プラチナムベスト L⇔R---One of a Kind---

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 REMEMBER 黒沢健一 黒沢健一 5thシングル 最高42位 売上3.1万枚
2 STAND 黒沢健一/
黒沢秀樹
黒沢健一 13thシングル 最高26位 売上3.2万枚
3 GAME 黒沢健一 黒沢健一 10thシングル(カット) 最高10位 売上15.6万枚
4 KNOCKIN' ON YOUR DOOR 黒沢健一 黒沢健一 7thシングル 最高1位 売上134.5万枚
2023年アナログ盤 最高45位 売上0.06万枚
5 NICE TO MEET YOU 黒沢健一 黒沢健一 11thシングル 最高14位 売上10.4万枚
6 IT'S ONLY A LOVE SONG 黒沢健一 黒沢秀樹/
黒沢健一
5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲、7thシングルC/W(カット)
7 LIME LIGHT 黒沢健一 黒沢健一 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲
8 HANGIN' AROUND 木下裕晴 木下裕晴 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲
9 アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック 黒沢健一 黒沢健一 12thシングル 最高27位 売上3.9万枚
10 SOCIETY'S LOVE 黒沢健一 黒沢健一 5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲
11 直線サイクリング 黒沢健一/
黒沢秀樹
黒沢健一 7thアルバム『Doubt』収録曲
12 BYE 黒沢健一 黒沢健一 8thシングル 最高6位 売上22.1万枚
2023年アナログ盤両A面曲
13 木下裕晴 木下裕晴 7thアルバム『Doubt』収録曲
14 DAYS(Alternate Mix) 黒沢健一 黒沢健一 2ndベスト『Singles&More Vol.2』収録Ver.、6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲
15 FLYING 黒沢秀樹 黒沢秀樹 7thアルバム『Doubt』収録曲 黒沢秀樹メインボーカル曲
16 HELLO IT'S ME 黒沢健一 黒沢健一 6thシングル(アルバム同発) 最高10位 売上41.8万枚
17 DAY BY DAY 黒沢健一 黒沢健一 9thシングル 最高15位 売上18.6万枚
18 ブルーを撃ち抜いて 黒沢健一 黒沢健一 7thアルバム『Doubt』収録曲
19 君に虹が降りた〜RAINDROPS TRACES 黒沢健一 黒沢健一 ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』収録Ver.
3rdシングル両A面曲(アルバム同発)

リリースデータ

2015年6月17日 初登場279位 売上0.05万枚 PONY CANYON

メンバー

Lead Vocal&Guitars 黒沢健一
Guitars&Vocal 黒沢秀樹
Bass Guitars&Vocal 木下裕晴

L⇔R6thベストアルバム。通常プレイヤーで再生できる高音質CDのうちポニーキャニオンはHQCDを採用していたが、このたびUHQCDに進化したことを受けてその採用第1弾として企画された『プラチナムベスト』シリーズ10作のうちの1作。L⇔Rとしては02年以来(ポリスターの09年SHM-CD再発を除く)の作品リリースとなった。02年はまだ100位集計でランクインしなかったが、03年以降300位に拡大しており、今作は279位にランクインし、O社チャートへのランクインは活動休止を発表した97年以来となった。2016年に黒沢健一が脳腫瘍で亡くなった際には284位に再浮上した。ポニーキャニオン時代の全シングルA面曲とアルバム曲から選曲されている。「君に虹が降りた〜RAINDROPS TRACES」のみポリスター時代の楽曲だが、ポニーキャニオンで発売した『LIVE RECORDINGS 1994-1997』収録のライブ音源となっている。UHQCDであることを強調しており、CDパッケージにはリマスターを示す言葉が1つも無く、エンジニアのクレジットもないが、ポニーキャニオンのサイトでの商品紹介ではアナログマスターから最新リマスターを行ったと明記されている。

選曲は『Singles&More Vol.2』を基本としており、「僕は電話をかけない」「OVER&OVER」を削除し、Vo.1に収録済みだったので外されていたシングル曲「REMEMBER」と新たなアルバム曲を追加したような仕様。今回も木下曲と秀樹曲を入れたいという意向が見え隠れして、若干それ入るの?感が無いこともないけど、人気曲である「SOCIETY'S LOVE」や「直線サイクリング」なども無事に収録されたのでポニーキャニオン時代のベスト盤としては『Singles&More Vol.2』よりはいい選曲だと思う。

今作のポイントはUHQCDによる高音質化…ではなく(レコード会社はUHQCDアピールに必死でそういうことにしたいようだが)、最新リマスターによる音の変化だ。これが思っていた以上に大きな変化があった。L⇔Rのリマスターとしては『Last Roll-11 years of L⇔R-』『Looking Back-11 years of L⇔R-』でかなり迫力ある音に仕上げていて音量も桁違いだったが、今作ではオリジナル盤発売当時に近いところまで音量を絞っている。これによりギターが引っ込んだ感じがするんだけど、ベースが前に出てきて、しょぼくなった感じではなく全体的に抑えながらも迫力が出ているような上品で綺麗な感じになっている。『Last Roll-11 years of L⇔R-』『Looking Back-11 years of L⇔R-』の迫力ある音が決定盤だと思っていたけど、こういう可能性もあるのか…と考えさせられた。かき消されていた音が聞こえるようになるし。下記のように波形で見るとその違いが良く分かる。


参考:「NICE TO MEET YOU」冒頭部分(Left)の波形比較。

そんなわけでベスト盤としての選曲はポリスター時代のシングルも聞ける『Last Roll-11 years of L⇔R-』が1番であることに変わりはないと思うんだけど、思っていた以上に違いが分かりやすい新たなL⇔Rサウンドが聞ける、というのが今作最大のポイント。これは同じようなリマスターをポリスター時代の楽曲でもやってほしいところだ(09年のSHM-CD化は音源そのままという手抜きだったようだけど…)。

B00W8NQ0N8 

印象度★★★★☆

戻る