REVIEWU〜BEST OF GLAY〜

TERU SELECT
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 COLORS TERU TERU GLAY&亀田誠治&村山☆潤 57thシングル『G4・V-Democracy 2019-』3曲目 最高2位 売上4.5万枚
2 ホワイトロード TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 32ndシングル 最高1位 売上15.1万枚
3 グロリアス TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 8thシングル 最高4位 売上59.3万枚
4 Life〜遠い空の下で〜 TAKURO TAKURO GLAY&土屋昌巳 2ndシングル『真夏の扉』C/W
5 時計 TAKURO TAKURO GLAY 48thシングル3A面3曲目 最高4位 売上5.4万枚
6 ずっと2人で… TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 5thシングル(カット) 最高34位 売上4.0万枚
7 あの夏から一番遠い場所 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 8thアルバム『THE FRUSTRATED』収録曲
8 HELLO MY LIFE TAKURO
&TERU
TAKURO GLAY 16thシングル『Winter,again』C/W
9 はじまりのうた TERU TERU GLAY&亀田誠治&村山☆潤 57thシングル『G4・V-Democracy 2019-』2曲目
10 生きがい TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 5thアルバム『HEAVY GAUGE』収録曲
11 Eternally TAKURO TAKURO GLAY 48thシングル3A面2曲目
12 Winter,again TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 16thシングル 最高1位 売上164.3万枚
13 カナリヤ TAKURO JIRO GLAY&佐久間正英 3rdアルバム『BELOVED』収録曲
14 すべて、愛だった-La vie d'une petite fille-
(Acoustic Version)
TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 31stシングル『Blue Jean』C/W

Produced by GLAY(9,11)、GLAY&亀田誠治(1,5,9)、GLAY&佐久間正英(2,3,6,7,10,12,13,14)、GLAY&土屋昌巳(4)
Strings Arrangement:村山☆潤(1,9)、佐久間正英(14)

TAKURO SELECT
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Into the Wild TAKURO TAKURO GLAY&亀田誠治 新曲 58thシングル『G4・2020』4曲目(〜密〜にリメイク)
2 I'm loving you/GLAY×PENTAGON TAKURO TAKURO GLAY&亀田誠治&
DJ Mass&大迫杏子
新曲 2020/5/1配信シングル(Korean ver.)
3 氷の翼 feat.Azumi(Wyolica) TAKURO TAKURO GLAY&亀田誠治&
DJ Mass&瀧田敏広
15thアルバム『NO DEMOCRACY』収録曲「氷の翼」再録音
4 HOWEVER TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 12thシングル 最高1位 売上134.2万枚 『pure soul Anthology』Ver.
ストリングスカット
5 BELOVED TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 9thシングル 最高3位 売上84.1万枚 『BELOVED Anthology』Ver.
6 誘惑 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 13thシングル(14th同発) 最高1位 売上162.6万枚 『pure soul Anthology』Ver.
7 SOUL LOVE TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 14thシングル(13th同発) 最高2位 売上137.2万枚 『pure soul Anthology』Ver.
8 春を愛する人 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 11thシングルC/W(カット) 『BELOVED Anthology』Ver.
9 口唇 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 11thシングル 最高1位 売上99.4万枚 『BELOVED Anthology』Ver.
イントロピアノカット
10 BE WITH YOU TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 15thシングル 最高1位 売上117.3万枚 『HEAVY GAUGE Anthology』Ver.
11 a Boy〜ずっと忘れない〜 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 10thシングル 最高2位 売上27.3万枚 『BELOVED Anthology』Ver.
12 カーテンコール TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 3rdアルバム『BELOVED』収録曲 『BELOVED Anthology』Ver.
13 サバイバル TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 ビデオ(VHS)シングル『サバイバル』 最高1位 売上89.6万枚 
『HEAVY GAUGE Anthology』Ver.(クレジットは「サバイバル」だが「SURVIVAL」を収録)
14 彼女の“Modern…” TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 3rdシングル 最高45位 売上2.1万枚 『SPEED POP Anthology』Ver.

