嵐 15周年シングルレビュー 2010-2015

基本的には人気の拡大は止まり、安定期。メンバーも全員30代へと突入していき、青春の切なさや痛みを漂わせた楽曲がほぼなくなり、ポップな曲はひたすらポジティブ一直線、そしてクールなダンス系楽曲を持ってくることも増えた。AKB48グループの台頭により、O社年間チャートではその下という位置にはなったが、ほぼ2パターンか3パターンの複数商法で握手もミュージックカードもしない中では依然として驚異的な人気を見せ続けている。一方で全部ほぼ横ばい状態になってしまったので明確な代表ヒットがどれなのか分かりにくくなってしまったが、基本的にはポップ路線の楽曲が一般受けが良く、それらが発表年以降のTV番組で歌われることが多い。

なおSMAPとTOKIOだけじゃなくてそういえば嵐もC/Wまでシングル楽曲コンプリートしているじゃないかという事に気づいて(KinKiはシングル自体は全部リアルタイムで追っていたが複数商法C/Wはコンプしていない)、勢いよくC/Wまで網羅するフォーマットでバージョンアップさせたはいいけど、この2010年以降になってくるにつれて、シングル1作通しての統一感も無く、C/W曲のタイアップがほぼ無くなり、3,4曲バラエティ豊かな楽曲がジャニーズ商法で一気に放出されるパターンが増えた。ほとんど当時の記憶皆無、改めて聞き直してもどうにも書くことが無くなってしまったので(C/Wは★2以下を使わず、★3で固定させた)後半はかなり適当になってしまった…。

※2015年執筆。

29thシングル Troublemaker
10年3月3日
作詞:H.Suzuki、作曲:Masashi Ohtsuki、編曲:ha-j
櫻井主演ドラマ『特上カバチ!!』主題歌。バラエティ仕立てのコメディで、番組の最後に視聴者へ生電話をする(ストーリーには一切関係ない)という試みが行われるというなんだかテンション高いんだけどさっぱり印象に残らないドラマだった。楽曲自体も陽気一直線のゴキゲンポップナンバー。SMAPに「SHAKE」があるように嵐にはこの曲がある、というイメージで、TVでメドレーとかで過去曲を披露するときにとりあえずこれか「Happiness」を鉄板で入れておくとみんな知ってて盛り上がる、みたいな。
★★★★☆
9thアルバム『僕の見ている風景

C/W 揺らせ、今を
作詞作曲編曲:100+
日テレ系バンクーバーオリンピック中継テーマ曲。今回もそんなに応援歌っぽくなく、普通のポップロックナンバー。C/W送りになってしまったのもなんとなく分からなくもないが、そんなに日テレを見ていたわけでもないのにサビメロはそこそこ記憶していたくらいには耳に残った。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W もう一歩
作詞作曲編曲:sts
サビはいつものポップナンバーだが、平メロがかなりクールなのと電子音主体のアレンジがあって全体的にグッと大人っぽい。この辺りからポップ続きだったシングル楽曲でも大人っぽい曲が増えていく印象も。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Troublemaker(初回限定盤)(DVD付) Troublemaker(通常盤)

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30thシングル Monster
10年5月19日
作詞:UNITe・Sean-D、作曲:CHI-MEY、編曲:Taku Yoshioka・Hirofumi Sasaki
大野主演ドラマ『怪物くん』主題歌。後の映画版でもそのまま使用された。冒頭では大野はメンバー4人に隠れていて4人で歌唱、コーラスパートの歌詞「Oh No!」に応えるように大野が登場して高らかに歌い上げる、というギャグ一歩手前のパフォーマンスが最高にカッコいいダンスナンバー。こんなシリアスなナンバーで「Oh No!」をダブルミーニングさせるとか発想が最高にモンスターだぜ!洋風ホラーテイストが漂ったサウンドは新鮮だが、それでもこの曲の最大のハイライトは冒頭の大野登場のソロパートだろう。頂点を極めたものの、そこから先への更なる飛躍やヒットが出なくなってしまい、結果全部大ヒットしているのに代表曲がどれなのか全く分からなくなってしまった…というのがこれ以降の嵐だと思うんだけど、10周年以降では1つの頂点になっているのがこの曲なのかなと思う。
★★★★☆
9thアルバム『僕の見ている風景

