WHITE ROAD-Ballad Best Singles-

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ホワイトロード TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 32ndシングル 最高1位 売上15.1万枚
2 Way of Difference TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 25thシングル 最高1位 売上73.0万枚
3 SOUL LOVE TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 14thシングル 最高2位 売上137.2万枚
4 BELOVED TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 9thシングル 最高3位 売上84.1万枚
5 SPECIAL THANKS TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 20thシングル『とまどい/SPECIAL THANKS』両A面曲 最高1位 売上100.9万枚
6 Blue Jean TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 31stシングル 最高1位 売上16.3万枚
7 逢いたい気持ち TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 27thシングル 最高2位 売上27.8万枚
8 a Boy〜ずっと忘れない〜 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 10thシングル 最高2位 売上27.3万枚
9 HOWEVER TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 12thシングル 最高1位 最高134.2万枚
10 ずっと2人で… TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 5thシングル 最高34位 売上4.0万枚
11 BE WITH YOU TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 15thシングル 最高1位 売上117.3万枚
12 Winter,again TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 16thシングル 最高1位 売上164.3万枚
13 時の雫 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 29thシングル 最高1位 売上18.6万枚 C/W収録のRadio Edit
14 つづれ織り〜so far and yet so close〜 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 新曲 52ndシングル3曲A面3曲目(カット、Live from Miracle Music Hunt 2014-2015)

Strings Arrangement:佐久間正英/島健(14)、溝口肇(13)

リリースデータ

2005年1月19日 初登場1位 売上41.2万枚 Produced by GLAY 東芝EMI

メンバー

Guitar,Piano TAKURO
Guitar HISASHI
Bass JIRO
Vocal TERU

GLAY3rdベストアルバム。バラッドベストアルバム。公式上の扱いはベストアルバムとは区別されて"Ballad Best Singles"とサブタイトルそのままで扱われている。デビュー10周年を締めくくる作品。ここまでのシングルA面曲の中からバラッドを13曲を選曲し、最後に新曲「つづれ織り〜so far and yet so close〜」を収録。バラードではなくバラッド(抒情詩)をテーマとしているためバラードではないアップテンポの楽曲も選曲されている。アルバム未収録になっていた「逢いたい気持ち」、前作『THE FRUSTRATED』以降に発売されていた「Blue Jean」「ホワイトロード」がアルバム初収録。「Blue Jean」「ホワイトロード」はオリジナルアルバム未収録となった。

「時の雫」はC/Wに収録されていたイントロを省略したRadio Editでの収録。「BE WITH YOU」はサビ始まりの冒頭部にこれまでの音源にはなかったTERUが息を吸うブレス音が前倒しで収録されている。新曲の「つづれ織り〜so far and yet so close〜」は9年後の2014年に13thアルバム『MUSIC LIFE』付属の「BALLAD BEST☆MELODIES」の収録楽曲を決めるファン投票で1位を獲得。直後のツアーでも披露され、2015年1月のUSENリクエストで1位を獲得するなど大きな反響を起こしたためMVも制作され、2015年5月の52ndシングル「HEROES/微熱Agirlサマー/つづれ織り〜so far and yet so close〜」として10年越しで3A面曲の3曲目としてシングルカットされた。ただし今作収録のオリジナル音源では無く、当時のツアーでのライブ音源となった。

今作ではブックレットに"電源、ケーブル、レーザーカッティング、プレス工程まで考慮し、細心の神経を払ってマスタリングをいたしました。CD-Rやハードディスク等へのコピーでは制作者の意図するサウンドが損なわれるおそれがありますので、是非オリジナルのCDの良い音でお楽しみください"と記載されており、コピーではなくオリジナルのCDで聞いてほしい旨が直接訴えかけられている。当時は違法コピーが話題になり、02〜04年のCCCD狂騒を経てCCCDがほぼ市場から撤退状態(エイベックスがレンタルでの採用を継続)となりつつある時期の発売であった。CCCDで抑え込もうとした施策は大失敗に終わり、違法コピー問題は何の解決もしていなかったため、改めてコピーじゃなくてオリジナルのCDで聞く事を推奨したかったものと思われる。ベスト盤という事もあって好調で02年の『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』以来の1位、40万枚越えの売上を記録した。

またベストかよ!なんて思ってたのが聞いてみたらこれが凄く良かった。先行のシングルでは聞かせる曲も多かったが、00年代以降のGLAYは比較的攻めた姿勢の曲も多く、どうしても一気に90年代の勢いがなくなった感じがあったんだけど、今作を聞くとGLAYの強みはやはりいい歌詞、いいメロディーにあったんだなと改めて感じた。そして90年代の名曲たちと並んでも意外と近年の曲が負けていない。むしろ新しい曲にも90年代には無かった深みや優しさも感じられるなど色々と再発見の多いベストアルバムだった。年末発売だったのと先行シングルや新曲が冬曲だったのでパッケージも冬っぽい仕様になっているが、普通に春や夏の曲も入っているので一応オールシーズンで聞ける1作だ。

しかしバラードではないバラッド(抒情詩)だ!という事にしても「SOUL LOVE」はさすがになんかちょっと違うような…。抒情詩なのかこれ…?バラードのヒットシングルでは「HAPPINESS」が思いっきり外されてしまったのは残念だった。

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印象度★★★★★

2019.3.12修正

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