Mr.Children 2015-2021 & NOW
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Produced by | 備考 |
1 | Starting Over | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 18thアルバム『REFLECTION』収録曲 |
2 | fantasy | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 18thアルバム『REFLECTION』収録曲 |
3 | ヒカリノアトリエ | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 36thシングル 最高1位 売上16.2万枚 |
4 | himawari | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 37thシングル 最高1位 売上16.3万枚 19thアルバム『重力と呼吸』収録Ver. |
5 | here comes my love | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 7th配信シングル、19thアルバム『重力と呼吸』収録曲 |
6 | SINGLES | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 19thアルバム『重力と呼吸』収録 |
7 | Your Song | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 19thアルバム『重力と呼吸』収録 |
8 | 皮膚呼吸 | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 19thアルバム『重力と呼吸』収録 |
9 | Birthday | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children, Steve Fitzmaurice for 365 Artists & Ken Masui for EDGEof/SoKen-BishaSKB |
38thシングル 最高2位 売上9.9万枚 |
10 | Brand new planet | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children, Steve Fitzmaurice for 365 Artists & Ken Masui for EDGEof/SoKen-BishaSKB |
20thアルバム『SOUNDTRACKS』収録曲 |
11 | others | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children, Steve Fitzmaurice for 365 Artists & Ken Masui for EDGEof/SoKen-BishaSKB |
20thアルバム『SOUNDTRACKS』収録曲 |
12 | Documentary film | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children, Steve Fitzmaurice for 365 Artists & Ken Masui for EDGEof/SoKen-BishaSKB |
20thアルバム『SOUNDTRACKS』収録曲 |
13 | 永遠 | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 9th配信シングル 初CD化 |
14 | 生きろ | 桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 新曲 |
Perfomed by ヒカリノアトリエ(3)
桜井和寿(Vocal & Guitar)/田原健一(Guitar)/中川敬輔(Bass)/鈴木英哉(Drums)/
SUNNY(Keyboards & Back Vocal)/山本拓夫(Sax & Flute)/西村浩二(Trumpet)/ICCHIE(Trumpet)/小春(チャラン・ポ・ランタン)(Accordion)
何故かシングル時に記載のなかった西村浩二(Trumpet)がメンバーに追加されている。
English Lyrics/Translation by Ken Masui(8)
Orchestration Arranged by 桜井和寿&四家卯大(1)
Orchestration Arranged by 桜井和寿&世武裕子(5)
Orchestration Arranged by 桜井和寿&弦一徹(4)
Strings Arranged by Simon Hale(9,10,12)
Horns Arranged by Simon Hale(11)
Strings & Horns Arranged by Simon Hale(11)
Orchestration Arranged by 小林武史&四家卯大(13)
Strings & Horns Arranged by 桜井和寿&Simon
Hale(14)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | Produced by | 備考 |
1 | youthful days 『Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 21stシングル |
