AMIGO
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | ウカスカアンセム | ケン・マスイ& ウカスカジー |
ウカスカジー | |
2 | mi-chi | ウカスカジー | ウカスカジー | |
3 | サンシャインエブリデイ | ウカスカジー | ウカスカジー | |
4 | でも、手を出すな!(2014 Ver.) | ウカスカジー | ウカスカジー | 1st配信シングル 「手を出すな!」のサビ部分だけ残したリメイク |
5 | 握手 | ウカスカジー | ウカスカジー | |
6 | 緑 JOY AMIGO | ウカスカジー | DJ FUMIYA (RIP SLYME) |
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7 | 春の歌 | ウカスカジー | ウカスカジー | FM802キャンペーンソング ウカスカジーだけのバージョン |
8 | 勝利の笑みを 君と | ウカスカジー | ウカスカジー | 2nd配信シングル |
9 | My Home | ウカスカジー | ウカスカジー | |
10 | 手を出すな!再び(2014 Ver.) | ウカスカジー | ウカスカジー | 「GAKU-MC/桜井和寿(Mr.Children)」名義のシングル「手を出すな!」のリアレンジ オリジナル版シングル 最高2位 売上10.1万枚 |
11,12 無音 | ||||
13 | Bonus.1 Special talk about「勝利の笑みを 君と」 | 「勝利の笑みを 君と」完成までのデモを聞きながら2人が解説トーク | ||
14 | Bonus.2 勝て!ペスカドーラ町田 | ウカスカジー | ウカスカジー |
Sound Produced by 亀田誠治&ウカスカジー(2)、寺岡呼人&ウカスカジー(3,5)、DJ FUMIYA(RIP SLYME)&ウカスカジー(6)、蔦谷好位置&ウカスカジー(7)
Strings & Brass Arranged by 四家卯大(1)
Brass Arranged by 村田陽一(3,5)
Strings Arranged by 蔦谷好位置(7)
リリースデータ
2014年6月11日 | 初登場2位 | 売上6.1万枚 | Produced by ウカスカジー | TOY'S FACTORY |
メンバー
桜井和寿 |
GAKU-MC |
ウカスカジー1stアルバム。初のCD作品。サッカー好きであるMr.Chidlrenの桜井和寿とEAST ENDのGAKU-MCによるユニット。前身は2006年サッカーFIFAワールドカップの応援歌として「GAKU-MC/桜井和寿 (Mr.Children)」名義でリリースしたシングル「手を出すな!」。この際はこれっきりになっておりその次の2010年のワールドカップに関連しての活動も無かったが、2014年のサッカーFIFAワールドカップへ向けて正式にユニットを結成した。2013年3月には「手を出すな!」を全面リメイクした「でも、手を出すな!」をリリース。今作の1ヵ月前に先行配信で「勝利の笑みを 君と」がリリースされた。今作においては2曲ともアルバムバージョンになっている。またオリジナルの「手を出すな!」は「手を出すな!再び(2014 Ver.)」としてリアレンジ(歌詞/メロはそのまま)されて収録された。オリジナルのプロデュースが小林武史で編曲が桜井と小林の共同名義だったのでその旨は記されているものの、ウカスカジーとしての制作に小林武史は一切関与しておらず、事務所関連のクレジット(Excutive Producerなど)にも小林武史の名前は表記されていない。「でも、手を出すな!(2014 Ver.)」「勝利の笑みを 君と」ではMr.Childrenの鈴木英哉がドラムを担当。また桜井はボーカルとギター以外にも一部楽曲ではベースの演奏やプログラミングなども担当している。GAKU-MCはラップとコーラスに徹していて楽器演奏には参加していない。また「My Home」は桜井とサポートピアノのみで構成されているためこの曲のみGAKU-MCは不参加。肝心の2014年のワールドカップでは日本は2敗1分グループリーグ最下位で予選敗退してしまうシオシオの展開となったためか一気に盛り下がり、今作もわずか6週で300位圏外となり、1st2ndから半分程度になったBank Bandの3rdからさらに半分程度の売上となり、桜井(櫻井)にとっては初の売上10万割れのアルバムとなった。
サッカー好きが高じてのユニット結成だけにサポーター的な前向きな曲で統一されていて開放感がある。先行でリリースされていた楽曲はMr.Childrenとは全く異なる印象のボーカリストとラッパーによるユニットならではの楽曲だったけど、アルバムではまんまMr.Childrenなポップな曲やバラードも並んでいる。Mr.Childrenに先駆けてデビュー以来初となる小林武史を離れての楽曲制作となったわけだけど、ストリングスやピアノを随所で使用している辺りはそれまでの"慣れ"なのか、末期の小林武史が自らアレンジしたり弾いていたのよりはしつこくないという程度。全体的にミスチルよりもかなり自由に伸び伸びやっている印象で、この開放感は『[(an imitation)blood orange]』を聞いた後だとより強く感じられるし、この頃には制作が進んでいた『REFLECTION』へも繋がっているんじゃないかと。
一方でミスチル的なポップな楽曲だとGAKU-MCのラップがかなり不自然というか無理やり入ってくる感じもあってその辺りは微妙。ほとんどミスチルなのに急にラップになるので妙な違和感がある。RIP SLYMEのDJ FUMIYAと制作した「緑 JOY AMIGO」は完全にRIP SLYMEっぽい音になっていて、RIP SLYMEのトラックの中で桜井さんがラップまでしているというミスチルでもBank Bandでも絶対出てこないような作風でここまでくると逆に面白い。ボーナストラックでは「勝利の笑みを 君と」の初期デモ音源から完成するまでの音源を流しながらその変化の過程を2人が解説するというコメンタリー形式になっていてこれもなかなか面白かった。総じて思っていたよりも聞きやすく、ミスチルっぽい曲もそうでない曲も出てきて楽しめるアルバムだった。
印象度★★★★☆
2015.11.26更新