The Beatles 1962-1966(2023Edition)

DISC-1
No タイトル 作詞作曲 備考 本国イギリス基準
1 Love Me Do(2023 Mix) Lennon/McCartney 先行シングル『Now & Then』両A面曲収録Ver. 
1stシングル
ドラムをリンゴが担当したシングルバージョン(『Past Masters』収録Ver.)に差し替え
2 Please Please Me(2023 Mix) Lennon/McCartney 2ndシングル、1stアルバム『Please Please Me』収録曲
従来はMonoテイクだったがStereoテイクに差し替えてデミックス
3 I Saw Her Standing There(2023 Mix) Lennon/McCartney 1stアルバム『Please Please Me』収録曲
4 Twist And Shout(2023 Mix) Mediey-Russell 1stアルバム『Please Please Me』収録曲 Top Notesのカバー
The Isley Brothersのバージョンを基にカバーしたとされている
5 From Me To You(2023 Mix) Lennon/McCartney 3rdシングル
6 She Loves You(2023 Mix) Lennon/McCartney 4thシングル
7 I Want To Hold Your Hand(2023 Mix)
抱きしめたい
Lennon/McCartney 5thシングル
8 This Boy(2023 Mix) Lennon-McCartney 5thシングルB面
9 All My Loving(2023 Mix) Lennon/McCartney 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲
10 Roll Over Beethoven(2023 Mix) Berry 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 Chuck Berryのカバー
11 You Really Got A Hold On Me(2023 Mix) Robinson 2ndアルバム『With the Beatles』収録曲 Smokey Robinson & The Miraclesのカバー
12 Can't Buy Me Love(2023 Mix) Lennon/McCartney 6thシングル、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
13 You Can't Do That(2023 Mix) Lennon-McCartney 6thシングルB面、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
14 A Hard Day's Night(2023 Mix) Lennon/McCartney 7thシングル、3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
15 And I Love Her(2023 Mix) Lennon/McCartney 3rdアルバム『A Hard Day's Night』収録曲
16 Eight Days A Week(2023 Mix) Lennon/McCartney 4thアルバム『Beatles For Sale』収録曲
17 I Feel Fine(2023 Mix) Lennon/McCartney 8thシングル
18 Ticket To Ride(2023 Mix)
涙の乗車券
Lennon/McCartney 9thシングル、5thアルバム『Help!』収録曲
19 Yesterday(2023 Mix) Lennon/McCartney 5thアルバム『Help!』収録曲

 

DISC-2
No タイトル 作詞作曲 備考 本国イギリス基準
1 Help!(2023 Mix) Lennon/McCartney 10thシングル、5thアルバム『Help!』収録曲
2 You've Got To Hide Your Love Away(2023 Mix)
悲しみはぶっとばせ
Lennon/McCartney 5thアルバム『Help!』収録曲
3 We Can Work It Out(2023 Mix)
恋を抱きしめよう
Lennon/McCartney 11thシングル
4 Day Tripper(2023 Mix) Lennon/McCartney 11thシングル両A面曲
5 Drive My Car(2023 Mix) Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
6 Norwegian Wood(This Bird Has Flown)(2023 Mix)
ノルウェーの森
Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
7 Nowhere Man(2023 Mix)
ひとりぼっちのあいつ
Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
8 Michelle(2023 Mix) Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
9 In My Life(2023 Mix) Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
10 If I Needed Someone(2023 Mix)
恋をするなら
George Harrison 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
11 Girl(2023 Mix) Lennon/McCartney 6thアルバム『Rubber Soul』収録曲
12 Paperback Writer(2022 Mix) Lennon/McCartney 12thシングル Revolver:Special Edition』収録Ver.(1CD盤未収録)
13 Eleanor Rigby(2022 Mix) Lennon/McCartney 13thシングル Revolver:Special Edition』収録Ver.
14 Yellow Submarine(2022 Mix) Lennon/McCartney 13thシングル両A面曲、7thアルバム『Revolver』収録曲
10thアルバム『Yellow Submarine』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.
15 Taxman(2022 Mix) George Harrison 7thアルバム『Revolver』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.
16 Got to Get You Into My Life(2022 Mix) Lennon/McCartney 7thアルバム『Revolver』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.
17 I'm Only Sleeping(2022 Mix) Lennon/McCartney 7thアルバム『Revolver』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.
18 Here,There and Everywhere(2022 Mix) Lennon/McCartney 7thアルバム『Revolver』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.
19 Tomorrow Never Knows(2022 Mix) Lennon/McCartney 7thアルバム『Revolver』収録曲 Revolver:Special Edition』収録Ver.

