2017年5月31日
Type-A,B,C
初登場1位 売上139.2万枚 年間1位(内定)
2017年の総選挙投票用シングルとして年間1位が内定しているO社&サウンドスキャン認定ミリオンセラー。2016年のシングル以降、5種+劇場盤の6パターン販売(初回・通常でジャケットが異なるので11種)が続いているが、昨年同様に総選挙用シングルは数を減らした3種+劇場盤の4パターン(初回・通常でジャケットが異なるので7種)となっている。
Type-A,B,C,劇場盤で1,2曲目は共通、3曲目のみ異なる。
A,B,CはDVD付で収録内容はCDと同じ曲目のMV収録。今回もMV以外の特典映像は無い。
初回盤はイベント参加券、通常盤は生写真ランダム1種封入。
ジャケットは異なるが初回盤、通常盤のCD/DVDは同内容。
劇場盤含めて全種に総選挙投票シリアル封入。
総選挙投票はCD以外にもFC会員、各モバイルサイト会員、各モバイルメール会員、オフィシャルネット会員、公式スマフォアプリ、各劇場公演月額見放題DMM会員など多岐に渡る。
C/W合計4曲は昨年の総選挙1~4位がそれぞれセンターを担当した楽曲となっている。
劇場盤のみ3曲目のC/WはSTU48の初オリジナル曲「瀬戸内の声」を収録。今作には未収録だが後からMVがYou Tubeで公開された。
CD/DVD共通
1.願いごとの持ち腐れ
『第84回NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲。08年のアンジェラ・アキ以降この中学校の部だけJ-POPの書き下ろし楽曲→概ね紅白で生徒たちと合唱というパターンになっているが、AKB48も朝ドラに続いてここに参戦。途端に不満の声が溢れ出て記事になってしまったが、AKB48なら叩きやすい(叩いてOK)という空気が出来上がっているだけだろう。確かにNコンに「腐」なんていう文字を持ってきたのは策士家秋元康らしい策士っぷりだが、歌詞全体が中学生向けの要素皆無というわけではなく、むしろ合わせにいっている。これに文句を言うなら記号や横文字を連発した大塚愛の時の方がよほどテーマも曲調も趣旨から逸れてい…
Nコン用として公開されたときはピアノアレンジの合唱曲でこのバージョンはMVの方で垣間見ることができるが、いざCDとして完成させると謎のロシア民謡風という異色のアレンジが施され、一聴すると暗い。暗いどころかなんか得体のしれない感じがしてきて怖い。この暗くて怖い雰囲気が合唱に合わない!ということなのかもしれない。朝ドラは正攻法みたいな曲だっただけにここで随分攻めたなとも思うが、どうせ曲が聞かれずに自動で年間1位になる事が内定された曲なら安全に置きに行くよりは徹底して攻めた方が面白い。いずれにせよ異色さで耳に残るんだからピアノアレンジの合唱曲そのままで出すよりはよほど良かった。ほぼ3分で終わるシンプルさも好印象。
MVは11分のドキュメントになっており、今年3月に廃校になった全校児童12人の静岡県の鏡山小学校を舞台にしており、メンバーではなく教頭のインタビューからスタート。学校の紹介を軽くした後に、「願いごとの持ち腐れ」の合唱練習をしている児童12人の元にJPN化した一部メンバーのみが訪れて交流するという内容。歌に入ってもほぼドキュメント音声が並行して流れている上に途中で児童との合唱シーンに音声が差し替えになるなどドキュメント主体の内容。メンバーによるSHOWROOM配信では配信が終わると自動でこの曲のYou TubeのMVへ移行する仕様なので、総選挙期間中にSHOWROOM配信をつけっぱなしにしておいてホウキの音とオッサンのインタビュー音声が聞こえてきたら配信終わった合図
松井、宮脇、岡田、山本彩、横山、渡辺、向井地、須田の他に児童と交流している一部シーンでは指原と柏木らしき姿も見えるが、スケジュールの都合なのかなんなのか児童と合唱するシーンではこの2人がいなくて松井、宮脇、岡田、山本彩、横山、渡辺、向井地、須田の8人だけ(生徒主体でメンバーがあまり映らないので最後の1人が須田なのか確信できず)。
