新作シングル感想

Raspberry Lover/秦基博

2019年11月6日
初登場16位 売上0.7万枚

12月のアルバム『コペルニクス』と同時に発売が告知された先行シングル。「Raspberry Lover」は10月20日に単曲で先行配信。

アナログ、配信シングルでは2018年、2019年に2作リリースされていたがCDとしては2017年の「Girl」以来のシングル。「Girl」はシングルカットだったので新曲シングルとしては2016年10月の「70億のピース/終わりのない空」以来となる。

初回盤は弾き語りライブ10曲を収録したDVD『GREEN MIND at The Room』付属。
ファンクラブHome Ground限定盤にはDVD『GREEN MIND at The Room』に3曲追加。
アナログ盤はユニバーサルストア限定発売。

1.Raspberry Lover

行き場のない叶わぬ恋心を歌ったシリアスなナンバー。久々のシングルCDであまり広くウケを狙っていく気はないかのような雰囲気だけどこれが意外と耳に残ってきてアルバムの先行シングルとしては王道な感じのバラードとかよりもよっぽどいいかも。初期の頃に比べるとややキーが低くなっていて限界ギリギリのような高音を張らなくなってきているようにも感じる。

共同のサウンドプロデューサーにはトオミヨウを迎えていてアルバムもトオミヨウとの共同になる模様。トオミヨウというとドラムがお留守なアレンジャー(リズムトラックにあまり興味ないのかなってくらいドラムの打ち込みが軽い)という印象が強いが今作は生バンド編成なのでそういった弱点はあまり感じさせずいい感じ。
★★★★☆

2.仰げば青空~Acoustic Session~

春に配信限定でリリースした楽曲のアコースティックギター、アコースティックピアノ、チェロによるアコースティックアレンジバージョン。チェロのアレンジはトオミヨウが担当しているが演奏しているのはアコースティックピアノ。トオミヨウが主要楽器としている鍵盤・弦系なので最も持ち味を生かせているんじゃないかと思う。

なおオリジナルより先に別バージョンがCD化される事態となったが、オリジナルは無事にアルバムに収録される。しかしアルバム発売を同時告知する形での先行シングルなのに、C/Wが別バージョンとなるとたたでさえ売れないシングルがさらに売れなくなりそうな…。
★★★☆☆

秦 基博
Universal Music =music= (2019-11-06)
秦 基博
Universal Music =music= (2019-11-06)
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