2021年2月10日
初回盤A・通常盤
初登場11位 売上0.5万枚
初回盤AのC/Wは「来年の夏も」、前アルバムのメイキング映像収録DVD付。
初回盤BのC/Wは「来年の夏も」、28Pフォトブック付。
通常盤のC/Wは「遠い星を数えて」。
A,通常盤で映像、曲が全て揃う仕様。
今作ではコーラス以外のサポートミュージシャン表記があり、岩井勇一郎のギター、小野塚晃のピアノなどメンバーと楽器が被っているサポートの参加も初めて明記された。ただしどういうわけか初回盤と通常盤で岩井勇一郎の表記が異なっており、初回盤ではアコースティックギターになっているのに通常盤ではギターとなっている。「ブラックコーヒー」のアコースティックギターだけを岩井勇一郎が弾いているのか、エレキギターも弾いているのかは随分意味合いが変わってくるんだけど…。
1.ブラックコーヒー
前2作は坂井泉水の遺した未発表歌詞だったが、今回は初のボーカル神野友亜による作詞。作曲は大野愛果、編曲が鶴長コンビといつも通り。歌詞が本人になった!とはいえ、なんだかいつもの00’sGIZAミディアム(当時のGIZAよりはちょいバンド風味)といった感じでどうにもこうにもインパクトが薄く、淡々としたまま終わってしまう。これでシングル曲は弱いような気がする。何度聞いてもC/W2曲を聞いている間にどんな曲だったか忘れてしまう…。ZARDとしては00年代の「明日を夢見て」とか「かけがえのないもの」の頃の薄味GIZAアレンジだった頃を踏襲していて、ZARDよりGIZAトリビュートバンドみたいになってしまうのは作曲が大野愛果なので当然といえば当然なんだけど、作詞自分でやるよりもZARDを聞いて育った新鋭の作曲家とかそういう新しい人材発掘は無いのだろうか。
★★★☆☆
SARD UNDERGROUND
2021/02/10 ¥255
初回盤2種のみ
2.来年の夏も
94年の5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲。『ZARD BLEND~SUN&STONE~』『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』にも収録実績があり、生前唯一のツアー『What a beautiful moment』でも披露されていた1曲でアルバム曲の中で筆頭ではないが本人評価も高い人気のアルバム曲の1つ。概ね原曲を踏襲し、静かに始まる1番から2番で本格的にバンドが入ってくる構成。今回も安定のカバーでもう1stアルバムのような悪夢のファミコンアレンジになってしまう心配は無さそうだ。2020年2月に突如DIMENSIONを脱退した小野塚晃がピアノを担当しているがアウトロ部分では原曲にないピアノ演奏をガンガン聞かせてくるので妙に目立つ。ゲストミュージシャンでここまで目立つの珍しくないか。また間奏では鈴木央紹によるサックスソロも聞けるが、サックスが勝田一樹でないのは脱退した小野塚晃とDIMENSIONメンバーが共演するのを回避したからだったりするんだろうか。
★★★☆☆
SARD UNDERGROUND
2021/02/10 ¥255
通常盤のみ
2.遠い星を数えて
97年の21stシングル『風が通り抜ける街へ』C/W、8thアルバム『永遠』、『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』(シークレットトラック)、『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』、『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』にも収録実績があり、生前のライブ『Cruising&Live~限定盤ライヴCD~』『What a beautiful moment』両方で披露されていた1曲。『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』では本人がどうしても入れたかったのでシークレットで入れたという旨を封入用紙に記載していて、『Soffio di vento』の元になったFC会報で公開していたというセレクションにも入れ、生前ライブで2回とも選曲していた辺り、「来年の夏も」以上に本人お気に入りの1曲だったことが伺える。アンプラグド編成風のサウンドなので特にライブの中でもアクセントになって使いやすかったというのもありそうだ。今回も原曲を踏襲したアレンジになっていて安定。この曲は特にヘタに1stアルバムでチョイスされてなくて本当に良かったと思う。
★★★★☆
SARD UNDERGROUND
2021/02/10 ¥255
初回盤A DVD
2nd tribute ALBUM「ZARD tribute Ⅱ」Making of Music Video
何故かMVでも今作のメイキングでもなく昨年リリースのアルバム用の数曲のMV撮影のメイキング映像。当然演奏なんてアテブリなので、とりあえず楽器に向かってバンドしている感じのメンバーの姿は見られるもののアイドル的なメイキング映像の域を出ておらず正直かなり微妙。C/Wが共通だったら正直初回盤は回避で良かったレベル。綺麗なお姉さん4人を見たいとか既に顔ファンになっているなら満足な内容だと思う。