2 | HERO 『Mr.Children [(an imitation) blood orange] Tour』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 24thシングル |
3 | くるみ 『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "IU"〜FINAL IN TOKYO DOME〜』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 25thシングル両A面曲 29thシングルC/W(「くるみ-for the film-幸福な食卓」)の原型アレンジ |
4 | Sign 『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "IU"〜FINAL IN TOKYO DOME〜』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 26thシングル |
5 | Worlds end 『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 12thアルバム『I U』収録曲 |
6 | しるし 『Mr.Children"HOME"TOUR 2007〜in the field〜』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 29thシングル |
7 | フェイク 『Mr.Children"HOME"TOUR 2007〜in the field〜』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 30thシングル(限定) |
8 | GIFT 『Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 32ndシングル |
9 | HANABI 『Mr.Children TOUR 2015 REFLECTION』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 33rdシングル 最高1位 売上49.0万枚 |
10 | エソラ 『Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE-in the field-』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』収録曲 |
11 | 365日 『Mr.Children TOUR 2011"SENSE"』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children&小林武史 | 16thアルバム『SENSE』収録曲 |
12 | タガタメ 『Mr.Children Stadium Tour 2015 未完』 |
桜井和寿 | 桜井和寿 | Mr.Children | 11thアルバム『シフクノオト』収録曲 |
初回盤DVD
『Mr.Children -NOW-』TALK & DOCUMENTARY
リリースデータ
2022年5月11日 | 初登場1位 | 売上26.3万枚 | TOY'S FACTORY |
メンバー
Vocal&Guitar | 桜井和寿 |
Guitar | 田原健一 |
Bass | 中川敬輔 |
Drums | 鈴木英哉 |
Keyboards | 小林武史(2,13) |
Mr.Children6thベストアルバム。00年『Mr.Children 1992-1995』『Mr.Children 1996-2000』、12年『Mr.Children 2001-2005<micro>』『Mr.Children 2005-2010<macro>』の続編で今回も2作同時発売。この期間のシングルCD3作から3曲と3作のアルバムから収録。加えて新曲2曲を収録。「永遠」は4月に先行配信されていた。「ヒカリノアトリエ」がアルバム初収録。ベスト盤においてアルバム初収録曲、新曲が収録されるのは6作目にして初となった。38thシングル両A面「君と重ねたモノローグ」、配信シングルでは「turn over?」が未収録。また18thアルバム『REFLECTION』収録曲は『Mr.Children 2011-2015』からまたがって収録されている。DISC-2は『Mr.Children 2001-2005<micro>』『Mr.Children 2005-2010<macro>』収録曲のライブ音源を収録。いずれも映像作品として発表済みのライブのCD化となる。初回盤はメンバー4人が近年とこれからを振り返るトーク映像&新曲の制作ドキュメントを収録したDVD付。
前4作のベストに掲載されていたヒストリー解説と楽曲解説は今作では掲載されていない。年表とディスコグラフィー(CD/映像)は今作の期間のみを掲載。18thアルバム『REFLECTION』はこちらには記載せず、配信シングルも掲載していないため掲載CDがシングル3作、アルバム2作しかない。DISC-1のリマスターはGAVIN LURSSEN、DISC-2のマスタリングは内田孝弘が担当。