C/W スパイラル
作詞:小川貴史、Rap詞:櫻井翔、作曲:三留一純、編曲:ha-j
以降増えていくクールなダンスナンバー。シングル楽曲だけでアルバム1枚分に及ぶ14曲を発表したこの2010年唯一サクラップが入ったシングル曲でもある(アルバムではもう数曲ある)。多作だった一方でサクラップが急速に無くなってしまった1年でもあった。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Monster(初回限定盤)(DVD付) Monster

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31stシングル To be free
10年7月7日
作詞:Soluna、作曲:Samuel Waermo・Octobar、編曲:Samuel Waermo・吉岡たく
三ツ矢サイダーのCMタイアップ。C/Wなし、最初からMV&メイキング収録のDVD付、初回プレスと通常盤の違いはブックレットのページ数だけ(初回は16P)で品番は同じという実質1種発売、変則的な形でのリリース。どっしりとしたロックバンドテイストは日本というよりも乾いたままという歌詞の通りに、湿度の低い海外の夏っていうイメージ。開放的な楽曲の空気は、ただひたすら高温多湿な2010年の日本の夏になんだか"憧れの暑さ"のように響いて聞こえた。
★★★★☆
10thアルバム『Beautiful World

To be free 【初回仕様盤】 To be free【通常盤】

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32ndシングル Love Rainbow
10年9月8日
作詞:furaha・Octobar、作曲:iiiSAK・Dyce Taylor、編曲:ha-j
松本主演ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』主題歌。売れない二世タレントのマツジュンが子持ち(小林星蘭)の竹内結子に惚れるというなんだかパッとしないドラマで最初と最後だけしか見なかったような気がするがあんまり覚えてない。ただよく考えるとジャニーズ主演の恋愛ドラマって基本的に女の子が年下で、特にSMAP辺りになってくると10歳前後年下相手ということも増えてきている。その一方でファンは同世代以上の人も多いわけだから、遥か年下の小娘とラブストーリーよりも年上の女性とのラブストーリーの方が自分と重ね合わせやすい…というのはあるのかもしれない。ドラマが始まる頃に前作をリリースしていたので、ドラマが終わる頃の発売となったが、秋以降も主演作タイアップが立て込んだため、結果的にここから3ヵ月連続リリースになってしまい、各楽曲が埋もれに埋もれた。改めて聞いてみるとさわやかで鮮やかなポップナンバーでけっこういい曲だ。た流れるように進んでいく曲調はだレインボーというよりはシューティングスターな感じ
★★★☆☆
10thアルバム『Beautiful World

C/W over
作詞:みうらともかず、作曲:HIKARI、編曲:佐々木博史
意外とシングルでやってなかった本格的なバラード曲。力強くというよりは控えめだけど着実にいつかたどり着きたい境地への決意を秘めている、みたいなイメージ。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Love Rainbow 【初回限定盤】 (CD+DVD) Love Rainbow 【通常盤】 (CD)

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33rdシングル Dear Snow
10年10月6日
作詞:IORI・ISHU、作曲:大島こうすけ、編曲:宮野幸子・吉岡たく
二宮主演映画『大奥』主題歌。1期WANDSメンバーにして脱退後ではあるがミリオンヒット「時の扉」を作曲した大島こうすけがいきなり嵐の作曲者として登場して驚いた。BON-BON BLANCO解散後は名前を見かけなくなっていたが、まさか「時の扉」から17年経過して再びO社1位ヒットを飛ばすことになるとは…。90年代にビーイングでデビューし、GIZA以降も作家として残っていたもののGIZAがほぼ散開状態となり、提供の場を失い、外部に活躍の場を求めて、というかこの頃に外部提供OKになったのか退社したのかまでは分からないが、とにかくアイドル楽曲のコンペに参加し始めたようで、元PAMELAHの小澤正澄や元ZYYGの後藤康二なんかもAKB系列などでヒットを飛ばすようになっていった。楽曲自体は叶わない相手への思いを歌ったウィンターラブバラード。3ヵ月連続リリースという忙しなさの中ではかったるいというか流されがちだったが、じっくり聞くと沁み渡る良曲だったりする。
★★★☆☆
10thアルバム『Beautiful World

