2020年3月10日
初登場36位 売上0.1万枚
7ヵ月ぶりで企画除く単独名義で2ndシングル。
初回盤はMV&メイキング収録DVD付、フォトブック付属、スリーブ仕様。
1.透明クリア
オーソドックスな生バンドスタイルだった前作から一転して作編曲のSnail’s Houseによるボーカルレコーディング以外のオケのエンジニアも全部Snail’s Houseというサウンドクリエイター全開なエレクトロ路線。“フューチャーベースを軸に、新感覚のエレクトロミュージック”と紹介されているようにここ数年のPerfumeっぽいエレクトロなサウンドやボーカル加工に加えてメロディーの割にジャングル並にやたら早い忙しないというのは確かに新感覚。これに合わせて全体に無機質・無感情な感じで、本人の特技であるダンスパフォーマンスもコンテンポラリーダンスを取り入れたいという意向でなかなか独特な世界観。一方で変わっていないのは同世代を励ますような歌をやりたいという方向性でいしわたり淳治による作詞は本人取材を元にしているため前作以上にリアルな本人の思いが反映されて綴られている…と思う。
タイアップなしだから逆に制約が無かったのかもしれないが正直3,4枚目で出すならまだしも2枚目でいきなりこれは作風変えすぎだし、攻めすぎたんじゃないかとも思う。アニメタイアップだった前作からの売上暴落(早くも1000枚割れの危機)はそもそもドラマ『ゆるキャン△』放送中で福原遥自体には関心が集まっていたにも関わらず楽曲公開が妙に遅かったのとイベント全中止などほとんどまともに販促できなかったのも響いているとは思うが…。
★★★☆☆
2.モノクローム
デビュー前に「You’re My Hero」という仮タイトルで1度歌ったもののお蔵入りしていた曲を歌詞を変えて作り直した曲だとされている。このためか前作の方向性に近いバンド風のポップス。丸谷マナブによる作詞作曲編曲でギター以外はバンドメンバーも入っていないので先日の大原櫻子に近い制作体制だったと思われる。やはりこちらの方が安心感はある…が、まあ普通にいい曲でC/Wかなという気もする。
★★★☆☆