扱いだったが今年は10回記念という扱いで100位までの枠も名称そのままに用意された。また延長戦と称して120位まで順位が後に明かされたがそちらは発表のみ。
けっこうコテコテな昔懐かしフォーク風のメロディーにポップロックなバンド風アレンジなどこか懐かしい雰囲気の楽曲。海をテーマにしているので目下2ndが発売中止になったまま来年発売になってしまった瀬戸内を舞台にするSTU48辺りがメインにしそうな雰囲気の曲にも思えるが…。MVは海&浴衣という夏らしい映像。
★★★☆☆
Type-Eのみ
3.“好き”のたね(SHOWROOM選抜)
中井りか(NGT48)、福田朱里(STU48)、中村歩加(NGT48)、吉川七瀬、今村美月(STU48)、野々垣美希(SKE48)、宮里莉羅、西澤瑠莉奈(NMB48)、堀詩音(NMB48)、清水麻璃亜、左伴 彩佳、仲村和泉(SKE48)、山根涼羽、石田千穂(STU48)、土路生優里(STU48)、沖侑果(STU48)
昨年に続いて総選挙期間中にSHOWROOMでも稼いだポイント数で競う選抜レースが行われ、昨年2位の中井りかが昨年の雪辱を晴らすため計画的に戦いを進めてぶっちぎって1位となった。一方で昨年1位だった大西桃香は今年は勝負に挑むつもりがなかったのか21位となり選抜外となった。昨年同様に通常の選抜クラスのメンバーはほとんど勝負に行かず、時間のある無名メンバーが並んでいる(中井りかもこっちに注力しすぎたので肝心の総選挙が37位まで落ちた)。
デジロック風味のダンスナンバー。かわいい感じの曲になりそうなタイトルに反して今回最もシリアスな雰囲気。ただ雰囲気だけというか率直にあんまり力入れてもらってないような…。間奏でアーオアを連呼するのはインパクトだけど、そういえば今回はこのパターンここで初めて出てきたな…。前々作とかほとんど全曲で間奏でウォウウォウ言ってばかりだったし、去年の総選挙シングルも明るい曲が全然出てこないとかだったので、やはりある程度曲調を散らすだけでだいぶ聞こえ方が変わってくる。久々にバランスのいい総選挙シングルになったと思う。
MVは昨年はSHOWROOMを意識した演出が見られたものの今年はなんだかやっつけ感が満載で、大人っぽくクールなダンスシーン&リップシーンのみという非常にシンプルなもの。肝心の1位様がスキャンダル喰らったのでペナルティが発生してこうなったのだろうか。撮影とかかなり気まずかったんじゃないか…などいらぬ心配が…。
★★★☆☆
AKB48
2018/09/19 ¥250
AKB48
2018/09/19 ¥250
AKB48
2018/09/19 ¥250
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2018/09/19 ¥250
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