通常盤のみC/W タイムカプセル
作詞作曲編曲:SIX
少年時代の純粋な心を取り戻そうとする大人の少年系ポップロックナンバー。躍動するピアノなどバンドサウンド風のアレンジが心地いい。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Dear Snow(初回限定盤)(DVD付) Dear Snow

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34thシングル 果てない空
10年11月10日
作詞作曲:QQ、編曲:ha-j
二宮主演ドラマ『フリーター、家を買う。』主題歌。年末歌番組などは基本この曲で通し、2010年の嵐を締めくくる1つの到達点的な意味合いも持たせた(かった)ような雄大な雰囲気が漂う。もう1度歩き出そうと歌うナンバーだったこともあり、翌年の東日本大震災以降は復興への希望の1曲としても作用した。3連発されたシングルの中では確かにこれが1番いいかも。
★★★★☆
10thアルバム『Beautiful World

通常盤のみC/W Story
作詞:小川貴史/alt、作曲:オオバコウスケ、編曲:吉岡たく
ひたすら前向きで勢い溢れるポジティブナンバー。ただ以前ほど明るくポップな方向には向かわず一定の大人っぽさが漂う辺りがちょっとカッコいい。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W maboroshi
作詞作曲:小林建樹、編曲:宮野幸子
シンガーソングライターとして活躍している小林建樹による提供曲。切ない感じのバラードナンバーだが、今作の中では印象は強くはない。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

C/W あの日のメリークリスマス
作詞:Soluna、作曲:Takuya Harada、編曲:佐々木博史
共通C/W。初回盤では2曲目だが、通常盤では4曲目に配置されている。クリスマス全開のクリスマスソングで、「そう sing a song ジングルベル 歌うよ メリークリスマス」とか明るくポップな曲調で歌われるもんだから、幸せなクリスマスソングに思えてしまうが、実際には彼女といた過去がタイトルの意味であり、現在は「一人きりのメリークリスマス」「It's a lonely silent night」などとサビでも1人を強調するなどおひとり様感全開。この状況で「そう sing a song ジングルベル 歌うよ メリークリスマス」とかヤケクソ感ゼロで素直に思えてしまうこの曲の主人公は無敵のハート
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

果てない空(初回限定盤)(DVD付) 果てない空

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35thシングル Lotus
11年2月23日
作詞:Soluna、作曲:iiiSAK・HYDRANT、編曲:佐々木博史・iiiSAK
相葉主演ドラマ『バーテンダー』主題歌。徐々に増えてきていたクール系の楽曲がこの辺りで本格化。このためかなりカッコいいんだけど意外と覚えてない楽曲。なお初回盤DVDがPV1本ポッキリになり、前年まで収録していたメイキング映像が無くなってしまう、ダンス系の楽曲でもPVでは多忙ゆえかまだダンスが完成してないので棒立ちかイメージシーン連発で乗り切る、MステなどTV出演巡りでダンス初披露、という傾向への変化もこの頃からだったかと思う。また作編曲陣がコードネームか外人集団ばかりになり、一体どこから提供されている曲なのか世界規模でさっぱり分からなくなってきたのもこの辺りから本格化したような。
★★★☆☆
10thアルバム『Beautiful World

C/W ever
作詞:作田雅弥・alt、作曲:大島こうすけ、編曲:石塚知生
「果てない空」の縮小版みたいな希望系良メロミディアム。どうにも印象が被ってしまうが普通にいい曲。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W Boom Boom
作詞:100+、Rap詞:櫻井翔、作曲:Erik Lidbom・Jon Hallgren、編曲:ha-j
どっしりした雰囲気のデジタルナンバー。メロディー自体はそこまで分かりにくくは無いんだけど、久々に登場したサクラップはリミックス状態で加工されまくり歪みまくり。昨年のシングルで1曲しかなかったサクラップが帰ってきたというのにこの仕打ちとは…。サクラップだから歌詞が表記されているけど、普通の曲だったら歌詞カードには載らないし、間奏の一部としか認識されないんじゃないかという…。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Lotus【初回限定盤】(CD+DVD) Lotus

