新作シングル感想

記憶/槇原敬之

2018年10月10日
初登場22位 売上0.36万枚

2017年は新作リリースが無かったので、16年12月のアルバム以来、シングルとしては16年8月以来。

3曲収録されているが、すべて同じ曲の別バージョンとなる。

1.記憶

ニベアCMタイアップ。シリアスなメッセージソング。説教っぽさは昔ほど感じないものの記憶をテーマに長々と理屈っぽい感じがしてどうも結局何が言いたいのか伝わりにくい…。またサビでの盛り上がりに乏しくもう1つ盛り上がら無いままに終わってしまうのでどうにも印象に残りにくい。その点はラララでサビのメロディーを繰り返す事と同じ曲を3回収録することでカバーしている感じはするが、率直に何度か聞かないと良さが見えてこない固定ファン向けの曲が続くようになったなと思う。

あと05年に本人の演奏クレジットがKeyboardsからAll Instrumentsに代わってからはシンセ担当の毛利泰士(00~04年までの曲には常時表記されていたはず)の名前が無くなり、ギター以外は基本全部自ら打ち込むようになっていたっぽいけど、今作は槇原のクレジットがAll Instruments表記のままSynthesizer Programmerとして久々に毛利泰士がクレジットされていたのでレコーディングに復帰したって事だろうか。
★★★☆☆

2.記憶 Strings Version

トオミヨウによる別アレンジバージョン。リズムの弱いアレンジャーという印象が強いが今作でもリズムはほとんどなくて、生のストリングス隊が曲を引っ張る構成。ただそんなにストリングスが派手に盛り上げるわけでもなく、あくまでシリアスさを強調するだけで、しかも原曲で時々鳴っていた流れていくようなシンセの音は残されているので、まあストリングスバージョンなんだけど思ったほど違うわけでもないような…。
★★★☆☆

3.Memories

全英語詞バージョン。英訳担当者はAimeeとクレジットされている。アレンジ自体は原曲と同じなので、早口の英語になったという以外にはあまり違いがない。日本語だと早口で説明される歌詞に気を取られてしまうが、英語だと歌詞の意味を気にせずにメロディーとサウンドに意識が行くようになるので、歌詞より音重視で聞ける…というところはあるかもしれない。いくらサビが弱くても3回も同じ曲聞けばある程度は残ってくるし。
★★★☆☆

記憶
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槇原 敬之
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