Beautiful Dreamer Diary

ゆるキャン△ SEASON3 1~6話

2024年4月~放送。2018年『ゆるキャン△ 』、2020年『へやキャン△』(5分アニメ)、2021年『ゆるキャン△ SEASON2』、2022年『映画 ゆるキャン△』に続くアニメ3期となる。

2022年10月の映画版の舞台挨拶にて制作が発表されていたが、しばらく続報が無く、2023年7月に追加発表があり、なんと制作会社が変わる事が判明した。キャストは続投したが制作会社変更に伴いキャラクターデザインが一新されてかなり絵柄が変化した。スタッフはほぼ一新されたが、音響監督や音楽(立山秋航)など音楽関係だけ続投している。

主題歌はOP固定だった亜咲花はEDへスライド、OPは新たにキミのね(つむぎしゃち、大谷舞、久下真音のユニット)となった。ED固定だった佐々木恵梨はリストラされてしまった…と思いきや5分枠なので主題歌が1曲しか無かった『へやキャン△』の時と同様に亜咲花の曲の作詞作曲を佐々木恵梨(と共作・アレンジャーの中村ヒロ)が担当する形での参加継続となった。

1話

特に時期は明言されていないが当然大人になった映画の続きではなく、伊豆キャンから帰ってきた後の3月後半頃(春休み?)と思われる。リンは久々にソロキャンに、野クル一行はいつもの部室で…と何事もなかったかのように3年前からの地続きで『ゆるキャン△』の世界が始まった…!

事前に公開されていた新制作会社によるデザインは全体に髪が重めというかリンなんか特に前髪が目にかかりすぎ+やたら美少女アニメちっくなキラキラお目目になっていて正直うわぁこれ苦手なやつだなぁ…と思っていたんだけど、動いているところを見ると思っていたよりはきつくなかった。千明なんかは前は「大垣!」って感じだったのがカワイイデザインになって「千明」っぽくなったというか。あと背景の景色がほとんど実写トレースみたいになったな…。絵なのかこれ?

原作は追っていないが、前に無料公開された時にざっと見た感じ、少なくとも伊豆キャンよりは面白かったのでSEASON2よりは持ち直す…はず…。

2話

SEASON2の序盤でなでしこの祖母の家に行った際に登場した静岡時代の幼馴染の綾乃が再登場。リンと知り合った影響でキャンプにハマり始め、リンをツーリングキャンプに誘い、なでしこも誘う事に。一方で野クルメンバーは恵那の家で庭キャン&ソーセージ。この庭キャンエピソードは伊豆キャンをやらなかったドラマ版2期で尺稼ぎ感全開で先行して挟まれていた話で唯一ドラマ版が先行したエピソード(ここが初登場だった恵那父はドラマの方が先に登場)。今回は原作準拠だったようでリンが後半合流する事は無く、リンはバイトのまま合流せずに4人だけだった。

綾乃とリンたちの中間地点にある大井川に行き先が決まり、次回からは当面大井川方面での2人のツーリング+なでしこ合流での3人キャンプへ突入する模様。恐らく3期のメイン展開がここであり、これが伊豆キャン並にパッとしないか、新しい組み合わせの3人+バイク仲間という新要素で面白くなるか、分かれ道になりそう。

SEASON2の綾乃はややクール系っぽい見た目でやや脇役っぽさがあったが、絵柄変更に伴い千明同様にかわいい雰囲気に少し変わった感じはある。

3話

リンと綾乃は千頭駅で早朝に集合して互いに原付バイクで吊り橋巡りを開始。なでしこは単身電車でキャンプ場を目指す模様が描かれキャンプしない観光ムービー風展開に。リンと綾乃が会うのは2度目で直接2人で会話するのはほとんど初めてみたいなものだったがバイク仲間という共通項から最初から仲良さげなのが微笑ましい。

4話

リンと綾乃は更に奥を目指して畑薙へ。通行止めの先にある畑薙大吊橋へは徒歩で40分近くかかると言われているがどうせならとそこまで向かうのだった。なでしこはキャンプ場へ到着後、荷物をあずけて再度電車に乗って有名な奥大井湖上駅へ(『鉄オタ道子、2万キロ』でも実写で出てきた)。さらに友好を深めるリンと綾乃だが、最早なでしこと喋っている時より綾乃との方が波長が合うんじゃないかという勢い。綾乃に関しては絵柄変更が正解だったように思う。リンとなでしこも当初より慣れたけどまだ違和感はある。しかしこのエピソードでの綾乃の挙動はこの絵柄の方が似合っている。

