2019年3月13日
初登場1位 売上130.9万枚
初登場30位圏外 最高24位 売上0.7万DL
A~C,劇場盤の4種発売。一般発売が3種以下なのは16年の「翼はいらない」、17年の「願いごとの持ち腐れ」以来となるがいずれも投票券シングルであった。投票券シングル以外では14年の「前しか向かねえ」以来となる。
A~Cの初回盤はイベント参加orプレゼント応募券、通常盤は生写真1種封入でジャケットが異なるが内容は同じ。
指原莉乃の卒業シングル。元メンバーとはいえ、現時点で兼任すらしていない姉妹グループメンバーがAKB48名義で卒業シングルを銘打つのは史上初となった。指原の総選挙結果以外でのセンターもAKB48ではこれが初。しかし今作発売直前に本所属であるHKT48の4月のシングルが本当の最終参加作となる事が発表された。
春シングル恒例の坂道グループの強制参加曲に加えて、IZ*ONEも加えたIZ4648による楽曲も収録されている。IZ4648はMVが制作できないためMVが収録されず、Type-Cのみ代わりの特典映像も無くDVDは2曲収録となった。
CD/DVD共通(CのみDVDは2曲)
1.ジワるDAYS
去年は王道ナンバーが表題曲で1回も来なかったので久々にAKBっぽいアイドルソング。指原卒業もあって少しセンチメンタルな部分もあって普通にいい曲。歴代の衣装を壁や床に敷き詰めて盛大に送り出すような仕様。ただ既に存在が大きくなりすぎたのもあってほとんどのメンバーにとって雲上人みたいな存在になってるんだろうなぁ。
★★★☆☆
2.私だってアイドル!/指原莉乃
ソロ曲。ソロデビュー作「それでも好きだよ」とほぼ同じようなブリブリのアイドルソングだが、歌詞には指原のアイドル人生が反映されている。大体みんなバラードで卒業というのが一時期パターン化していたので、ここまでアイドルをやりきって終わるのは珍しいが…こんだけ最後の曲を強調しておいてHKT48でもういっちょちゃっかり参加するってやはり強か…。この人の場合もうアイドルというより著名タレントになってしまっているので、ここまでアイドルを自ら連呼してもなんかちょっと違う気がしなくもない。間奏部分での莉乃ちゃんコールは元々一般に知られるさっしー呼びだったものを自分の本当のファンの人たちはさっしーとは呼ばずに莉乃ちゃんと呼ぶと頑なに主張して変えさせたそうだが、後藤真希をゴマキと呼ぶのはにわかという風潮がかつてあったのを思い出した。MVは指原死亡幽体離脱というコントみたいなストーリを挟みつつ、全力でアイドルをやり抜いているアイドル感全開のもの。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.Generation Change/AKB48カップリング選抜
AKB48カップリング選抜とか言っておいてどうせJPNだろとか思ってたら純AKB48楽曲だった。若手フレッシュ系の楽曲というのもパターン化してきたためか、今回はズバッとカッコいい系統のダンスナンバー。AKB48の未来を引っ張るのは自分たちだという強い意気込みを感じさせるナンバーでサビの締めもそのまま”世代交代させろ!”とド直球。これを持続出来てAKB48として立て直せればいいんだけどなぁ…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.初恋ドア/坂道AKB
3年目となる坂道AKB名義での楽曲。乃木坂46の山下がセンター。なおかつてはエース格全員参加くらいの勢いだった乃木坂46は3期生しか送り出しておらず、だいぶパワーバランスが変わってきていることを感じる。前2年と違って今回は普通に明るいアイドルサマーポップ。普通にいい曲だがこの流れだと割と突き抜けてしまい印象に残りにくい。MVも謎のバチバチCGと色合いがおかしな感じがどうにもしっくりこなかった。カメラワークが早すぎてメンバーが良く分からないというところだけは前2年をきっちり踏襲。
★★★☆☆
Type-Cのみ(CDのみ、DVD収録なし)
3.必然性/IZ4648
2018年12月12日フジ系『2018 FNS歌謡祭 第2夜』で”平成最後のスーパーアイドルソング”として書き下ろされて披露されていた48、46にIZ*ONEも加えたコラボユニットによる楽曲。日向坂46(けやき坂46)からは誰も参加していない。本田仁美、宮脇咲良、矢吹奈子は48としては休止中でIZ*ONEとしての参加の扱い。18年12月時点の在籍メンバーで歌唱されているので既に卒業済みの西野七瀬が参加しているほか、卒業を発表した長濱ねるにとっても最終参加楽曲となる見込み。レコーディングは行われていたもののMV撮影までする余裕が無かったようでMVが存在しない。これによるType-Cに代わりの特典映像を入れる事もせず、Type-CだけDVDが共通2曲のみという手抜き仕様に…。
なんていうか…なんでもかんでも混ぜれば凄くなるわけでもなく、割と量産タイプの秋元系アイドルポップ。”平成最後のスーパーアイドルソング”という冠には完全に負けてしまっている普通の曲だと思う。「NO WAY MAN」みたいな普段の48系とは一線を画す印象の曲はこういう時に使うべきだったのでは…。
★★★☆☆
劇場盤のみ(CDのみ)
3.屋上から叫ぶ/Sucheese(すちーず)
急速に売り出されている矢作萌夏をセンターとした楽曲でAKB2名、後は1名ずつ選抜。これまで大型新人として売り出そうとしてうまくいかなかった例は数多いが、次は矢作萌夏らしく、ユニット名も矢作の口癖「すち」とcheeseを組み合わせた造語らしい。
実際けっこう気合が入っているのか、爽やかなアイドルポップナンバーで量産タイプながらも今作の中ではけっこう好印象な楽曲。IZ4648がMV作れないならこっちのMV作って、IZ4648は劇場盤送りで良かったじゃないか…。
★★★☆☆
AKB48
2019/03/13 ¥250
指原莉乃
2019/03/13 ¥250
AKB48
2019/03/13 ¥250
坂道AKB
2019/03/13 ¥250
IZ4648
2019/03/13 ¥250
AKB48
2019/03/13 ¥250