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36thシングル 迷宮ラブソング
11年11月2日
作詞:伊織、作曲:iiiSAK・Dyce Taylor、編曲:Trevor Ingram
櫻井主演ドラマ『謎解きはディナーのあとで』主題歌。後の映画版でもそのまま使用された。超金持ちとその執事というドラマだったためか、ゴージャスな雰囲気が漂うナンバーになっている。この雰囲気がまたFNS歌謡祭にもハマっており、FNS歌謡祭ではそのまま生演奏・生歌で披露されたがマイクトラブルにより、あの大野でさえ盛大に外しまくってしまうというガタガタ歌唱な放送事故をお茶の間に披露。君は迷宮に迷い込んでもその手を引くとか歌っているのに肝心の歌っている嵐が迷宮に迷い込んだとして話題になってしまった。基本的に嵐の楽曲はラップパート以外はリップシンクにしていると思われ、ソロパートはTVで披露されない2コーラス目に集中的に配置するなどしていたため、嵐の生の歌声が聞けるという実に貴重な瞬間だったのだが…この大事故が大きな傷になったのか次以降のFNS歌謡祭はVTR口パク出演となってしまい、常に整ったCD通りの音源が綺麗に流れるというのがより徹底されるようになった。
★★★★☆
11thアルバム『Popcorn

初回盤のみC/W 消えぬ想い
作詞:alt、作編曲:市川喜康・マシコタツロウ・ha-j
SMAPの「オレンジ」や「Triangle」の作曲を担当した市川喜康、一青窈の「もらい泣き」で作家デビューし、KinKi Kidsの「Harmony of December」等ミディアム〜バラード系を得意とするマシコタツロウ、これまでの嵐でも数々の編曲をしてきたha-jの3人が何故か共同で作曲・編曲となっている超合体ロボみたいな楽曲。3人それぞれの楽曲を合体させたのか初めから3人で共同作業したのかは不明だが、楽曲自体は合体ロボ感とか特にないが、ちょっとゴージャス風味なミディアムナンバー。また今作以降初回盤DVD付のC/Wと通常盤のC/Wが異なるという楽曲違い複数商法が導入されるようになり、楽曲を揃えるだけでも手間がかかるようになった。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W together, forever
作詞作曲:100+、編曲:佐々木博史
キラキラした打ち込みダンスポップナンバー。スッキリと聞ける。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W うたかた
作詞:R.P.P.、Rap詞:櫻井翔、作曲:youwhich・Dyce Taylor、編曲:youwhich
サクラップ登場楽曲。前回があまりにアレだったので、今回はちゃんとしたサクラップが展開するだけでも一安心…と思ったら何故かわずか4行+Oh Ohで終わってしまう。以前だったらここからラップパートが本格展開するようなところだし、その後にもまだ普通に間奏があるのでそこにラップを乗せることもできたはずなのにどうしてこうなった…。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W wanna be...
作詞:伊織・Soluna、作曲:大島こうすけ、編曲:吉岡たく
大島こうすけ提供の前2作はどちらもバラード系だったが、今回はアップテンポなポップロックナンバー。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

迷宮ラブソング(初回限定盤)(DVD付) 迷宮ラブソング

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37thシングル ワイルド アット ハート
12年3月7日
作詞:Soluna、作曲:Chris Janey・Junior Jokinen、編曲:Trevor Ingram
松本主演ドラマ『ラッキーセブン』主題歌。3番手の瑛太が途中退場、最終回でかろうじて復帰するも不自然に出てこないなど瑛太のスケジュール調整が出来ていないのにキャスティングしたため、本来主人公と犬猿の相棒的存在になるはずの存在がドラマの大半で出てこない、キャラ付けも固まっていない序盤の段階で仲間意識が強調されて最終回のような盛り上がりを見せるなど、ドラマのセオリーを覆す斬新な構成が目立ったドラマだった。年齢を重ねてきて逆に歌えるようになったかのような『Troublemaker』に続くノー天気一直線なポジティブポップロックナンバー。クールかポップかミディアム系かとA面曲がパターン化してきた感もあり、そうなるとクールよりはポップの方がやはり残るよなぁ…という感じで2012年の嵐というとこの曲
★★★★☆
11thアルバム『Popcorn

