The Beatles 1967-1970
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 本国イギリス基準(解散後のシングル化は除く) |
1 | Strawberry Fields Forever ストロベリー・フィールズ・フォーエバー |
Lennon/McCartney | 14thシングル、米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
2 | Penny Lane ペニー・レーン |
Lennon/McCartney | 14thシングル両A面曲、米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
3 | Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド |
Lennon/McCartney | 8thアルバム『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録曲 |
4 | With A Little Help From My Friends ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ |
Lennon/McCartney | 8thアルバム『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録曲 |
5 | Lucy In The Sky With Diamonds ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ |
Lennon/McCartney | 8thアルバム『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録曲 |
6 | A Day In The Life ア・デイ・イン・ザ・ライフ |
Lennon/McCartney | 8thアルバム『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録曲 |
7 | All You Need Is Love 愛こそはすべて |
Lennon/McCartney | 15thシングル、米編集盤『Magical Mystery
Tour』収録曲 10thアルバム『Yellow Submarine』収録曲 |
7 | I Am The Walrus アイ・アム・ザ・ウォルラス |
Lennon/McCartney | 16thシングルB面曲、米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
8 | Hello Goodbye ハロー・グッドバイ |
Lennon/McCartney | 16thシングル、米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
10 | The Fool On The Hill フール・オン・ザ・ヒル |
Lennon/McCartney | 米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
11 | Magical Mystery Tour マジカル・ミステリー・ツアー |
Lennon/McCartney | 米編集盤『Magical Mystery Tour』収録曲 |
12 | Lady Madonna レディ・マドンナ |
Lennon/McCartney | 17thシングル |
13 | Hey Jude ヘイ・ジュード |
Lennon/McCartney | 18thシングル |
14 | Revolution レボリューション |
Lennon/McCartney | 18thシングルB面曲 |
※英国ではEP盤だった作品にシングル曲を加えてLP盤にした米編集盤『Magical Mystery Tour』は87年のCD化の際に英国オリジナルのラインナップに加えられ、時期は8thと9thの間に位置する。
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 本国イギリス基準(解散後のシングル化は除く) |
1 | Back In The U.S.S.R. バック・イン・ザ・U.S.S.R. |
Lennon/McCartney | 9thアルバム『The Beatles』収録曲 |
2 | While My Guitar Gently Weeps ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス |
Harrison | 9thアルバム『The Beatles』収録曲 |
3 | Ob-La-Di,Ob-La-Da オブ・ラ・ディ、オ・ブラ・ダ |
Lennon/McCartney | 9thアルバム『The Beatles』収録曲 |
4 | Get Back ゲット・バック |
Lennon/McCartney | 19thシングル、12thアルバム『Let It Be』収録曲 シングルバージョン |
5 | Don't Let Me Down ドント・レット・ミー・ダウン |
Lennon/McCartney | 19thシングルB面曲 |
6 | The Ballad Of John And Yoko ジョンとヨーコのバラード |
Lennon/McCartney | 20thシングル |
7 | Old Brown Shoe オールド・ブラウン・シュー |
Harrison | 20thシングルB面曲 |
8 | Here Comes The Sun ヒア・カムズ・ザ・サン |
Harrison | 11thアルバム『Abbey Road』収録曲 |
9 | Come Together カム・トゥゲザー |
Lennon/McCartney | 11thアルバム『Abbey Road』収録曲、21stシングル両A面曲(カット) |
10 | Something サムシング |
Harrison | 11thアルバム『Abbey Road』収録曲、21stシングル(カット) |
11 | Octopus's Garden オクトパス・ガーデン |
Richard Starkey | 11thアルバム『Abbey Road』収録曲 |