5話

なでしこはキャンプ場に戻り、薪割りなど準備を開始。夕暮れになってリンと綾乃が帰還。ようやく3人揃ってようやくキャンプ開始。バテた綾乃はテントもなでしこにやってもらってほとんど何もしていないが、未来を描いた映画版ラストでキャンプ場に来た時もなでしこにやってもらっているのはちょっとした繋がり(というかこの原作を踏まえて映画で描写したのかも)。綾乃が持ってきた静岡のハンバーグやリンが下準備してきたビーフシチュー、なでしこのオムレツやダムカレーを模した盛り付けなど夕食中心の描写の後は就寝のち夜明けに。リンがまだ寝ているのでなでしこと綾乃の意外となかった2人のシーンも挟みつつ、いい雰囲気で次回へ続く。綾乃の出番は次回までか。

なでしこが1人の時に実験として作っていたクッキーはそこそこの量だったが2人の到着後には出てこなかったのパクパク食べている描写があったのでその場で完食してしまったのだろうか。

6話

朝食の後は電車のなでしことバイクのリンと綾乃は別移動で寸又峡の夢の吊り橋へ。1期のほったらかし温泉以来の行った事のある観光地が出てきた。小4の頃だったかな、30年前か…。橋を渡っている最中に唐突にリンが調べたとしてこの奥地に凄い橋があると話し、ナレーション解説で「無想吊橋」が登場。有名な橋ではあるが、この先って言っても20キロほど廃道を歩いて崩壊地を乗り越えないとたどり着けない上、既に崩壊して渡れなくなって10数年経過したこれをわざわざ取り上げるなんてヨッキれん案件じゃないか。以後の挑戦者たちの現地記録を見るに、ヨッキれん氏が2010年に渡った時がギリ渡れた最晩年で直後に立ち入り禁止となり、その後数年で崩壊して渡れなくなり(2014年辺りの画像で既に歪んでねじれている)、以後年々崩壊が進んでこんがらがった状態を経て新しい現地写真ほどもうワイヤーしか残ってない状態である。今作でイメージ映像として出てきた橋の絵は渡れなくなった直後くらいの崩壊初期(2010年代前半まで)のものを描いていた感じかな。

もう1回別移動して千頭に戻って最後の橋を観光。引っ越す前に友達ができるか不安がっていたなでしこがいい友人(リコ)に巡り合えたのを綾乃が微笑ましく思いながらまたバイクに乗って来るよ!と爽やかに去っていった…が、やっぱりまだ帰りたくない!と駄々をこねてもう1件回る事に。

この時点で一気に夕暮れとなっており、今度こそそれぞれの岐路についた3人。なでしこは静岡のハンバーグを買いに寄り道したため、2人よりも帰宅が遅くなり(駅の時点で21時を過ぎたと発言)、リンと綾乃はなでしこが駅についた直後に相次いで帰宅報告をしていた。旅の終わりの寂しさと今回の場合綾乃は同じ学校ではないのでまた会おうねという約束と伊豆キャンの終わりとはまた少し違う感傷もありつついい旅の終わりだった。完全に出番が無くなっていた千明らがメタ的に次回予告をして次回へ続く。

観光ムービー色は強かったが、綾乃をフューチャーしてリンとのバイクツーリング、なでしこも交えての途中合流、3人の関係性が良かったので、1期の頃のような新しい人間関係と新鮮さがあった。あとやはり2~3人で会話している方がいいな。綾乃は当初は少し気だるいクールなキャラっぽく登場していたけど、けっこうノリの良さもあったし、リンもアヤちゃんと呼ぶなど妙に早く馴染んで自然体だったし(他はみんな呼び捨て、1番付き合いが長い恵那を「斉藤」呼びなのは友人のモブキャラのつもりで名前を設定していなかったというメタな理由も含まれるが、千明は苦手だったのでクリキャンで行動を共にするまでは「大垣」呼びしていてちゃん付けで呼んだのは綾乃が最初)、制作会社変更に伴ってキャラデザインもカワイイ感じになったのでジャストフィットした感じ。次を待ち望まれる良キャラになったと思う。でもこれもう当分出てこないんじゃないかというか原作で再登場してんの?と思ったらどうやら最新16巻で登場してGWに約束通りに山梨に行くことを予告しているようなので4期や5期まで続けば再登場?

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