初回盤のみC/W How Can I Love
作詞:Octobar、作曲:FOX,Octobar、編曲:吉岡たく
シリアスなミディアムナンバー。無邪気なA面とは真逆の大人の色気を醸し出す楽曲。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W ついておいで
作詞:Mi-n、作曲:iiiSAK,Anton Lindsjo、編曲:ha-j
ポップロックテイストのダンスナンバー。このC/W3曲の中では最も聞きやすい。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W ふたりのカタチ
作詞:須藤まゆみ、Rap詞:櫻井翔、作曲:三留一純、編曲:石塚知生
C/Wで年1回という激減っぷりながら、加工されたり4行で終わったりしていたので通常サイズでサクラップが聞ける、という事に最大の価値がある。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

ワイルド アット ハート【16ページ歌詞ブックレット付】(初回限定盤)(DVD付) ワイルド アット ハート(通常盤)

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38thシングル Face Down
12年5月9日
作詞:eltvo、Rap詞:櫻井翔、作曲:Albi Albertsson・Royce.H・Vincent Stein・Kontantin Scherer、編曲:metropolitan digital clique・Vincent Stein・Kontantin Scherer
大野主演ドラマ『鍵のかかった部屋』主題歌。作編曲者がもはや誰だか分からない横文字で並ぶサマからして圧巻の本格クールダンスナンバー。ここまで振り切ったのは初めてじゃないだろうかというくらいにトラック重視。カ〜ンダンカ〜ンダンとかホーンドンホーンドンとか耳に残ることは残るし、カッコいいことはカッコいいが、かなりクセが強い曲だ。トピックとしては09年の『Believe』以来となるA面での3年ぶりサクラップ復活。相変わらず以前より短いうえに一部加工されてしまっている。新規リスナーは「影山(『謎解きはディナーのあとで』の役名)がなんかラップしてるんですけど!ウ〜ケ〜ルゥ〜!」と影山風に思ったに違いない。3年とは小中高生の頃はそれくらいの長い月日だ。
★★★☆☆
11thアルバム『Popcorn

初回盤のみC/W ひとりじゃないさ
作詞:Task、作曲:Shingo Asari、編曲:Hirofumi Sasaki
通常盤のみC/W 目指した未来へ
作詞:Mi-n・alleztune、作編曲:HIKARI
作詞も違う人だがこの2曲は繋がった世界観とされており、それぞれの曲タイトルがそれぞれの歌詞中に登場するという仕掛けがある。「ひとりじゃないさ」ではそれぞれの道を進むための別れを歌っており、「目指した未来へ」では離れてもお互い思い続けているという内容になっている。A面で攻めたのでどちらもメロウ&さわやかポップな楽曲となっている。特に「目指した未来へ」はTOKIOへの一連の提供曲ほどではないがそれでもさすがHIKARIという感じ。
★★★☆☆
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Face Down(初回限定盤)(DVD付) Face Down

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39thシングル Your Eyes
12年6月6日
作詞:hs、作曲:Chris Janey・Max Grant、編曲:Tomoki Ishizuka
相葉主演ドラマ『三毛猫ホームズの推理』主題歌。ミディアムバラードナンバー。主演作タイアップが上半期に立て込んだので今年も多作かと思ったら、まさかのこれが12年最後のシングル。サビでの演奏がけっこう力強く、普通にいい曲だけど、どうもそんなに印象の強い曲ではない。あと曲が終わったと思ったら入ってくる相葉ソロパート「始まりのラ〜イト♪」は蛇足だと思うけど、結果的に引っかかりポイントになってるから良かったのか。
★★★☆☆
11thアルバム『Popcorn

初回盤のみC/W 君がいるから
作詞作曲:eltvo、編曲:Taku Yoshioka
オシャレな感じのポップナンバー。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W 花火
作詞作曲:Tatsuro Mashiko、編曲:Sachiko Miyano・Tatsuro Mashiko
ちょい情熱的なナンバー。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