Rap Lyriced by YUTO(2)
Produced by GLAY&亀田誠治(1,2,3)、GLAY&佐久間正英(4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14)

HISASHI SELECT
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 gestalt   HISASHI GLAY 11thアルバム『JUSTICE』収録曲 Instrumentall
2 ALL STANDARD IS YOU TAKURO TAKURO GLAY 6thアルバム『ONE LOVE』収録曲 再録音
3 My name is DATURA HISASHI
&Sascha
HISASHI GLAY 15thアルバム『NO DEMOCRACY』収録曲 再録音
4 黒く塗れ! HISASHI HISASHI GLAY 50thシングル『BLEEZE〜G4・III〜』3曲目 再録音
5 Flowers Gone TAKURO TAKURO GLAY 15thアルバム『NO DEMOCRACY』収録曲 再録音
6 VERB TAKURO TAKURO GLAY 38thシングル 最高1位 売上12.2万枚 再録音
7 everKrack HISASHI HISASHI GLAY 43rdシングル(通販限定)『G4・U-THE RED MOON-』1曲目 再録音
8 逢いたい気持ち TAKURO TAKURO GLAY 27thシングル 最高2位 売上27.8万枚 再録音
9 LET ME BE TAKURO TAKURO GLAY 4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2〜SUPER BEST OF GLAY〜』収録曲 再録音
10 THINK ABOUT MY DAUGHTER TAKURO TAKURO GLAY 6thアルバム『ONE LOVE』収録曲 再録音
11 笑顔の多い日ばかりじゃない TAKURO TAKURO GLAY 32ndシングル『ホワイトロード』C/W 再録音
12 FATSOUNDS TAKURO TAKURO GLAY 5thアルバム『HEAVY GAUGE』収録曲 再録音
13 Bible TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 45thシングル 最高3位 売上6.0万枚 再録音
14 BLACK MONEY HISASHI
&JIRO
JIRO   2019/11/22配信シングル 初CD化

Produced by GLAY

JIRO SELECT
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Scoop TAKURO JIRO GLAY&亀田誠治 53rdシングル『G4・W』2曲目 最高1位 売上5.4万枚
2 SAY YOUR DREAM TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 40thシングル 最高2位 売上10.1万枚
3 夢遊病 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 6thアルバム『ONE LOVE』収録曲
4 YOU JIRO JIRO GLAY&佐久間正英 50thシングル『BLEEZE〜G4・III〜』4曲目
5 Apologize TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 期間限定無料着うた配信曲、10thアルバム『GLAY』収録曲
6 ゆるぎない者達 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 7thアルバム『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』収録曲
7 時の雫 TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 29thシングル 最高1位 売上18.6万枚
8 Friend of mine TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 7thアルバム『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』収録曲
9 卒業まで、あと少し TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 25thシングル『Way of Difference』C/W、7thアルバム『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』収録曲
10 TIME JIRO JIRO GLAY&佐久間正英 21stシングル『Missing You』C/W
11 REIWADEMOCRACY   TAKURO GLAY&亀田誠治 15thアルバム『NO DEMOCRACY』収録曲 Instrumental
12 反省ノ色ナシ TAKURO JIRO GLAY&亀田誠治 15thアルバム『NO DEMOCRACY』収録曲
13 君にあえたら TAKURO TAKURO GLAY&佐久間正英 通販限定ミニアルバム『Hope and The Silver Sunrise』収録曲
14 lifetime JIRO JIRO GLAY&亀田誠治 14thアルバム『SUMMERDELICS』収録曲

Produced by GLAY&亀田誠治(1,4,11,12,14)、GLAY&佐久間正英(2,3,5,6,7,8,9,10,13)
Strings Arrangement:佐久間正英(2)、溝口肇(7)
Brass Arrangement:亀田誠治(11,12)

リリースデータ

2020年3月11日 初登場1位 売上9.8万枚 ポニーキャニオン(LSG)

メンバー

Guitar TAKURO
Guitar HISASHI
Bass JIRO
Vocal TERU

GLAY6thベストアルバム。公式に「Best Album」扱いされている作品としては5作目で2009年の『THE GREAT VACATION』2作以来のベストアルバム。2019年に展開していたデビュー25周年企画の最後を飾る作品としてリリースされた。1997年の『REVIEW〜BEST OF GLAY〜』の第2弾となっているが、内容に繋がりは無いが、メンバー自選である事とデザインが踏襲されている。メンバー4人がそれぞれのコンセプトで1枚ずつ選曲した4枚組でケースもそれぞれ4枚別々に分けて収納されている。このうち「TERU SELECT」は『REVIEW』を踏襲したカラーケース、「TAKURO SELECT」は『DRIVE』を踏襲したカラーケースとなり、HISASHI、JIROはこれらを踏襲しての黄色のカラーケース仕様。

2019年6月30日に行われた25周年記念ライブの韓国公演「GLAY 25th Anniversary Special Live in Seoul at KBS ARENA 2019.6.30」をフル収録、新曲2曲のMVを収録したBlu-ray付2DVD付CDのみの3種発売。入手したのはCDのみ盤。

また発売1週間前に追加で入れるならという趣旨でメンバーがセレクトした12曲を収録した『REVIEW 2.5』が配信限定で発売された(ハイレゾでも配信)。『REVIEW 2.5』には初収録曲は無い。

