Precious Days
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Brighten up your day! | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 45thシングルC/W |
2 | 小さな願い(2024 New Remix) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 43rdシングル 最高6位 売上2.2万枚 |
3 | ベイビー・マイン(日本語Ver) | Ned Washington | Frank Churchill | Anders Dennvik | 2019/3/22配信シングル(※) ディズニー映画『ダンボ』挿入歌カバー |
4 | 君の居場所(Have a Good Time Here) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 45thシングル 最高9位 売上0.9万枚 |
5 | Smiling Days(2024 New Remix) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | オリジナルミックス未発売(2015年CMタイアップでOAのみ) |
6 | Watching Over You Duet with 杏里 |
竹内まりや | 林哲司 | 林哲司 | Peach & Apricot 2021/11/4配信シングル |
7 | 遠いまぼろし | 竹内まりや | 杉真理 | 小泉信彦&杉真理 | |
8 | Subject:さようなら | 竹内まりや | 竹内まりや | 鈴木俊介 | 松浦亜弥へ提供 セルフカバー |
9 | 夢の果てまで | 竹内まりや | 竹内まりや | 増田武史 | 早見沙織へ提供 セルフカバー |
10 | TOKYO WOMAN | BOX | BOX | BOX | |
11 | 旅のつづき(2024 New Remix) | 竹内まりや | 竹内まりや | 牧戸太郎 | 44thシングル 最高3位 売上3.6万枚 |
12 | Coffee & Chocolate | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | |
13 | Days of Love | 竹内まりや | 山下達郎 | 山下達郎 | |
14 | 歌を贈ろう | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 46thシングル 最高10位 売上0.8万枚 |
15 | 今を生きよう(Seize the Day)(2024 New Remix) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 43rdシングル両A面曲 |
16 | All I Have To Do Is Dream Duet with 山下達郎 |
Boudleaux Bryant | Boudleaux Bryant | 山下達郎 | The Everly Brothers(1958)のカバー |
17 | 今日の想い(2024 New Remix) | 竹内まりや | 竹内まりや | 牧戸太郎 | 4th配信シングル 初CD化 |
18 | May Each Day | Morton J.Green &George Wyle |
Morton J.Green &George Wyle |
服部隆之 | Andy Williams(1966)のカバー |
日本語詞:竹内まりや&古垣内麻衣(3)
Strings & Brass Arranged by 牧戸太郎(4)
Chorus Arranged by 山下達郎(9)。Jennifer Lucy Cook(18)
※「ベイビー・マイン」はディスコグラフィー非掲載となり配信シングルにカウントされていない
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
LIVE Turntable 2020年11月20日 Zepp Tokyo | |||||
1 | Don't It Make My Brown Eyes Blue 〜瞳のささやき |
Richard C Leigh | 佐橋佳幸 | 4thベスト『Turntable』DISC-3『Premium Covers』収録曲 Crystal Gayleのカバー | |
2 | 待っているわ | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 3rdアルバム『LOVE SONGS』収録曲 |
3 | September | 松本隆 | 林哲司 | 山下達郎 | 3rdシングル |
4 | 五線紙 | 松本隆 | 安部恭弘 | 山下達郎 | 3rdアルバム『Love Songs』収録曲 |
5 | The Cruel War〜悲惨な戦争 | Noel Paul Stookey& Peter Yarrow |
山下達郎 | Peter,Paul and Maryのカバー スタジオ音源未発売曲 | |
6 | OH NO,OH YES! | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 7thアルバム『REQUEST』収録曲 中森明菜へ提供 セルフカバー 17thシングル『元気を出して』C/W(カット) |
7 | 静かな |
竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 42ndシングル |
8 | 幸せのものさし | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 36thシングル |