通常盤のみC/W voice
作詞:alt、作曲:TAKAMASA SEGI、編曲:Hirofumi Sasaki
ジャニーズでは06年KinKi Kidsの「夏模様」を思い出させる、何故か沖縄風ののんびりまったりナンバー。楽曲の方向性としてもアーティスト路線になってきて初期のキャッチーさが薄れてきたあの頃のKinKiに近づいてきたイメージで特にC/Wの印象が残らなくなってきた。
★★★☆☆
一般発売アルバム未収録
通販限定裏ベスト『ウラ嵐マニア』

Your Eyes(初回限定盤)(DVD付) Your Eyes(通常盤)

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40thシングル Calling/Breathless
13年3月6日
久々に1種増やした3パターン複数商法(3種自体は「明日の記憶」以来だが、通常盤でC/W増加というのは「Believe」以来)を駆使した事で初動50万突破を達成。あわよくばデビュー作の売上を越えていくことも視野に入りかけたが、結局デビュー曲の壁は高いままで2番ヒット更新にとどまった。

Calling
作詞:s-Tnk・eltvo、作曲:Andreas Johansson・youwhich、編曲:石塚知生
相葉主演ドラマ『ラストホープ』主題歌。あふれあふれあふれ…から溢れ出していくサビが印象的な溢れ出しまくり系疾走ナンバー。ややポップサイド寄りというか聞きやすさがある。
★★★☆☆
12thアルバム『LOVE

Breathless
作詞:HYDRANT、作曲:Takuya Harada・Christofer Erixon・Joakim Bjornberg、編曲:佐々木博史
二宮主演映画『プラチナデータ』主題歌。こちらの方がカッコよさ重視のナンバーだが「Calling」の勢いに比べると若干埋もれがち。
★★★☆☆
12thアルバム『LOVE

通常盤のみC/W オーライ!!
作詞:Soluna、作曲:Fredrik "Figge" Bostrom、編曲:Trevor Ingram
近年のC/Wの中では1つ飛び抜けて勢いに満ちた元気ポップソング。オーライを連発しながら盛り上がりまくるスカ風味ブラスポップロックナンバー。2013年はA面でポップ路線が来なかったので、1番ポップだったのはこの曲だったんじゃないだろうか。ただごちゃごちゃしすぎて、もう少しスカを強調するのに特化した方が締まった気はする。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W full of love
作詞:Shun・R.P.P.、作曲:Dr.hardcastle・Iggy Strange-Dahl、編曲:吉岡たく
音数少なめの軽い打ち込みトラックに乗せた比較的軽やかな雰囲気の楽曲。
★★★☆☆
アルバム未収録

Calling/Breathless(初回限定盤A)(DVD付) Calling/Breathless(初回限定盤B)(DVD付) Calling/Breathless(通常盤)

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41stシングル Endless Game
13年5月29日
作詞:100+、作曲:Chris Janey・Dyce Taylor、編曲:2H、Chris Janey
櫻井主演ドラマ『家族ゲーム』主題歌。リリース時期が同じだった「Face Down」あたりと少々印象が被ってしまう。A面曲で個人的に最も印象が薄い。こういう曲ならラップを復活させた方がいいなとどうしても思ってしまう。
★★★☆☆
12thアルバム『LOVE

初回盤のみC/W Magic hour
作詞:s-Tnk、作曲:HJ & Co・Ryumei Odagi、編曲:吉岡たく
今作の中では良メロポップ路線の楽曲。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W Intergalactic
作詞:Octobar、作曲:Stephan Elfgren・eltvo、編曲:Stephan Elfgren
全面的に声が加工されたデジタルナンバー。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W モノクロ
作詞:みうらともかず、作曲:GK、編曲:GK、佐々木博史
ジャジーかつ情熱的なアダルトナンバー。
★★★☆☆
アルバム未収録

Endless Game(初回限定盤)(DVD付) Endless Game(通常盤)

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42ndシングル Bittersweet
14年2月12日
作詞・作曲:100+、編曲:石塚知生
松本主演ドラマ『失恋ショコラティエ』主題歌。キラキラした電子音主体のイントロから、時流を取り入れたようなデジポップ系ナンバー。不倫上等掲げたドラマは…別の意味でインパクトと先見の明があった気はするけど主題歌としてはあまり印象に残っていない。
★★★★☆
13thアルバム『THE DIGITALIAN

