新作シングル感想

僕らは まだ/MAGIC CARPET RIDE /V6

2021年6月2日
通常盤
初登場1位 売上14.4万枚

前作から9ヶ月ぶり。
3月に突如解散を発表してから最初の新作で、解散は11月1日のデビュー記念日(退所の意向を示した森田がジャニーズ事務所を辞める日)とされ、今作がラストシングルだとは言っていないが結果的にシングルとしては最終作となった。

4作連続でDVDと同じトールサイズケース仕様。

初回盤AはMVやMVの別バージョン、メイキングを収録したDVD付。
初回盤Bは「V狼2021」収録DVD付。
通常盤はC/W2曲とカラオケ4曲を追加収録。通常盤初回仕様はスリーブ付、シリアル特典、24Pフォトブック封入。
3種共通しての形態別シリアル特典も封入(通常盤初回仕様は形態別と通常盤初回特典とシリアルが2つある)。

1.僕らは まだ

井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 season 4』主題歌。今年も固定のタイアップ枠でまず1曲。このタイアップありきで曲が決定している様子は全くなく、作風も全く統一感が無いが今作に関してもメンバー全員が大量の候補曲を聞く中で今出すべきシングル曲はこれだと全員一致で決まったと語られている。

確かに解散が決定した事を知っているうえで、”僕らはまだ未完成”と歌われる今作はここまで来ての解散、まだ6人の人生の先は続いていくという意味合いが強く感じられ、最後になるわけではなさそうではあるが、解散を踏まえた1曲として非常に深い。どっしりと落ち着いたバンドサウンド、歌いだしの2人ずつの歌唱パートも個々を感じられ、6人の到達点のような1曲。久々に残る1曲になるかも。
★★★★☆

2.MAGIC CARPET RIDE

ここ数年の両A面2曲目恒例のクールダンス系。良く分からないがグローバル感のある楽曲で、オジサンたちもまだまだK-POPにも若手ダンスグループにも負けないぞという気概もあるのか。両A面とはいえA面でこういう非キャッチーなクール系をやり続けたのも何気にジャニーズでは珍しかった気がする。たまにはあっても連投は後輩たちもしてないよな。
★★★☆☆

以下通常盤のみ
3.95 groove

1995年デビューで「95 groove」と来れば初期のユーロビート路線でもやるのかと思ったらなんか普通にクール&ラップ系。サビ終わりに”95 groove これは95 groove”などと歌われてもこれはV6があの当時やっていた95年のグルーヴではない。どう考えても音楽性が違う。思わせぶりなタイトルだなぁ…。
★★★☆☆

4.Heart Beat Groovin’

まさかの3曲連続クールなダンス系。3曲の中では最もノリが良いが、どうも似たような曲が続く印象にはなってしまう。シングル1曲目ではイメージを大切にしてポップなのを意識的にやってくれてはいたが、後年のV6のメイン路線はほぼ大人のクール路線だった。
★★★☆☆

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