COZZY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | 空色ソーダ | 山根公路&時乗浩一郎 | 山根公路 | 山根公路 |
2 | 夏の終わりのひとりごと〜ナイアガラ風味〜 | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路 |
3 | 君にとってのスーパーマン | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路 |
4 | あ・お・ぞ・ら | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路 |
5 | 後ろ姿〜勿忘歌〜 | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路 |
6 | 念願のCelebration | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路 |
リリースデータ
2005年8月12日 | DEEN FC「NEED Web」通販限定販売 | Produced by 山根公路 | NEED |
DEENリーダー山根公路FC限定ミニアルバム。唯一の単独ソロ名義での作品。DEEN FC「NEED Web」通販限定で販売されほどなく品切れとなった。その後一切再発、配信もされていない。2002年のBreak6ツアーからライブで演奏し、DVD化もされていた「空色ソーダ」を筆頭にオリジナル曲を6曲収録。エンハンスドCD仕様でレコーディング映像を収録。さらに特設サイトへのリンクも掲載されているが、DEEN公式サイトが現在のデザインへ大幅リニューアルされた20周年頃(2013年頃)にページ構成も全面的に変更されて消滅したものと思われ、現在はアクセス不可能。
2002年の和音ツアーより山根・田川のソロコーナーが設けられるようになり、田川はギターインスト、山根は自身がボーカルを担当してのカバー、DEENセルフカバー、そしてオリジナル曲を演奏していた。「空色ソーダ」はこの時点でBreak6,8で演奏した様子が既にライブ映像化されており、「夏の終わりのひとりごと」も2004年の野外ライブで演奏(当時のDVDではカットされていたが2006年にフルでDVD化)。今作以降も「夏の終わりのひとりごと」が2007年47ツアーでのライブ音源のCD化されている。以後は上海ロックスターがメインとなり、DEENのアルバムの1曲としてのソロ曲が収録されるようになったので今作収録曲が改めてライブで演奏される機会は激減したが、2014年マニアックナイトで「空色ソーダ」、2015年のマニアックナイトVol.2で「君にとってのスーパーマン」初映像化、2017年ソロ!ソロ!!ソロ!!!で「空色ソーダ」と「後ろ姿〜勿忘歌〜」初映像化、さらにこの2曲の新録音バージョンのCD化がされている。
Vocal,Chorus,All Keyboards,Electric Guitar,Acoustic Guitar,Electric Bass,Percussion&Synthesizer Programming(All tracks)&Drums(#5)となっており、ほぼ全ての演奏を1人で手掛けている。5以外のドラムはP2HのHAZE、1,6のコーラスはcan/goo、近藤薫が担当するなど当時グッデイ所属の面々が一部サポートを担当し、ディレクターは時乗浩一郎と近藤薫が担当。当時池森プロデュースで山根ソロをやりたいとライブでも公言していたが、DEENメンバー2人は参加しておらず、Special Thanksに池森秀一、田川伸治両名の名前が入っているのみとなっている。
ヒーローソングみたいな「空色ソーダ」はこの時点でもDVD化されていたので印象深かったが、ソロではピアノよりもギターを前に出したロックナンバーが目立つ。山根ロックスター計画と池森さんが当時張り切っていたのもあるのかもしれないが、ロック路線だけでなく、アコースティック路線もあったりと基本的にはDEENと大きくは変わらない。特にロック路線以外の方向性は後年のDEENでのソロでも生かされている。池森・田川両方とも後年になるほど初期のそれぞれの音楽性が失われていったけど、山根さんの軸はこの頃からずっと変わっていないような印象もあり、ソロの中では最も普遍的なポップス寄りで聞きやすい。またシンガーソングライターとしては自身の考えを反映するよりも設定をしっかり決めて歌詞に落とし込んでいるのはソロっぽい部分かも。ハイトーンを生かしたボーカルは爽快だが、あくまでサブ的なボーカルではあるのかなと。FC限定という事でそのままになってしまったようにあくまでコアファン向けサービス企画でそこまでソロ活動に興味が無かったのかもしれない。
印象度★★★★☆