C/W Road to Glory
作詞:s-Tnk、作曲:川口進、編曲:ha-j
日テレ系ソチオリンピックテーマ曲。安定の日テレオリンピックタイアップのC/W島流し。この頃は初回と通常でC/W違いが基本フォーマットになっていたが、さすがに今回だけは共通C/Wになっている。サビの「たった一度の瞬間にすべてを懸けるんだ」のフレーズといい、今までのオリンピックタイアップで最も選手応援歌&称えるような雄大さを持った楽曲だと思う。1度に3,4曲も投下される上にアーティスト路線の楽曲が増加したことですっかり消化不良でどれがどれだか分からなくなってきていたC/Wの中でも久々に嵐らしいなと思えた1曲だった
★★★★☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W Snyc
作詞:小川貴史、Rap詞:櫻井翔、作曲:U-Key zone、編曲:吉岡たく
2014年のシングル唯一のサクラップ(5行で終わる)が登場するクール系ナンバー。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W もっと、いまより
作詞作曲:youth case、編曲:BJ Khan
シンフォニック風味を取り入れたポップチューンでけっこう聞きやすい。
★★★☆☆
アルバム未収録

Bittersweet(初回限定盤)(DVD付) Bittersweet(通常盤)(CD)

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43rdシングル GUTS!
14年4月30日
作詞:eltvo・s-Tnk、作曲:SAKRA、編曲:石塚知生
二宮主演ドラマ『『弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』主題歌。全員30代になった嵐が送るVIVA青春ソング。リアルタイムの時には出せない味というかリアルタイムの時って同時にほろ苦さとか切なさも滲み出てくるけど、今作は陽気一直線。久々にポップサイドに全力投球したような楽曲だけに一般受けもかなり良かったものと思われる。体操みたいなサビの振付も印象的だった。
★★★★☆
13thアルバム『THE DIGITALIAN

初回盤のみC/W Fly
作詞:HYDRANT、作曲:YASUSHI WATANABE、編曲:吉岡たく
あまりFlyとか爽快な感じがしないクール系。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W 君が笑えるように
作詞:KOSH・Macoto56、作曲:KOSH、編曲:ha-j
バラード。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W Love Wonderland
作詞:AKIRA、作編曲:AKIRA・U-TA
ワンダーランドって感じの明るいノリ。
★★★☆☆
アルバム未収録

GUTS !(初回限定盤)(DVD付) GUTS !(通常盤)

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44thシングル 誰も知らない
14年5月28日
作詞:mfmsiQ・SQUAREF・John World・作田雅弥、作曲:TAKUYA HARADA・Joakim Bjornberg・Christofer Erixon・BJ khan、編曲:佐々木博史・BJ khan
大野主演ドラマ『死神くん』主題歌。O社で数字を出しても色々なからくりや一極集中ヒットによりファン以外は誰も知らない曲になってしまう昨今、堂々とこのタイトルを持ってこれるのは嵐くらいのものだろう。他のジャニーズ勢ではあまりシャレになってないし、LDH一族や48一派がやれば格好のネタのカーニバルになってしまう。ただこの「誰も知らない」というフレーズは『Lotus』のド頭と全てのサビで登場するフレーズだったので印象被りが…。知らずに『Lotus』を聞いたらそっちが『誰も知らない』という曲だと思ってしまいそう。
★★★☆☆
13thアルバム『THE DIGITALIAN

初回盤のみC/W おかえり
作詞作曲:杉山勝彦、編曲:石塚知生
杉山勝彦だけに安定感があるバラードナンバー。
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W Keep on tryin'
作詞作曲:GK・TOM、編曲:GK
リラックスした雰囲気のシンガロング系ナンバー
★★★☆☆
アルバム未収録

通常盤のみC/W ミラクル・サマー
作詞:Macoto56、作曲:Christofer Erixon・Joakim Bjornberg・川口進、編曲:metropolitan digital clique
まだまだ若いぜ的なサマーポップナンバー。今作もC/Wはバラエティ豊か路線。
★★★☆☆
アルバム未収録

誰も知らない 【初回限定盤】 <cd+DVD> 誰も知らない【通常盤】 <cd>

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