「TAKURO SELECT」のみAnthologyシリーズでのリミックス音源を使用している(改めてリマスターされているためマスタリングはMichael Zimmerlingではない)。「HISASHI SELECT」は全面的に再録音されている。一方でTERU、JIROはAnthologyシリーズでのリミックス音源がある曲でもオリジナル音源で収録されている。リマスターは4枚とも前田康二が担当

TAKURO SELECTの「Into the Wild」「I'm loving you」が新曲。「I'm loving you」では韓国の男性グループPENTAGONとのコラボになっている。今作では日本語歌唱だが、この後5月に韓国語バージョンを配信シングルとしてリリースした。「Into the Wild」はこの後8月に「Into the Wild 〜密〜」としてリメイクされ58thシングル『G4・2020』4曲目として収録され、さらにボーナストラックとして3種のリミックスバージョンも収録された。「氷の翼 feat.Azumi(Wyolica)」はAzumi(Wyolica)をゲストボーカルに迎えてのリメイク。「時計」「YOU」はアルバム初収録再録音だが「黒く塗れ!」もアルバム初収録。「BLACK MONEY」は2014,2015年にライブで披露されていた未発売曲で2019年11月に配信され、今作で初CD化となる。この曲のみクレジットはあるが歌詞は表記されていない。

「サバイバル」は録音ミックスのエンジニアにTom Durackがクレジットされておりタイトルもエンジニアもシングルバージョンの表記となっているが、実際に収録されているのはMichael Zimmerlingが録音ミックスしたアルバムバージョン「SURVIVAL」の『HEAVY GAUGE Anthology』Ver.となっており、タイトル表記とエンジニアのクレジットは誤植と思われる。

各メンバーそれぞれ全く異なるコンセプトで選曲したため、選曲が被る事はほぼ無かったとTAKUROが語っている(「Winter,again」がTERUと被って取られたともコメント)。97年の『REVIEW』もメンバーセレクトだったので、まあもう1度メンバー選曲でやるとこうなるのかなぁ…というのは分かるけど恐らくベスト盤に対するメンバーのモチベーションにかなり差があるので、4枚組ベスト盤というよりも4枚別々のベスト盤が4枚セットになっているといった感覚で捉えた方がいいんじゃないかと思う。いずれにせよヒット曲目当てで聞くには数が多すぎる割に名曲揃いというわけでも正直なくて何でこれがあってあれが無いんだとかそういう謎が今作にはたくさんあるし、けっこうマニアックなベスト盤だと思う。メンバー4人がそれぞれどういう人物像なのか把握しているくらいには愛着があってメンバーの選曲意図を汲んで楽しめるようなファンであれば理解は深まるだろうけど…GLAYをずっと聞き続けていたもののそこまで深い愛着は無かったので個人的には好きな曲も各ディスクあるけど、半分以上はベストに選ぶような曲なのかと思うような曲も多かった。

TERU SELECT
TERU本人が「函館を散歩しながら聴きたいGLAY」というコンセプトで選曲。

故郷の函館を散歩しながら…というだけあってのんびりとしたというか比較的バラード系が多いが、90年代、00年代、10年代と割とどの時代の楽曲も選ばれていてバランスがいい。どの時代でもGLAYの根の部分、暖かみのある部分は変わっていなかったんだなという事が分かるが、さすがにバラードが多すぎると少しダレてくる部分もあって難しいところ。近年TERUがシングルA面で若手バンドみたいな爽やかナンバーを連投していたのにそれらTERU作爽やか系シングルナンバー出てこないというのも惜しい感じで、いくつかのバラード削ってそれらの曲が入ってればなぁ…。

TAKURO SELECT
いわゆる“ザ・ベスト・オブ・GLAY”というコンセプトでの選曲+新曲2曲と新録音1曲を冒頭に配置。

新曲2曲はどちらも新境地的な楽曲で新鮮さとカッコよさを感じられるものの特に強いメロディーで聞かせる曲というわけではないので正直印象には残りにくい。ラストではなく冒頭に配置したのは正解だったと思う。3曲目以降は圧巻の90年代ヒット曲集となるが、全てアンソロジー音源。これは当時録音ミックスを手掛けたMichael Zimmerlingが新たにリミックスして当時はやっていなかったリマスターも担当するというシリーズだが今作は改めて前田康二がリマスターを担当。さらに「HOWEVER」のストリングスがカットされたり、「口唇」のピアノイントロがカットされたりと、再リミックスを施したと思われる箇所もある。加えてマイケルのリマスターは破棄してマイケルのリミックス音源を前田康二がリマスタリングしている事になる。これによりアンソロジー盤でややおろそかにされていた(各作品ごとに当時のオリジナル盤から音量をほとんど変えずにリマスターしていたので初期作品ほど音が小さかった)マスタリングが統一されたのは良かった。曲自体は今作を聞くようなリスナーなら既に過去のベスト盤でも散々聞いてきた曲たちだとは思うが、アンソロジー盤はほとんど買わないと聞けない状態なので売上からしてもファンでさえも初めて聞く人も多いと思われ、かなり音のバランスや響きが変わっているのでかなり新鮮に聞こえるはず。低音を強調してより立体的にさせたり埋もれていた音を発掘したり、当時聞こえなかったような音が入っていたりする一方で慣れ親しんだ音が消えたり埋もれていたり、分かりやすいところではTERUのボーカルが演奏に埋もれるようなミックスになっているので好みは別れそうではあるけど、まあオリジナルも過去ベスト盤で散々リマスターされているのでここではあくまで違いと新鮮さを楽しむと割り切れれば…。