9 | All I Have To Do Is Dream | Boudleaux Bryant | Boudleaux Bryant | 山下達郎 | 今作収録曲 The Everly Brothersのカバー 当時スタジオ音源未発売 |
10 | すてきなヒットソング | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 1stアルバム『BEGINNING』収録曲 2ndシングル『ドリーム・オブ・ユー』B面(カット) |
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012 2012年9月2日 山中湖交流プラザきらら | |||||
11 | 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) | 竹内まりや | 竹内まりや | 21stシングル(カット) 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
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12 | 元気を出して | 竹内まりや | 竹内まりや | 15thシングル『夢の続き』C/W、7thアルバム『REQUEST』収録曲 17thシングル(カット) 薬師丸ひろ子へ提供 セルフカバー 初映像化 |
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souvenir again mariya takeuchi
live 2010 2010年12月4日 日本武道館(13)、12月21日
大阪城ホール(16) souvenir 2014 2014年12月13日 大阪城ホール(17)、12月20日 日本武道館(14,15) |
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13 | みんなひとり | 竹内まりや | 竹内まりや | 10thアルバム『Denim』収録曲 松たか子へ提供 セルフカバー 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
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14 | プラスティック・ラブ | 竹内まりや | 竹内まりや | 6thアルバム『VARIETY』収録曲、12thシングル(カット、12インチ) 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
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15 | 駅 | 竹内まりや | 竹内まりや | 7thアルバム『REQUEST』収録曲 中森明菜へ提供 セルフカバー 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
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16 | 人生の扉 | 竹内まりや | 竹内まりや | 10thアルバム『Denim』収録曲、35thシングル両A面曲(カット) 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
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17 | いのちの歌 | 竹内まりや | 村松崇継 | 39thシングル 最高10位 売上3.2万枚 茉奈
佳奈へ歌詞提供 セルフカバー 一般向け配信ライブ『LIVE Turntable Plus』追加映像 |
リリースデータ
2024年10月23日 | 初登場1位 | 売上23.8万枚 | Produced by 竹内まりや&山下達郎 | ワーナー |
竹内まりや12thアルバム。『Turntable』からは5年1ヶ月ぶり。オリジナルアルバムとしては『TRAD』から10年1ヶ月ぶり。『TRAD』以降2015年はベルメゾンCMソングとして「Smiling Days」を発表していたが未発売で新曲発売が無かった。『Turntable』DISC-2『Mariya's Rarities』に43rdシングルC/W2曲(「声だけ聞かせて」「シャンプー」)は収録済みでこの2曲とカバー3曲を除く2016年以降発売されてきた楽曲を全て収録。2019年までにリリースされた既出シングルは全て2024 New Remixとなり、それより後にリリースのシングル(「Watching Over You」、45th、46thシングル)はそのまま収録されている。また「Smiling Days」はオリジナル未発売のままだったが最初から2024 New Remixで収録された。
「Watching Over You」は竹内まりやと杏里によるユニットとして当時Peach & Apricot名義で配信されたが、今作ではライナーでユニット名Peach & Apricotに触れているものの曲名の表記にユニット名は無く、"Duet with 杏里"と書かれているのみ。「Subject:さようなら」は提供相手である松浦亜弥バージョンの編曲が抜群にカッコよかったという理由でそのままの同じアレンジを採用、松浦亜弥がコーラスで新規参加しており、コーラスレコーディングは夫であるw-inds.橘慶太が担当している(ライナーに録音の手伝いで参加した旨が書いてあるほか、13名が記載されているRecording Engineerクレジットの最後にもしっかり橘の名前を表記)。「夢の果てまで」も早見沙織バージョンと同じ増田武史のアレンジとなっているがこちらはサビのコーラスに早見沙織と山下達郎も参加してひと味変えたとされる。
