CAST(初回盤2)
No | No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
初1 | 初2 | 通 | |||||
1 | 1 | 1 | DIRTY,SEXY,NIGHT | 鈴木静那 | Josef Melin | Josef Melin,兼松衆 | |
2 | 2 | 2 | Ask Yourself | 川口進,MiNE | MiNE,Marta Grauers | 立山秋航 | 27thシングル 最高1位 売上15.4万枚 |
3 | 3 | 3 | FIRE STORM | 島田篤 | Tommy Clint,島田篤 | 島田篤 | |
4 | 4 | 4 | READY FOR THIS! | KOMU | Takuya Harada,MiNE, Albin Nordqvist |
Albin Nordqvist | |
5 | 5 | 5 | Don't wait | イワツボコーダイ | GRP,イワツボコーダイ | Hiroshi Sasaki | |
6 | 6 | 6 | 願い | Takuya Harada | YOUNG HOLLYWOOD, Takuya Harada |
清水哲平 | |
7 | 7 | 7 | MoonLight | Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera |
Jovette Rivera | ikutaMachine | |
8 | 8 | 8 | One way love | Komei Kobayashi | P3AK,Tony Ferrari | P3AK | 亀梨ソロ |
9 | 9 | 9 | Believe it | 久保田洋司 | KAY,イワツボコーダイ | CHOKKAKU | |
10 | 10 | 10 | vivid LOVE | hartog | Takuya Harada,King of slick | Masayoshi Kawabata | |
11 | 11 | 11 | ツイテオイデ | 岡嶋かな多 | Christofer Erixon, Pius,J.Praize |
Pius | |
12 | 12 | 12 | World's End. | Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera |
Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera |
Jovette Rivera, Maiko Kawabe Rivera |
上田ソロ |
13 | 13 | 13 | Be alive | Laika Leon | King of slick,Laika Leon | 原一博 | |
14 | 14 | 14 | Marionation | 中丸雄一,Ami | 原一博 | 原一博 | 中丸ソロ |
15 | 15 | 15 | Brand New Me | Ms.Mimosa | 川口進,Fredrik Samsson | 井上泰久 | |
16 | 16 | 16 | New Genesis | ma-saya,Komei Kobayashi, Masaki Fujiwara |
STEVEN LEE, Drew Ryan Scott, Tommy Clint |
STEVEN LEE, Tommy Clint, Tetsuya Takahashi |
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17 | 17 | 17 | Unstoppable | HIKARI | King of slick,HIKARI | 立山秋航 | |
18 | 薫 | 浦島健太 | Hiroshi Sasaki | Hiroshi Sasaki | 初回盤2のみ収録 | ||
18 | アイノオカゲ | 村野直球 | 秋浦智裕 | 立山秋航 | 通常盤のみ収録 |
Brass Arrangement:兼松衆(1)
リリースデータ
2018年7月18日 | 初登場1位 | 売上13.9万枚 | Producer:JULIE K. | J Storm |
メンバー
亀梨和也 |
上田竜也 |
中丸雄一 |