歌唱メンバー全員での合唱風のシーンもあるが、そちらは合唱しているだけで振付も無ければ児童との交流も無いので後から付け加えたようだ。TV出演時は操り人形風の謎のダンスが繰り広げられたがMVではそれらは一切出てこない。このパターンは珍しいかも。
最後には児童から先生への泣きの手紙朗読展開になってしまい、一緒に合唱した8人のメンバーも背後に立っているんだけどメンバー全く映らない状態に…。
AKB48のMVを見るという心構えで視聴を開始してたった11分でこの廃校になるという小学校や全く知らない素人の児童たちに感情移入して感動できるかが試される。とある小学校が廃校になります、そこの児童と交流しました、一緒に合唱しました、児童たちから先生への熱い手紙の朗読です…泣けるでしょ?という感動の押し売りまではいかずとも全くそういう想定でMVを見ようと思ってないので唐突に違うものを見せられた感じが強い。何回も見れる内容でもないし、地獄の1時間「So long」と共に2度見ることはなさそうだ。
★★★☆☆
AKB48
2017/05/31 ¥250
2.イマパラ
昨年総選挙1位の指原センター曲。タイトルは今パラパラの略で、90年代末期~00年代初頭頃にパラパラやユーロビートなるエイベックス辺りがコンピ盤を連発して流行の最先端のジャンルとして流行らせていた事を、今やるというとんでもなく時代錯誤なパラパラナンバー。電子音系の流行はパラパラやユーロビートからいつの間にかトランスに切り替わって徐々に衰退していったと思ったら、最近はEDMなんていうジャンルになっているが、現代の感覚で聞くとパラパラとんでもなくダッセェ…。
“ママたち世代の”とか”生まれてないのに”とか歌詞中では扱われているがちょっと待てそんなに古くないだろ!というのはツッコミ待ちか。確かに最若手の10代前半のメンバーにとってはそうかもしれないが、センター様とか北原さん筆頭に90年代前半生まれくらいなら確実に生まれていたどころかある程度は記憶もあるはずだ。コナン君がパラパラ踊ってたのとか見てるはずだ…。
MVもまんまパラパラを踊りまくるユーロな雰囲気。速報1位のおぎゆかを拝めるのは今作ではここだけ。
★★★☆☆
AKB48
2017/05/31 ¥250
Type-Aのみ
3.前触れ
センターは去年2位の渡辺麻友。しっとり系ミドルナンバー。本当はけっこう面白い一面もあるのにTVではAKB48を背負わなくてはと気負いしたような硬い顔している真面目な印象の渡辺麻友のイメージそのままな感じ。MVが桜の木演出なのは時期が外れてしまってちょいと微妙。タイミング的に前作だったのでは。また比較的若いメンバーが揃っているので渡辺麻友がすっかりお姉さんになったのをより感じる仕上がり。
★★★☆☆
AKB48
2017/05/31 ¥250
Type-Bのみ
3.点滅フェロモン
センターは去年3位の松井珠理奈。かわいいよりカッコいい系の松井珠理奈に合わせたカッコいい系のダンスナンバー。作編曲の組み合わせまで乃木坂46の「インフルエンサー」と全く同じなので、何だか「インフルエンサー」候補から外された曲みたいな中途半端さも感じなくもない。MVも大人っぽいダンスの激しさを強調したものになっているが…基本的に「インフルエンサー」と比較しない方がいい曲。
★★★☆☆
AKB48
2017/05/31 ¥250
Type-Cのみ
3.あの頃の五百円玉
センターは去年4位の山本彩(今年の総選挙には4人の中で唯一不参加を宣言)。ギター主体のフォークロックバンド風ナンバー。これまたギターイメージの山本彩らしい楽曲。4曲の中でも山本彩のソロ歌唱が目立つ構成になっていて、山本彩と愉快な仲間たち感がMV含めても最も強い。
★★★☆☆
AKB48
2017/05/31 ¥250
キングレコード (2017-05-31)
売り上げランキング: 8
キングレコード (2017-05-31)
売り上げランキング: 14
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