黄色=2023Edition追加収録

リリースデータ

2023年11月10日 初登場7位 売上4.2万枚 Produced by George Martin ユニバーサル

メンバー

Rhythm Guitar ジョン・レノン(John Lennon)
Bass ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney)
Lead Guitar ジョージ・ハリスン(George Harrison)
Drums リンゴ・スター(Ringo Starr)

The Beatles前期ベストアルバム『The Beatles 1962-1966』の2023Edition12曲を追加し、全曲をデミックスバージョンで収録。2015年の『The Beatles 1+』で新規ステレオミックスを行って以降、2017年から2021年にかけて『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』〜『Abby Road』を発売、当初は不可能とされていた固まっている音源の分離がAIを用いて可能となり、デミックスと称した新たな手法を用いての再ミックスで遡って『Revolver』を2022年に発売していた。元々は今作の発売予定はなく、最後の新曲「Now and Then」の制作を進めており、この曲の発表方法をどうするかという話になった際に、赤盤・青盤が発売50周年であった事に気づいてこのような発売形態に決まったと説明されている。ただ当初の予定より遅れたようで「Now and Then」が11月2日、今作が10日に対して発売告知が10月26日というかなりギリギリの発表となった。

日本盤はCDがSHM-CD仕様。これまでのような日本語解説の掲載は無く、オリジナルの英文解説の翻訳と歌詞の日本語訳が掲載されているのみとなる(よって1曲1曲の解説が無い)。公式ストア限定で青盤とセットで収納可能なスリーブボックス付でも発売された。
LP盤はCDとは構成が異なり、オリジナルの構成のまま2枚、もう1枚に追加曲をまとめて収録した3枚仕様。LPは青盤とセットのスリップケース付も一般発売されている。また公式ストア限定ではLPがカラー仕様のバージョン、青盤のカラー仕様とセットのスリップケース付でも発売された。

2015年の『The Beatles 1+』収録曲は2015年時点で新規ミックス(モノラルしかない音源は当時は分離不可能だったのでリマスターのみ)が行われていたが今作では一切採用されず新規の2023Mixとなった。「Paperback Writer」以降の楽曲は2022年にリリースされた『Revolver:Special Edition』の音源が使用されているため2022 Mixとなっている。

これまでの赤盤とは別音源が使用されたのは冒頭2曲
「Love Me Do」はこれまではアンディ・ホワイトがドラムを叩いてリンゴがタンバリンに回っているバージョンで収録されてきたが、『Past Masters』に収録されていたリンゴがドラムを叩いているOriginal Single Versionのデミックス。この音源は先行シングル『Now & Then』両A面曲としても発表されていたが、どちらのバージョンなのか正式なアナウンスは無かった。
「Please Please Me」はモノラルとステレオでテイクが異なり、これまでの赤盤にはモノラルで収録されていたが、今作では1stアルバム『Please Please Me』ステレオ版(2009年リマスター以降は標準)のステレオテイクにデミックスが行われている模様。

以前の赤盤にはLennon/McCartneyの曲しか選曲されていなかったが、今回追加された12曲にはハリスンの曲、カバー曲が含まれている。選曲が少なかったアルバムから追加選曲されていて特にアルバム曲が1曲も無かった『Revolver』から大量5曲が選曲され、これにより次の青盤へと自然に繋がっていくような流れになった。『Revolver』は前年のデミックスの評判の良さからアルバム自体の再評価が進んでたのも影響したと思われるが、タイトルからしてやっつけ感があるせいか単純にパッとしないせいか『Beatles For Sale』からは新たな選曲が無くて相変わらず「Eight Days A Week」1曲だけで済まされている…。

今作のポイントはやはり不可能とされていた新ミックスがAI分離のデミックスにより実現した事だ。2015年の『The Beatles 1+』でもリミックスされた曲はあったが2トラック、4トラック録音のこの時代の楽曲は固まっている音源を分離する事は出来なかったので左右に寄りすぎていた音をまとめて中央寄せにするくらいしか出来なかった。それでも左右にセパレートしているよりはだいぶ良くなっていたが今回はほぼ楽器1パートごとに分離して自然な形に配置。基本的にはボーカル、次いでドラムが極端に左右に振られずに中央で鳴っていればパッと聞いての違和感はほとんど無くなるが、今作ではさらに丁寧に楽器を配置しているので初期ビートルズ特有の聴感は無くなり、ごく自然なバンドサウンドとして聞けるようになった。あの特有の左右の割り振りこそが原典であるという考えもあるものの、これから後追いで辿る世代は今作こそが標準として聞ける1作になったんじゃないかと思う。DISC-1の前半もそうだが、『Rubber Soul』の時期の曲は1987年のCD化の際に元のステレオミックスがあまりにやっつけすぎたためか、ジョージ・マーティンが急遽リミックスした音源が採用されていたが何故かボーカルと演奏が左右に別れた初期のやり方に戻ってしまっていたので、今作で自然な配置で聞けるのは嬉しい。

今作の時期に関しては短い曲が多く、31分台×2枚だったのが、47分×2になった程度でまだまだ収録時間には余裕がある。それでも38曲といきなり聞くには消化しきれない曲数になってしまったので聞きやすさの面ではちょっと厳しくなった感はある。オリジナルの赤盤、青盤でも正直それなりなボリュームだったからなぁ…。いきなり今作だとデミックスの感慨もないし、思ったより聞いたことない曲ばかり…という事になりそうな気もする。

B0CLX6MPJG  B0CLX1KV2Fアナログ盤

印象度★★★★★

2024.1.20更新

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