KAT-TUN8thアルバム。ベスト盤『10Ks!』から2年4ヶ月、オリジナルアルバムとしては『come Here』から4年1ヶ月ぶり。田口淳之介の脱退に伴い10周年ベスト盤『10Ks!』リリース後の10周年ツアーは3人で行い、ツアー終了後の2016年5月より充電期間と称した活動休止へ突入。メンバー個人の活動を行っていたが、この間にメンバーのCDソロデビューは無く、主に役者業を中心としたタレント活動を行っていて、音楽活動は亀梨がソロで2017年にツアーを行った程度であった(ソロ名義ながらライブタイトルには「KAT-TUN KAZUYA KAMENASHI CONCERT TOUR 2017」とKAT-TUNの名前を入れていてKAT-TUNの亀梨和也である事を強調していた)。2018年1月1日のジャニーズカウントダウンライブにおいて充電完了を宣言して活動再開を発表。冬クールの亀梨主演ドラマ『FINAL CUT』の主題歌に新曲「Ask Yourself」が起用されるも何故か放送期間中に発売されずドラマ終了から1ヵ月が過ぎた4月18日に発売。これが再開1発目、3人で最初のシングルとなり、立て続けに今作が発売され、8〜10月のツアーも発表された。今作にはC/Wは未収録で「Ask Yourself」のみ収録。
初回盤1は全17曲でリード曲「Ask
Yourself」ビデオクリップ&メイキングを収録したDVD付、スペシャルパッケージ仕様(スリーブ)、52Pフォトブック付属。
初回盤2は「薫」を追加収録した全18曲、「薫」CASTingビデオクリップ(3人主演のドラマ仕立てMV)&メイキングを収録したDVD付、チェンジングジャケット2枚付属。
通常盤は「アイノオカゲ」を追加収録した全18曲。
これまで2種発売だったため、オリジナルフルアルバムでの3種発売は初(シングル以外ではミニアルバム『楔-kusabi-』、ベスト盤『10Ks』は3種発売)。また基本的に初回・通常のどちらかに追加収録というパターンだったため、2種揃えないと曲が揃わないのは『cartoon KAT-TUNU You』以来2度目となる(ただしミニアルバム『楔-kusabi-』は3種全て揃えないと曲が揃わなかった)。全曲揃えるには初回盤2と通常盤の2種が必要。今回聞いたのは初回盤2、通常盤。
最初は6人いたのが3人になってしまったというのはけっこう厳しいし、尖ったイメージの強かったKAT-TUNとしては30代を迎えてますます難しいのではないかと思っていた。先行シングル「Ask Yourself」のあまりキャッチーでもないスタイリッシュさはかっこいいけどまあ予想通りといった曲で、この感じで17,8曲もあるフルボリュームなアルバムとなると期待はどうしても下がってしまいがちだったが、実際聞いてみたら予想以上に良かった。基本的にはスタイリッシュな打ち込み路線で、ドラムまで入ったバンドサウンドは「Be alive」、通常盤のみ収録の「アイノオカゲ」だけだが、5人→4人の時期にロック系からシンセ系中心に増えていた流れからすると電子音がギンギン鳴り響くような曲も控えめ。大人っぽいクールさを醸し出しながらも比較的多彩でオシャレな感じの曲が多く、個人的に電子音の鳴りがどぎついほど聞きにくいと感じやすいが、その感覚の中では思った以上に多彩でかなり聞きやすかった。また打ち込み中心とはいえ「DIRTY,SEXY,NIGHT」ではいきなりブラスセクションを取り入れてオシャレな大人っぽさを演出して3人のKAT-TUNのスタートを鮮やかに演出。CHOKKAKU編曲の「Believe it」でもブラスが取り入れられるなど適宜生音も入れているのが好感触。特に「Believe it」は一聴してこのオシャレながら最近あまり聞いてない懐かしい感じのアレンジはもしやあの方では…!?と予想通りにCHOKKAKU。SMAPの時代から外さないアレンジャーCHOKKAKUは今なお健在だった。
それでも曲数が多すぎて流し聞いてしまう曲も出てくるのは否めないが、3人のKAT-TUNは思った以上に魅力的で期待できそうだ。KAT-TUNらしいと感じる要素を多分に残しながらも大人っぽく成長した今のKAT-TUNの魅力を存分に漂わせ、まるで最初から3人でしたけどNANIKA?とでも言わんばかりの自然な仕上がり。3人になってしまった寂しさは全くない。物足りなさも無い。3人になった事でさすがにソロパート回しがかなり増えたが、3人ともかなり頑張っていて3人のボーカルリレーもちゃんとキマっている。正直当初目立っていたのは亀梨・赤西の2トップ+JOKERのラップだったので、ここまで来ると亀梨1強になってしまうのではないかとも思ったけど、3人割とちゃんと平等な印象。
「薫」は初回盤2にしか収録されていないがDVDではドラマ仕立てのクリップが作られるなどボーナスなのかメイン曲なのかよく分からない扱いだが、メロウかつ前向きな応援歌。再始動に向けた決意のようでもあり、30代向けの応援歌のようでもあり(ドラマの内容も幼馴染設定の3人それぞれがそれぞれの進む道で1度挫折しかけるがそのタイミングで新聞やTVで取り上げられた1人の活躍を見て再奮起して成功するというトライアングルが描かれている)、勇気がもらえる1曲。KAT-TUNでこういう前向きさをストレートにもらえる曲は珍しくいい大人になったからこそストレートにやれるようになったのかもしれない。「アイノオカゲ」もストレートに爽やかなロックバンド系で耳に残るし、複数商法対象曲に妙に気合が入っているのはズルい…。
初回盤 通常盤
印象度★★★★☆
2020.8.22更新