MOONGLOW
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夜の翼(NIGHTWING) | 山下達郎 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
2 | 永遠のFULL MOON | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 3rdシングル(同時発売) 100位圏外 |
3 | RAINY WALK(レイニー・ウォーク) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 4thシングル『RIDE ON TIME』B面(カット) |
4 | STORM(ストーム) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
5 | FUNKY FLUSHIN'(ファンキー・フラッシン) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 3rdシングルB面(同時発売) |
6 | HOT SHOT(ホット・ショット) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
7 | TOUCH ME LIGHTLY(タッチ・ミー・ライトリー) | CHRIS MOSDELL | 山下達郎 | 山下達郎 | |
8 | SUNSHINE-愛の金色- | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
9 | YELLOW CAB(イエロー・キャブ) | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | |
10 | 愛を描いて-LET'S KISS THE SUN- | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 2ndシングル 100位圏外 |
<Bonus Track>(02年リマスター盤のみ) | |||||
11 | 夜の翼[カラオケ -Karaoke-] (未発表-Previously Unreleased-) |
山下達郎 | 山下達郎 | 80年のライブで使用したカラオケ音源 | |
12 | 永遠のFULL MOON[ライブ-Live Version-] (未発表-Previously Unreleased-) |
吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 未発表ライブ音源(1981年3月11日六本木ピットイン) |
13 | FUNKY FLUSHIN'[別ヴァージョン-Alternate Version-] | 吉田美奈子 | 山下達郎 | 山下達郎 | 1stベスト『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』での再録音Ver. |
リリースデータ
1979年10月21日(LP) 1979年10月21日(CT) 1984年6月21日(初CD化) 1986年8月15日 1987年3月15日 1990年9月21日 1997年6月4日 1999年5月21日(紙ジャケ再発) 2002年2月14日(リマスター盤) 2023年7月5日(LP/CTリマスター再発) |
最高20位 最高33位 - - - - - - 初登場26位 初登場4位 |
売上14.6万枚 売上4.5万枚 - - - - - - 売上1.4万枚 売上1.5万枚 |
Produced by 山下達郎、小杉理宇造 | AIR/RVC |
山下達郎4thアルバム。前作から10ヵ月ぶり。シングル「愛を描いて-LET'S KISS THE SUN-」を収録。シングル「永遠のFULL MOON」は同時発売で、B面の「FUNKY FLUSHIN'」共々そのまま収録された。また次のシングル「RIDE ON TIME」のB面として「RAINY WALK」がシングルカットされた。前作収録の「BOMBER」が大阪でヒットした事を受けて小規模ながら全国ツアーを決行するなど徐々に知名度を高める中で、ソロデビュー時からのディレクター小杉理宇造が新レーベルAIRを社内に立ち上げ、その第1弾作品として今作がリリースされ、O社で初のトップ20入りを果たした。
初CD化以降、移籍していたため基本的に無許可での再発が続いていた。旧盤での再発は99年の紙ジャケット盤が最後(普通のプラケースでは97年盤)となっている。02年にはBMG時代(02年時点)の7作のアルバムを本人監修によるリマスター盤として一斉再発。この際に各アルバムにボーナストラックが追加された。今作には1人多重録音アカペラ楽曲のためライブで歌うために使用した「夜の翼」のカラオケ、未発表の「永遠のFULL MOON」の81年のライブ音源、1stベスト『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』で再録音した「FUNKY FLUSHIN'」が収録された。また直後に7作をまとめ、さらにCD未収録のボーナスディスクも付属したLPによるBOXセット『THE RCA/AIR YEARS LP BOX 1976-1982』も発売された。現在はBMGがソニーに買収されたため、ソニーによるサイトが制作され今作が紹介されている。2023年に順次発売されたリマスターLP/CTは『MOONGLOW』と2枚同時発売となり、『GO AHEAD!』が3位、今作が4位となり、共に初のトップ10入りとなった。
ディスコで「BOMBER」に火がつき、全国ツアーで出向いた大阪でその熱狂を目の当たりにしたためか、今作は丁寧な生演奏によるリズミカルな楽曲が多く並んだ。このためかなりノリが良くなり、聞きやすさが大幅に増した。順番に聞いていくと本格的に最初の全盛期へ向かっていくような上向いた勢いが感じられ非常に好感触な1作。
「FUNKY FLUSHIN'」はベスト盤収録時に再録音したとは聞いていたが、今作には両バージョンの演奏表記もあり、ボーカルだけでなく、演奏陣のうちリズム隊(ベース、ドラム、パーカッション)とホーン隊6名のうち2名が変更されていたようだ。ただこのリマスター盤の時点までは明確に再録音バージョンの方が満足している発言を残しているが、2012年の『OPUS』では一転してオリジナルで収録しているので、その後の10年で少し考えが変わったのかも。個人的には再録音バージョンの方が声も演奏もいいなと思うんだけど。
02年リマスター盤 97年盤 99年紙ジャケ盤 2023年リマスターLP 2023年リマスターカセット
印象度★★★★☆
2017.10.29更新