BALLADS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 遠い恋のリフレイン | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 1stアコースティックアルバム『夏の終わりに』収録曲 | |
2 | LOVE | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 11thシングル 最高3位 売上58.0万枚 |
3 | 真夜中のLove Song | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN | 5thアルバム『LOOZ』収録曲 |
4 | マリア〜Acoustic Version〜 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 2ndアコースティックアルバム『夏の終わりにU』収録Ver. |
5 | おさえきれない この気持ち | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | 7thシングル 最高1位 売上82.6万枚 |
6 | サヨナラから始めよう〜Acoustic Version〜 | 森友嵐士 | 織田哲郎 | 1stアコースティックアルバム『夏の終わりに』収録Ver. | |
7 | シャイなJealousy〜Acoustic Version〜 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 2ndアコースティックアルバム『夏の終わりにU』収録Ver. |
8 | Lovin' You | 森友嵐士 | 五味孝氏 | 2ndアルバム『BABY BLUE』収録曲 | |
9 | Dear | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN・明石昌夫 | 5thアルバム『LOOZ』収録曲 |
10 | BOY | 森友嵐士・ 青木和義 |
森友嵐士 | 3rdアルバム『SO BAD』収録曲 | |
11 | Lookin' for the eighth color of the rainbow | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 2ndアコースティックアルバム『夏の終わりにU』収録曲 |
12 | 涙の笑顔 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | 4thアルバム『HEART OF STONE』収録曲 |
13 | 離したくはない(Out Take 1992.3.2) | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 2ndシングル 未発表テイク(ピアノ+ボーカル) |
リリースデータ
1996年12月12日 | 初登場7位、最高6位 | 売上38.3万枚 | ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 森友嵐士 |
Drums | 青木和義 |
Guitar | 五味孝氏 |
Bass | 上野博文 |
T-BOLAN2ndベストアルバム。バラードベスト。8月にリリースされた『SINGLES』で発売が告知されていた。『SINGLES』とは「LOVE」「おさえきれない この気持ち」の2曲が重複、「マリア」「離したくはない」はバージョン違いで収録された。「離したくはない(Out Take 1992.3.2)」は92年に録音されていた未発表音源で、ピアノ+ボーカルのみのバージョン。今作にしか収録されておらず、『T-BOLAN THE COMPLETE』にも未収録となった。初登場7位で2週目に12位に落ちた後、年末年始の合算週で最高位となる6位へ浮上、翌週も9位とトップ10に4週ランクインした。さすがに前作を大きく下回る売上となったが、『夏の終わりにU』は上回った。
今作以降は完全に音沙汰が無くなり、98年末〜99年冒頭にかけてメンバー稼働の無いリミックスシングル、アルバムを発売し、99年末に正式に解散を発表した。後に森友の声が出ない原因が分からずに治療の方針を探っていた事が判明している。『あの頃、みんなT-BOLANを聴いていた T-BOLAN THE MOVIE』では翌1997年までは調子を見てレコーディング作業を行っていた様子もわずかに映し出されていたが、ようやくたどり着いた医師には心因性発声障害だと診断され、治るのか治らないのか明確な治療方法が無く、復帰の見通しが立たない事が判明して解散を決断したとされる。
森友の熱いボーカルは歌を重視したバラードでより映え、バラードでのヒットシングルも多かったT-BOLANはバラードに定評があるともよく紹介されていた。そんな熱いロックバラードが満載のアルバムなのかと思ったら、アコースティックアレンジを施した2枚のミニアルバム『夏の終わりに』『夏の終わりにU』からの選曲が5曲に及んでいておとなしめの曲が多め。熱いバラードももう少しあったようにも思うが…。真っ先に浮かぶバラードの1つ「Heart Of Gold」が外されているなど選曲には謎も多いが、どうも夢追い系の曲がそもそも1つも選ばれていないのでラブソングのバラードに統一して選曲しているのかもしれない。
『BEST OF BEST 1000』辺りまでしか無かった頃はまだまだ他のベスト盤との被りは少なめだったが、『LEGENDS』や『T-BOLAN〜夏の終わりに BEST〜LOVE SONGS+1 & LIFE SONGS』が出た後はだいぶ被りも増えていて今作の独自性も薄れてきている。特に『T-BOLAN〜夏の終わりに BEST〜LOVE SONGS+1 & LIFE SONGS』は今作をより拡大したような選曲に近いところもあって「LOVE」「おさえきれない この気持ち」「涙の笑顔」「離したくはない(Out Take 1992.3.2)」以外は重複。「涙の笑顔」が選曲されたベスト盤は今作が唯一というのと「離したくはない(Out Take 1992.3.2)」はBOXにすら収録されず今作でしか聞けないというのが今作ならではの特色か。BOXを買っても「離したくはない(Out Take 1992.3.2)」のために今作+『1999 REMIXES』+「Heart of Hold 1996」のために15thシングルとライブ音源を除いても必要な3作のうちの1作が今作でもある。
Acoustic Versionで埋めるのではなくもう少しオリジナルアルバムやC/Wからオリジナル曲を選曲して夢追い系の曲も選曲したバラードベストにしていたらもう少し熱い部分も出ていたんだけどなぁ…。
印象度★★★☆☆
2021.12.14修正