先日のニューアルバムインタビューでの7割クソ曲でも許してね発言にも繋がるかのようにTAKUROの選曲が90年代のみでザ・ベスト・オブ・GLAYと言い切ってしまうのはやはりTAKURO本人がもうあの頃に勝てないと完全にあきらめてしまっているかのようでもあり、複雑なところではある。まあ中途半端に数曲00年代以降を選ぶとそっちの方が露骨に90年代に勝てない感が出てしまうので潔く90年代のみに絞った方が良かったのかもしれないが…。結局誰も「BEAUTIFUL DREAMER」選曲しなかった(初回盤BD/DVDの25周年ライブには入っているなど割と今でもライブ鉄板曲っぽいのに)から入るならここだったよなぁ…。

HISASHI SELECT
”STUDIO LIVE inspired by HOTEL GLAY ギター爆盛ミックス!”と称されて1曲目のインスト「gestalt」と未CD化だった「BLACK MONEY」以外は全曲スタジオライブ形式で再録音されている。

HISASHIはやるなら再録音すると譲らなかったらしいので既存曲を並べるベスト盤には反対だったっぽいし、"inspired by HOTEL GLAY"とあるように開催されていたツアー「HOTEL GLAY」で演奏されていた楽曲が多い。恐らくツアーに向けてのリハーサルと今作の録音を兼ねて行ったものと思われる。ギター爆盛ミックスとされているのでギターが重厚になっているのかと思いきや別にそんな事は無く、ギターがオリジナルより厚くなっている感じは全くない。一部アレンジを変えている部分もあるが概ね今のライブアレンジ、今のライブの勢いというのがそのまま出ていると思われ、25周年最新のGLAYが過去の曲たちを演奏するとこうなるというのがそのまま提示されたのが今作なのかなと。HISASHIの曲はけっこうぶっ飛んだイメージがあるが、そんなに自分の曲ばかり選んでいないし、バラードも随所に入っていたりするので、ベスト盤としては新鮮なGLAYともいえる。ただスタジオライブの勢い1発なので一部TERUのボーカルには違和感があった。キーは変わってなくて、高音は割と出ているんだけど、低音部分や抑えて歌うような部分になるとオリジナル音源とはだいぶ歌い方が違って聞こえてきて少し声が細くなってきてるのかなと改めて感じた。

JIRO SELECT
現在ライブのセットリストはJIROがメインで決めているようで、“この選曲でツアーを行いたい”と言わしめる選曲で、JIROが届けたい・伝えたいといういろいろなシチュエーションのファンへの思いが詰まった楽曲が並んでいるという。

シングル曲はほとんどなく、過去のベストに選曲されたようなアルバム曲も無く、ベスト盤として初選曲な楽曲が並んでいるが、特徴的なのはTAKUROと真逆で『DRIVE』以前、つまり90年代が皆無。00年代以降や近年の曲が4人の中でも最も多い選曲がされている。あまり意識はしていなかったが実際聞いてみるとけっこう良かったなと再発見できる曲が多い。ただもう少し人気曲とかリード曲とか選んでも…とは思うし、最もおとなしいアルバム『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』から3曲も選んだりと割と盛り上がらない曲が多めでこれをセットリストにするのはFC限定ライブじゃないときついんじゃないかとは思う。まあライブのセットリストとしては曲数が少ないので残りを盛り上がる鉄板曲でバランス取ればそれなりに面白いセットリストが完成しそうではあるし、そういう前提もあるのかもしれない。

 

各メンバーそれぞれ特色の異なるベストアルバム4枚組という事なのでメンバー自選という観点からは確かに『REVIEW』の第2弾ではあるんだけど、直近10年をまとめた『THE GREAT VACATION』の続編(第3弾)の方が聞きたかったなぁとは思った。どっちかというと今作は30周年向けの企画だったように思う。

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印象度★★★★☆

2020.4.19更新

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