初回盤と通常盤の初回プレス分封入のIDを入力すると特設サイト『SPECIAL ENTRANCE 2』でいくつかの特典映像を視聴できる。今作ではFC限定配信のラジオ番組の一般公開映像版として2021年末に1週間限定でYouTubeで公開していた『誰も得しないラジオ(仮) Special』(4人のトーク+SUNNYを加えた「箒星」「Drawing」「君が好き」スタジオライブ)、2021年9月18,19日に開催された『B'z presents UNITE #01』から「others」「Brand new planet」「innocent world」、2022年4月8,9日に開催されたFC限定ライブ『FATHER&MOTHER Special Prelive エントランスのエントランス』から「Any」、最初期の日清パワーステーションでのライブ映像「君がいた夏」を視聴できる。期間は発売から1年限定で2023年5月9日まで。
ライブ音源のプロデュース表記は05年のツアーでは最終日アンコールで演奏した「Sign」のみ小林武史が登場してそれ以外は参加していないのでProduced by Mr.Children&小林武史になっている曲で「くるみ」のみ小林武史が演奏参加していない。
クレジットに当時と異なる怪しい箇所がいくつかある。
・「fantasy」はProduced by Mr.Children、小林武史はキーボード演奏のみの表記だった(「FIGHT
CLUB」も同様)が今作ではProduced by Mr.Children&小林武史にされている。
・ヒカリノアトリエのメンバークレジットにしれっと西村浩二(Trumpet)が追加されている。
今作の時期はほとんど小林武史が関わっていないのでロックバンド色が強くなったのが特徴だが(いかにもコバチルバラードになりそうな曲調の「here comes my love」のバンドサウンドが力強いというのが分かりやすい部分)、ピアノやストリングス導入は小林武史の影響だけでもなかった事も同時に分かってくるくらい結局入れまくっている。入れた時のバンドとのバランスの取り方に腐心してきたというのは1つの裏ストーリーとしてあると思う。1番最初は小林武史に代わって桜井が四家卯大と組む(「足音〜Be Strong」)、外部アレンジャーに委ねる(「忘れ得ぬ人」)という試みは『Mr.Children 2011-2015』に収録されていたが、ヒカリノアトリエという新たなバンドを組んでみたり、弦一徹、世武裕子(ストリングスだけでなくピアノとしても)、そして田原さんの提案による海外レコーディングでのSimon Haleと環境を変えており、言われてみれば確かに時期ごとにストリングスとバンドの存在感は異なる。久々に小林武史を招いた「永遠」がギター窓際のコバチル全開ど真ん中である事も相まって、組んだ相手ごとの特色は比較的分かりやすく聞き比べできる。こうして並べるとやはり『SOUNDTRACKS』期のSimon Hale体制での音作りはこれまではとは一線を画してかなり新鮮な響きである事が改めて分かる。新鮮すぎたせいか兎にも角にもでストリングス入れ過ぎたのは否めず、「生きろ」もバンドレコーディングは国内で済ませ、その音源を送って中継しながらストリングスレコーディングをメンバーが見学するという形を取っていたようだが結局ストリングスなのである。「永遠」との比較はしやすいが、曲自体はミディアム〜バラードがますます多くなってしまい、どうしても似たり寄ったりにはなってしまう。いきなり今作を聞いても結局バラードとストリングスまみれで、先のストリングスの入れ方の変遷を繊細に感じ取るリスナーは実際さほど多くないのが実情と考えると、ファンが思う以上にビミョーな1作になっているのかもしれないとは思う。
個人的にはそれなりに刺激的な期間ではあったと思うし、好きな曲も多いがそれでもやはりミディアム〜バラードが多すぎるのは否めないし、「SINGLES」「皮膚呼吸」「others」辺りもいい曲ではあるが今までだったらわざわざベスト盤に選曲されるほどだったとは思えず、ベスト盤としては層が薄くなってしまっているのも否めないところではある。
「永遠」と「生きろ」に関してはドマンネリコバチル「永遠」と新鮮サウンドではあるが正直ドラムがスカスカすぎる「生きろ」どっちもどっちといった感じではあるがそれでもコバチルよりはスティーブ…といったところか。NOW、そして50年を目指すというからにはもう少しこの先に期待できるような違う系統の新曲が聞きたかったところではある。
Mr.Children 30th giving 2
「Worlds end」や「フェイク」などの勢いのあるロック系も選ばれているもののやはりバラード多め。「365日」とかライブ音源で聞いてもそんなにライブならではの何かが出るような曲ではないと思うので「優しい歌」「箒星」「擬態」「fanfare」辺りを収録してほしかったところ。アンコールで初めて小林武史がキーボードプレイヤーとしてゲスト参加したという「Sign」、同ツアーながらライブ音源に小林武史は参加していないがこの「くるみ」が「こばみくるみ-for
the film-幸福な食卓」の原型となっていたりと重要なトピックになっているライブ音源もあったりするのは聞きどころか。
『Mr.Children -NOW-』TALK &
DOCUMENTARY
THENの方でもだいぶ喋っている印象だったが、こちらでは冒頭からここ数年の活動内容の整理と説明を田原さんが1人で進行、説明。「誰も得しないラジオ(仮)」のアイデアもそもそもが田原さん発案だったようでかなり積極的に企画も喋りもやっていこうという姿勢が感じられる。しかしここまで4人の中でリードして話を進める姿なんて想像がつかなかった。30周年にして田原さんが中心でトークを展開するって物凄い貴重映像なのでは…。後半は新曲の制作ドキュメントも出てきてメンバーも色々語っているので2曲のスタイルの違いなどの理解も深まる内容。
印象度★★★★☆
2022.6.12更新