GREEN FLASH/CHIAKI

2022年6月3日
配信限定

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1996~2000年に活動したポケットビスケッツからソロ歌手へ転向し引き続き東芝EMIでシングル4枚、アルバム2枚リリースするも売上が激減して契約終了となっており、20年ぶりの新曲とされている。企画的なCDリリースはその後も少し続いていて、2010年にET-KINGのシングル「はじまりの言葉 feat.千秋」に参加したりはしていたが、20年ぶりというのはそういった企画やゲストではない2002年4月の2ndアルバム『PINK』以来という事だと思われる。

千秋本人は長く歌手活動に未練を残しながら需要が無いからと封印した状態にあったが、ポケットビスケッツとしては2018年の24時間テレビに3人で出演が実現、2019年にはソロでNHK「うたコン」に出演してポケビ時代の曲を披露していた。こういった動きもあってインスタで歌手への思いを語ったところ反響があり、2020年には「千秋の歌YouTube」を立ち上げ、本格的に歌手復帰とポケビ復活へ向けて自ら動き出し、ポケビ時代の作編曲者であるパッパラー河合も快諾して2人での音源制作を行っていた模様。

Amazon Musicでは何故か「佐藤千明」名義に間違えて登録されていたが後に修正された。

GREEN FLASH

作詞は千秋、作曲はパッパラー河合とされているが編曲やオケ制作もパッパラー河合によるものと思われる。目標としてポケットビスケッツ1度だけでも復活を掲げている事、歌手としての成功経験であり大事な思い出である事もあって50歳越えても真っ向勝負でポケットビスケッツ的な作風に挑んだような勢い溢れる楽曲。ポケビ時代よりもやや音に古さを感じるというか1人オケ制作感が強い気もしなくもないが気にならない程度。YouTubeでのセルフカバーもしているのでその時点で判明していたが、声が衰えてなくてまだまだ高音がドーンと出るというのは凄い。このためポケットビスケッツがそのまま再来したかのような、ポケットビスケッツを懐かしく思うリスナーには確実に突き刺さる1曲になっていると思う。1996年~2000年3月の武道館は小6~中3の終わりまでに個人的には該当し、あの日、ポケットビスケッツ伝説のラスト武道館を見届けた観客の1人として素直に嬉しいし感慨深い

あの頃署名した人たちに届くといいなぁ…。と、言いつつ「POWER」以降のCDは買ってるんだけどあの100万人署名は参加してなかったりして(小学生だったらあったかもしれないけど中2くらいになるとさすがに周囲でそういうの回ってこなかった)…。
★★★★☆

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