デラックス盤にはライブ映像集『Precious
Live Collection』付属でBlu-ray付、DVD付の2種。共に8800円で価格差は無い。EPサイズのスリーブケース&デジパック仕様。『Precious
Live Collection』の歌詞ブックレットもCD歌詞ブックレットとは別で付属する。
通常盤はCDのみ。
アナログレコードは2枚組LP/180g重量盤の完全生産限定。
カセットテープは完全生産限定。
ツアーで多忙な山下達郎の負担軽減のためとして今作では適宜他のアレンジャーも積極起用。その一方で「Days of Love」ではMOON移籍以降では初となる作詞が竹内まりや、作曲が山下達郎という1981年の「ウエイトレス」以来となる試みも。また一部作曲も委託したり、カバーを挟んだりもしているがこの結果最大級の18曲の大ボリュームとなった。洋楽カバーは『Turntable』で散々やっていたし、新曲が足りなくて埋め合わせというわけでもないのにアルバム終盤に2曲も増量しなくても…というのはあるけど、それよりも10年ぶりなので大満足なボリュームにしたかったという事だろう。
ごく自然体の日常を彩るポップスという良くも悪くも"普通"とか"王道"を極めに極めたようなアルバム。作風的にはほとんど過去にどこかで聞いたことがあったような曲が多い。特に1曲目に持ってきた「Brighten up your day!」が朝の情報番組テーマ曲タイアップなので必然的に「毎日がスペシャル」と近い系統になってしまっていて余計にそう感じる。『Bon Appetit!』で当時の若者向け映画ドラマタイアップが続いたところから『Denim』で一気に渋くなったというか同世代向け、年相応の方向性に落ち着き、前作『TRAD』もそのような自然体に年齢を重ねる方向性だったのが、70歳手前となった今作ではもう1周して往年の路線に回帰して雰囲気的には老成するより少し若返った感もある。若返ったというか年齢をあまり意識しなくなったというか。「人生の扉」「うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」「いのちの歌」のような熟年世代以降に特に突き刺さるような歌詞の更に年齢を重ねた先の境地、老境に至った曲は今作には無いと思うし、おばあちゃん感も無い。その分間口は広く「歌を贈ろう」に参加した生田絵梨花のような20代の若者でも普遍的なポップスというものの良さを十分に感じられるだろう。過去を越える傑作というわけではないが、期待通りな良作。
『Precious Live
Collection』
「LIVE Turntable」は先行シングル『旅のつづき』封入のハガキに『Turntable』の応募券を貼って応募するW購入者抽選で2020年4月18日Zepp
Tokyo、4月24日Zepp Nambaでの開催を発表していた(当選者限定なのでチケット代はかからないがライブハウスなのでドリンク代600円は徴収)。当選者への招待状送付までは済んでいたようだが、緊急事態宣言真っ只中となり、あえなく4月6日に11月延期を発表、8月に中止を発表、9月に代価案として配信にする意向を発表。以降は当選者向けにメールで案内があったようだが実際に当選者向けに配信が行われたのは2021年2月だったようだ。今作には11月20日Zepp
Tokyoとあるので当初延期した大阪公演の予定日に改めてZeep
Tokyoへと会場を戻して収録したということか。なおこの時点でもまだ見通しが甘かったようで2020年11月には2021年4〜5月までの全国アリーナツアー「souvenir2021」を大々的に発表して『souvenir the movie』にチケット先行予約を封入していたが、結局2021年1月にツアー中止を早々に発表。その代わりのように本来ツアーが行われる予定だった2021年4月になって2021年5月29日に一般配信ライブ「LIVE
Turntable Plus」を行うと発表。6月11〜13日にはアンコール配信も行われた。
「LIVE Turntable Plus」は「LIVE Turntable」の内容に過去の未発表ライブ映像を加えた内容で、今作にはその「LIVE Turntable Plus」から抜粋収録したものとなる。その内訳は"Plus"に相当する過去の未発表ライブ映像は6曲全て収録、加えて初収録の「元気を出して」もさらに追加されているが、「LIVE Turntable」本編からは6曲カットとなっている模様。
女性コーラスが入れ替わっている以外は最古の2010年のツアー映像からバンドメンバーは全員固定。竹内まりやというか山下達郎のツアーバンドをそのまま使っているので、実は2012年山中湖交流プラザきららの野外フェス出演映像は竹内まりやとしての出演ではなく、山下達郎として発表されていたステージ。サプライズゲストとして竹内まりやが登場して2曲披露したという流れだったらしい。曲自体は定番だが、映像自体は貴重だ。
「LIVE Turntable」は前述のように当選者限定のライブで、その後にツアーを予定していた事からもいつもの王道定番曲だけでなく、『Turntable』収録曲を織り交ぜた通常よりやや地味めな選曲にしていたようだ。最初で最後のライブ映像になりそうな曲も多い。フルバンド編成やアコースティック編成、ピアノ弾き語りなど見せ方も工夫されていて安定感がある。
2010、2014ツアー映像は『souvenir the movie』に続いて細切れ小出し利用となるが、今後も続きそうだなぁ…。「人生の扉」のライブ映像ってこないだも見たじゃん…と思ったら『souvenir the movie』と『いのちの歌 (スペシャル・エディション)』のは2014年で、今回は2010年としっかり分けていて被らないようには気を遣っているようだ。
デラックス盤Blu-ray付 デラックス盤DVD付 通常盤 アナログ盤 カセット
印象度★★★★☆
2024.12.25更新