12 | Let It Be レット・イット・ビー |
Lennon/McCartney | 22ndシングル、12thアルバム『Let It Be』収録曲 シングルバージョン |
13 | Across The Universe アクロス・ザ・ユニバース |
Lennon/McCartney | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
14 | The Long And Winding Road ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード |
Lennon/McCartney | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
リリースデータ
1973年5月20日(レコード) 1978年11月5日(レコード) 1993年9月20日(初CD化・リマスター) 1998年3月11日(93年盤再発) 2007年10月31日(93年盤限定再発) 2010年10月18日(09年リマスターで再発) 2011年1月12日(2010年盤通常盤) 2011年12月14日(2010年盤限定再発) 2013年11月6日(2010年盤再発) 2014年6月25日(2010年盤限定再発) 2014年12月17日(2010年盤紙ジャケSHM-CD) 2017年12月6日(2014年紙ジャケSHM-CD再発) 2019年10月2日(2010年盤限定再発) |
最高2位 最高77位 初登場5位 初登場95位 初登場251位、最高198位 初登場3位 300位圏外 300位圏外 300位圏外 300位圏外 初登場64位 初登場209位 最高93位 |
売上44.5万枚 売上0.3万枚 売上28.0万枚 売上0.3万枚 売上0.4万枚 売上7.6万枚 - - - - 売上0.21万枚 売上0.04万枚 売上0.2万枚 |
Produced by George Martin DISC-2(13,14) Produced by Phil Spector |
アップルレコード 東芝EMI EMIミュージック ユニバーサル |
メンバー
Rhythm Guitar | ジョン・レノン(John Lennon) |
Bass | ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney) |
Lead Guitar | ジョージ・ハリスン(George Harrison) |
Drums | リンゴ・スター(Ringo Starr) |
The Beatles公式後期ベスト盤。通称「青盤」。事実上解散となってから3年、海賊版ベストが市場を荒らしていたため、公式ベストとして前後期に分けた2作同時発売となった。ジャケットデザインが赤と青だったため、正式なタイトルは『The Beatles 1962-1966』『The Beatles 1967-1970』だが、通称「赤盤」「青盤」(「The Red Album」「The Blue Album」)として親しまれた。発売当時ジョージ・ハリスンが選曲したとされ、長らくジョージ・ハリスン選曲として認知されていたが後年になるにつれ曖昧になっており、現在は公式のライナーでもかつてはジョージ・ハリスン選曲と言われていたが正確に公表されていないので不明というような書き方に変わっている(当時のマネージャーであるアラン・クレインの選曲という説もあるが公式ライナーでは言及されていない)。
1987年に本国イギリス準拠でのオリジナルアルバム12作のCD化+『Magical Mystery Tour』のアメリカ盤公式昇格+『Past Masters』により、現役時代の公式音源が全てCD化されたが、今作はその6年後となる1993年に初CD化となった。この際は87年音源ではなく新規に93年リマスターが施された。冒頭4曲はモノラル音源、以降はステレオ音源となっているが、09年リマスター盤が発売されるまで1st〜4thアルバムはモノラル仕様でしかCD化されていなかったため、長らく2nd〜4thのアルバム曲は今作でのみステレオ音源が聞ける状態が続いた。
1998年再発盤は音源が93年のままだが日本語解説が一新されている。
2009年のオリジナルアルバム12作のCD化+『Magical Mystery Tour』のアメリカ盤公式昇格+『Past Masters』の一斉リマスターに続いて、2010年には今作もリマスター再発された。これは2010年リマスターではなく、2009年のリマスター音源を使用している。日本未発売の輸入盤では赤盤と青盤をセットにした4枚組仕様のバージョンも流通した。今作以降は『THE BEATLES 1』、アメリカ編集での当時のアルバムを復刻したアメリカ盤CD-BOX、同様に日本独自編集での当時のアルバムを復刻した日本盤CD-BOXが発売されたがこれらは全て2009リマスター音源が使用された。
2010年リマスター盤は当初期間限定盤がデジパック仕様で廉価設定となっていたため、価格を元に戻して2011年に再発された。以降も何かあるたびに品番を改めて再発したり、SHM-CDにしたり、紙ジャケSHM-CDにしたりと、パッケージや価格を変えて何度も再発しているため、リマスター盤だけで大量の品番が存在するが、オリジナルアルバム同様に2013年盤が現行盤となっている模様(Amazonでは帯を変えた2016年登録扱い)。
ライブ活動を停止して以降ということでストレートなバンドサウンドではなく、かなり凝った実験的な作風が増え聞き応えが増した。サイケ色の強い曲も多く、キーボードやブラスなどバンド外の音も目立ってきている。末期になってくると再びシンプルなバンド編成へ回帰していくような印象もあるが、初期に比べるとかなり深化し、難解になった印象。トラック数が徐々に増えていったとはいえ、単純に音を重ねたり、増やすだけでも非常に手間がかかっていたこの時代にこれだけ実験的な事をやっていたというのは凄いことなんだと思う。
赤盤、青盤の2作だけでかなりの曲数を聞ける。有名な曲はほぼ全部聞けるしそれ以外の知らない曲もたぶん多いはず。なのでひとまずこれでビートルズを聞いた気になるもよし(ただしオールドファンにはにわか扱いされがち)、オリジナルアルバムの世界に突入していくもよし、音のバランスを整えたリミックスバージョンと聞き比べに行くもよし、だと思う。
現行盤 2010リマスター期間限定盤(2009リマスター) 2019年再発盤(2009リマスター)
印象度★★★★★